長良川大学講座「読み聞かせ教室」を開催しました!

  • 2023年2月 7日

 1月23日(月)と1月30日(月)に、長良川大学講座「読み聞かせ教室」を開催しました。
ご家庭での読み聞かせについて、講義と実践で学ぶ二回連続講座。
昨年はZoomにて一回目のみ行われた本教室ですが、今回は現地での開催となり、
二日間の日程をフルに活用して実施されました。


 今回、講師としてお招きしたのは、東海学院大学短期大学部教授・杉山喜美恵先生です。
昨年はモニター越しにお話を聞かせてくださった杉山先生も、今回は生身でのご登壇!意欲もあらわに聞き入る親子の皆さんの前で、身振り手振りも大きく楽しげに、昨年に増していきいきと語ってくださいました。
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 「読み聞かせ」を行うにあたって、考え事は尽きません。例えば絵本の選び方、読み方。
読み手と聞き手の適切な体勢、破る・次々めくる等といった絵本の扱い。
そんな中、先生のお話で心に残ったのは、「子どもの『静』と『動』のタイミングを見極める」という言葉です。
 幼い子どもは特に、自分にとって楽しいこと、やりたいことを優先させがちです。体を使って動きたい「動」の気分のときに、「おとなしくお話を聞いて」と「静」の状態へ誘導されても、なかなか興味を示してはくれません。むしろ、行動を強制されることで、絵本について「いやなもの」と印象づいてしまう可能性もあります。
 逆に、「ちょっと疲れたな」「静かにしていたいな」という気分のときには、外から提供される娯楽である「読み聞かせ」をすんなり楽しんでくれる場合が多くあります。 
 絵本とのかかわりの大前提は、「とにかく楽しむ・楽しいものであること」。
子どもが絵本を楽しめる状態になるタイミングをはかり、読み手も聞き手も楽しい読み聞かせを実現することが大切であるとのお話を、とても印象深く聞かせていただきました。

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 1年ぶりの現地開催となった本教室。参加者の皆さんも、先生と一緒になって声を出したり、質問をしたりと、とても積極的に講義や実践に取り組んでいらっしゃいました。
楽しくためになる講座をしてくださった杉山先生、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。