【館長よりメッセージ】

  • 2019年11月 5日

 今度は図書館で何をクロストークするの?と思われる方もいるかもしれないので、少しお話をさせていただきます。

 高橋博之さんは、3.11の後、激烈に生き方を変えてしまったひとです。魚や野菜やお肉まで食べ物が付録につく月刊情報誌(東北食べる通信)の発刊です。岩手に住んでいたその頃、彼に被災されたまちで一緒に対談してくれと頼まれました。なぜ? だって吉成さんは下りていく生き方の代表みたいなもんでしょと電話口で真面目に言う高橋さんが僕には印象的でした。下りていく意思はないと自分では思ってたので、僕は違うよ~と笑って返したのですが、その時は予定が合わず残念ながら対談は実現できませんでした。
 でも今回やっとここ岐阜で実現できます。下りていくとはどういうことなのか。今は少しわかる気がします。自分の中の自然に目覚めて生きる(これは服部さんの著書タイトルですね)だと思うからです。
 服部みれいさんも、内沼晋太郎さんも、みなそういう意味ではそれぞれの分野で下りて行く生き方をされてる方という気がします(違うかな)。下りていくとは何なのだろう。東京を目指さない? やみくもな経済成長を追いかけない?
 岐阜で楽しく自分らしく暮らしたい。 地元で活躍する蒲勇介さんもそうですが、暮らしの中からなりわいを創り出そうとされて来た魅力的な方々ばかりです。
 僕は岐阜のみなさんにぜひ9日、出会っていただきたいと思っています。トーク終了後にもゲストとの交流の時間も作ります。

 長々と書きました。読んでくれた方、ありがとうございます。ご来場をお待ちしています。

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