ライブラリーオブザイヤー2022大賞を受賞して
2022/12/02
全国に公共図書館は3千館ほどありますが、多くの図書館員がめざす賞に「ライブラリーオブザイヤー」(NPO法人知的資源イニシアティブ)があります。これからの図書館のあり方を示唆するような先進的活動を行っている機関が賞の対象です。
この度、今年度の最終選考会が東京で開催されたのですが、そのライブラリーオブザイヤー2022の大賞に「みんなの森 ぎふメディアコスモス」が選ばれました。
私がもっともうれしかったのは、図書館単体ではなくメディアコスモス全体での受賞となったことです。館に集まる多様なひと・もの・ことをつなぎあい、複合から融合へとメディアコスモスを成長させて来たプロセスが評価されたと考えるからです。
今回の受賞理由には「図書館と市民活動を軸に地域の可能性を追求する複合文化施設」とあります。「子ども司書の育成」もそうなのですが、市民協働事業で始めた「おとなの夜学」が「シビックプライドライブラリー」開設へとつながり、それが岐阜の魅力情報を集約したエリアである「ぎふ古今(シビックプライドプレイス)」へとさらに進んでいます。
市民のみなさんとともに、地域の魅力と可能性を掘り起こしながら、みんなの森を共創して行くプロセスをこれからも大切にしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。