本を開けば

  • 2020年5月 1日

 新型コロナウイルス感染症拡大防止措置を受けて岐阜県にも非常事態宣言が出され、日々の外出もままなりません。
こんな時でも何とか前を向き、できるだけ明るく楽しく過ごすために図書館は何ができるのか、考えています。

 "文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋することだってできる。
自分の中のものを切り出してくることだってできる。とにかくそこにいながらにして、たいていのことができてしまう。
のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする。" 
出典:『図書館の神様』 著:瀬尾まいこ

 不自由で窮屈な今だからこそ、本を開いて自由になりませんか。
今年のゴールデンウイークに友達と旅行へ行ったり、故郷へ帰省して家族が集うことはできません。
でも、本を開けばそこには無限に世界が広がっていて、私たちはどこにでも行けると思うのです。
今はまた直接会える日がすぐそこまで来ていると信じて、本の世界に心を解き放ってみませんか。