古代氏族カモ・ムゲツ氏をめぐる風景

  • 2019年12月18日

 本年最後となる12月の「おとなの夜学」はロマンあふれる古代のお話。道三・信長のころの美濃はよく注目されますが、それ以前となるとなかなか知られていません。美濃地方に残された"加茂"や"武儀・武芸"、"郡上"などの地名には古代、ヤマト王権とも繋がりの深いムゲツ氏が、岐阜の地を営みの拠点にしていたことが偲ばれます。
 講師は考古学が専門の尾関章さんに来ていただきました。日本書紀や正倉院文書など、様々な文献に名前が登場するムゲツ氏、はたしてどんな氏族なのでしょうか。古い文献からムゲツ氏の正体につながる手がかりを見つけ出す尾関さんのお話にどんどん引き込まれていきます。

 わたしたちが今暮らしている岐阜。戦国時代は乱世の中心でしたし、関ヶ原の戦いをはじめ、壬申の乱や青野原の戦いなども岐阜で起こったことです。この場所に深い歴史と先人たちのさまざまな営みが無いはずがありません。連綿と引き継がれてきた歴史の積み重ねが今につながっていることを実感しました。

 岐阜市民として誇らしかったのは、美濃(ミノ)の「ミ」はミカドやミコトの「ミ」という説。私は恥ずかしながら権威をありがたがる俗物ですので「美濃の「ミ」はミカドの「ミ」なんだぜ?」と誰かに自慢してやろうと思った今回のおとなの夜学でした。

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