7月18日に開館2周年を迎えたメディアコスモスの岐阜市立中央図書館に、益川名誉館長がメッセージをくださいました。
小学生のころ、益川さんは本がぎっしり詰まった図書館の棚から抜き出した本のページをめくっているとき、今まで感じたことのない胸の高ぶりを覚えたそうです。
1冊1冊、すべてをじっくり読まなくても、理解できないところがたくさんあってもいいのです。これは違うな、と思ったらやめて違う本を読めばいいし、それを繰り返しているうちに、きっと「これはおもしろい!」というものに出会えるのかもしれません。
図書館を利用される方の中には、自分は何に向いているのか、自分は何を持っていて、それをどうやってこれから生かしていけばいいのか、それがわからずに悩んでいる方もいるかもしれません。たくさんある図書館の本たちが、「人生の案内人」としてあなたの中に眠っている『素敵な何か』を呼び覚ましてくれることを願っています。