本de子育てカフェ~児童編~「もやもやについて」を開催しました

  • 2021年2月 1日

 子育て中の保護者のための講座シリーズ「本de子育てカフェ~児童編~」を、1月23日(土)に開催しました。

 今回の講師は絵本作家・イラストレーターの高畠純先生。高畠先生は昨年のイベントにもご協力いただいており、オリジナルマグカップのデザインもしてくださいました。

昨年7月18日からオリジナルブックマーク(しおり)を販売中です。二種類のかわいい絵柄のしおりは読書のお供にぴったりですよ~!

 第一部は、みんなの森ぎふメディアコスモス総合プロデューサーとの対談。Pさん、純さんとお互いを呼び合う姿に和やかな雰囲気で始まりました。講演開始前に参加者の皆様からいただいた質問には、身近な相談から深刻な悩みまで沢山の「もやもや」が集まり、「もやもやは日常になっていて誰にでもあることだ」とお話ししてくださいました。「完璧ではなくやりきれない思いがあるからこそ、次に進むことができる」という言葉に、参加している皆さんはほっとした表情になっていました。

 また「読書感想文を書くために本を読むと、かまえちゃって楽しく読めないよね」と先生がおっしゃったときには子ども達が深く頷き、自由に読書をしていいんだと作家自身から言っていただけることにとてもうれしそうでした。

 第二部はワークショップ。高畠先生の著作を紹介してくださりながらの読み聞かせです。

 「うし」という内田麟太郎さんの詩の絵本では、文字と動物の目を同じ位置にする工夫や文字をわざと切れさせることの効果など、他では聞けないであろう遊び心溢れるお話が聞けて、皆さん目をキラキラさせて聞いていました。「なぞなぞはじまるよ」の絵本では積極的に声を出し、一喜一憂する子どもたちに、先生も「あってるかな?」「その答えも正解だよね!」と優しく反応されていました。

 最後はお待ちかねのらくがきの時間。誰でも簡単に描くことができる花や犬、大人でもちょっと難しいキリンや自転車など10種類の描き方をとてもわかりやすく教えていただきました。ネコとライオンに違いを出せずに悩む子どもたちに先生からアドバイスが!鼻筋を入れた途端、一気に野獣感が出てライオンに変化したことに会場が盛り上がりました。暗記するのではなく、動物の特徴を調べて描くことが大事だそうです。

  司書Kはタツノオトシゴがお題に出てきた瞬間ペンを置きました。しっぽの先がくるっと丸まっていることは分かるのですが...ぐぬぬ。実際の写真と比べると描いていたものと全然違うことにびっくり。あまり興味がないものは自分が想像している以上に分かっていないのかもしれませんね。

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