今年も「本de子育てカフェ~中高生編~」が開催できました

  • 2020年10月20日

2020年10月4日(日)に「本de子育てカフェ~中高生編~」を開催しました。

「本de子育てカフェ」は子育てに奮闘中のみなさんのための、図書館講座のシリーズです。
今回は「10代へ贈るファンタジーの処方箋~中高生時代に大切にしたいこと~」と題し、講師に児童文学作家の富安陽子先生をお招きしました。

 富安先生は、「やまんば山のモッコたち」でデビュー以来、「小さなスズナ姫」や「シノダ!」のシリーズなど、たくさんの物語を世に送り出されてきた児童文学作家です。その活躍の場は幅広く、絵本から中高生向け小説、さらには一般向けのエッセイなど、幼い子から大人まで多くの読者が富安先生の作品を楽しんでいます。
 今回のイベントはコロナ禍の厳しい状況の中ということもあり一時は開催も危ぶまれましたが、スタッフの工夫と努力、そしてなにより富安先生の熱意によって無事開催することができました。

 どこか優しいその作品世界の雰囲気そのままの穏やかな語り口で話される様子を、参加者は熱心に聞き入っており、時折くすりと笑ったり、思いがけずどよめく声が漏れたりする様子が見られました。途中で、スライドを使用した絵本の読み聞かせもしていただき、夢を15分割して作られた絵本の話など、絵本作りの裏話も聞くことができました。また、作家の収入いわゆる印税にも触れられるなど、盛りだくさんの講演でした。
 特に印象的であったのが、人を楽しませるホラを好んだお父さんやおばあちゃんたち家族との思い出を中心に語られた、子供のころのちょっと不思議で心躍るエピソードです。温かなユーモアがたっぷりの内容はまるで一つの物語のようで、富安先生を構成する大切な一部分なのだと感じました。

 富安先生のファンにとってはもちろん、児童文学作家について知りたい中高生にとっても、大変興味深い内容だったのではないでしょうか。

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