新年第1回目の「小さな司書のラジオ局」収録がありました!

  • 2019年1月31日

 昨年夏の子ども司書養成講座で20人の4期生が生まれ、はや半年。
子ども司書が毎月作っているラジオ番組、「小さな司書のラジオ局」の番組作りに、先月から4期生も加わりました。月に2回、第3日曜と第4日曜にあつまって番組作りをしています。1月27日の日曜日、4期生にとって2回目の収録日を迎えました。

 テーマは「男子⇔女子へのギモン」と、「みんなのまわりの都市伝説」。
3期生ひとり以外は全員4期生ということで、どうなるだろう!?とドキドキしながらの本番です。
「男子⇔女子へのギモン」チームは、女子は筆箱をどうしてあんなにしょっちゅうコロコロ変えるんだろう?という男子からの素朴な疑問や、男子ってどうして教室の後ろでいつも騒いでいるの?という女子からのギモン。それぞれ本音をぶつけ合いました。
 都市伝説のチームは図書館の本で調べたり、知っている怖い話をいくつも紹介。
「どうやったら怖さが伝わる?!」とみんなで考え、しゃべり方や間のとりかたを工夫したりしました。
お客さんが笑ってくれたり、うなずいてくれたり、反応のよさに達成感を感じた子も多かったのではないでしょうか。
これからもみんなで助け合い、楽しんで番組を作っていってほしいなと思います。2019年も子ども司書の活躍にご注目ください!

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 そして中学生チームは企画会議の日、ある特別なワークショップをカンチョ-と実施していました。
昨年末、YA(ヤングアダルト)エリアの談話のへやにブックスタンド付きの大きな黒板が登場しました。
これからこの黒板を使って、どんなことができるだろうか、この部屋がどうすればYA世代のみんなにとって居心地のいい場所になるだろうか、ということを考えていく第一歩として実施したワークショップでした。
  自分の好きな本を、自分の好きなように集めた自宅の本棚と違い、図書館の本は手に取っただれかを勇気づけるかもしれない。笑顔にできるかもしれない。
 だから、ただ自分が好きだから、という理由ではなく、「こんな人に読んでほしい」とおススメしたい相手を思い浮かべて本を選びます。そして黒板に取り付けたブックスタンドにその本を置き、それぞれどんな思いでその本を選んできたのか自分の言葉で語り、黒板に言葉をのせていきました。
 それを見ていた子たちのコメントも黒板に描かれ、1冊の本から生まれた思いが言葉となって生き生きと育ち、黒板を彩ります。
大切な本を一人で読むのも楽しいけれど、みんなで言葉を交わすと思いがけない化学反応をおこし、もっと面白いことが待っているのかもしれない。そんなことを予感する時間となりました。
 この部屋のこの黒板はいずれYA世代のみなさんが自由に使っていただくことのできるものになる予定です。この部屋からたくさんの言葉が生まれ、YA世代がことばを交わしあい、ともに読むことを楽しむ場所となっていってくれたらうれしいです。

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