長良川大学講座「読み聞かせ教室」(2回連続講座)を3月3日(金)と17日(金)に開催しました。お子さんに絵本を読んであげるとき、どんな絵本を選んだらいいのか、どう読んであげたらいいのか知りたい、という方のための講座です。
東海学院大学短期大学部教授の杉山喜美恵先生を講師にお迎えし、第1回目の講座では「本の選び方、読み聞かせの方法」について学び、第2回目では「読み聞かせ実践」を行いました。
第1回目の講義では、どんな本が何歳の子どもに適しているのか、それはなぜなのか、子どもの発達に合わせた絵本の選び方などをわかりやすく説明していただき、みなさん納得の様子でした。実際に杉山先生が絵本を読み、お手本を見せてくださると、一緒に参加している子どもたちも絵本の世界に引き込まれていました。
第2回目の講座では、1回目の講義のおさらいをしたあと、実際に絵本選びを体験。たくさんある本のなかから、みなさん悩みながらの絵本選びです。先生にたずねたり、図書館の司書に手伝ってもらったりしながら、それぞれ3~4冊の本を選びました。最後には、参加者のみなさんで、お互いに選んだ絵本を紹介しあいました。
講座が終わったあとも、会場に残って先生に質問したり、読み聞かせに関する悩みを相談したりするお母さんの姿が。参加者のみなさんからのアンケートでは、「日頃、疑問に思っていたことが講座の中でわかりました。」「ついつい子に対して押し付けがましくなってしまっていないか、自省するよう気を付けたいです。」「子どもと絵本を楽しむ時間をこれからも大切にしようと思いました。」など、いろいろなお声をいただきました。
この読み聞かせ教室のなかで、先生は絵本を「最後まで読まなきゃ」「順にページをめくらなきゃ」とは考えないでほしいと言われました。「絵本を通して、子どもとどうコミュニケーションをとるかが大切です」とのお言葉がとても印象的でした。今回、参加してくださったお母さんとお子さんが、絵本を通して、楽しい思い出の時間をたくさん作っていってくださることを願っています。