1文字違いで大違い

  • 2017年2月12日

青:皆様こんにちは。2月も半ばを過ぎようとしている時期。今回のブログは既にバレンタインネタは済んでおりますので、
  「不定期更新!今月の祝日コーナー」でもやろうかと。
白:なんですか急に、やるなら1月からやるべきでは?
青:これ不定期更新だから。いつやるかはこっちの気分次第、もといネタに困ったときだから......
青:さて、気を取り直して始めていきましょう。皆様もご存知の通り日本国における国民の祝日は年16日、
  その中で今回は2月にある「建国記念の日」についてお話しましょう。時に白氏、建国記念の日ってどんな日か知ってる?
白:えー、そのまま日本ができた日じゃないんですか?だから建国記念日って名称なのでは?
青:大筋ではその通りであってるよ。そして君はとてもいいことを言った。
  「建国記念の日」と「建国記念日」の違いってわかるかな。
白:え、一緒じゃないんですか?助詞が入っただけですよね。
青:そう見えるけど実はこの一文字があるのと無いのでは大違い。大雑把に説明すると建国記念の日は
  「建国されたという事」を記念してお祝いする日、建国記念日は「建国されたとする日」を記念してお祝いする日なわけ。
  だから建国記念日だと2月11日に日本が出来たってことになってしまうから「の」が入ったんだよ。
白:それじゃダメんですか?
青:ダメというかすんなりとは事が運ばないかな。今まで何度も「建国記念日」として法案が出されていたけど、
  出されるたびに反対意見が出て悉く廃案。
  でも国民としては他の国みたいに建国記念日が欲しいのである!という声が多くて、
  それなら「建国そのもの」を祝えばよいのでは?ということで建国記念の日が出来たのでした。
白:確かに国の成り立ちについてだから適当なことできませんもんね。で、なんで2月11日なんですか?
青:その日は日本初代の天皇である神武天皇が即位した日を今の暦にあわせた日なんだよ。
  もともと建国記念の日が制定される前、戦前には2月11日に紀元節という祭日があって、記念日の由来としては今説明した通り。
  でもこれは戦後GHQによって廃止になる。(いろいろあった)その後日本が徐々に立ち直っていくなかで、
  やっぱり建国記念日欲しいよねって声が広まって紀元節だった日を建国記念の日として制定。めでたしめでたし
  補足を入れると、記念日反対派の意見としては件の神武天皇についての資料が非常に少なくて確定情報ではないから。
  日本書紀にも即位について記されてはいるけど神話の登場人物だし
  そもそも実在したの?してないの?論争が今も決着ついてないくらいあやふやな天皇だから、反対派としては
「いつかはっきりしないのに建国日決めるなよ」というわけ。以上、今日の豆知識おわり!
白:難しすぎてほとんど聞いてませんでしたがそういうことだったんですね!
青:次回はついに緑氏が帰ってくるそうです。おかえりなさいまし。