長良川大学講座 朗読教室を平成30年5月21日(月)から7月2日(月)の間、全6回の講座として開催しました。
初心者の方が対象でしたので、題材を読みながら発声の仕方や間の取り方などの朗読に必要な基本的な技術を学ぶことから始まります。
今年度の題材は、2016年に本屋大賞を受賞した『羊と鋼の森』。 この作品は6月に映画も公開された話題作。穏やかであたたかく、優しい文章が心にしみる作品です。
そして、講師はフリーアナウンサーの前田幸子先生です。 チャーミングで、笑顔がとっても素敵な方です。
講座に参加したきっかけは「朗読のドラマを見て」「『羊と鋼の森』が気になって」など最近話題となったものに惹かれた方が
何人もいました。自己紹介ではこの講座にかける意気込みが皆さんから伝わってきます。
はじめは人の前で声を出すことに緊張されていましたが、明るく気さくな先生の声かけで場の雰囲気がとても和みます。すると少しずつリラックスでき、声が前に出るようになりました。
講座では「間の取り方が勝負」「明暗や緩急をつける」「上手に読もうとせず、心で読む」など朗読についての的確なアドバイスをいただきました。間の取り方では、ドアを開ける音やピアノの音などの効果音を取り入れて、動作を感じながら間のとり方を考え、身につけていきました。
また、録音した声を自分で聞き、「自分の声はこんな声だったのか」と驚いたり、発音の癖をみつけたりしました。
講座の最終日では、4つのグループに分かれての発表会です。
皆さんがそれぞれ持ち味を出しながら、朗読され、聞いていた私たちもわくわくしました。 朗読を終えた直後に「バッチリだった!」と私たちスタッフに声をかけて下さる方も...。
講座終了後には、「毎回朗読教室の時間が楽しみだった」「発表会は緊張したが楽しかった」「朗読をもっと続けたい」といった声が聞かれました。朗読することの楽しさを知っていただけたようで嬉しかったです。
参加していただいた皆さん、ありがとうございました! あっという間の6回でしたね。 ブログ読者のみなさんも、朗読する楽しさを味わってみませんか? 次回はぜひご参加を!