今回は『3.11後の世界観』『大量生産・大量消費がもたらしたもの』など青いラベルの棚を中心に選書しました。
ミシマ社の雑誌「ちゃぶ台」は特集テーマ"非常時代を明るく生きる"と"捨てない、できるだけ"の2冊を入れました。
小説、エッセイ、写真、詩など様々な形でいろいろな立場にいる人の視点に触れることができ、
そこから"自分はどうしようか"、を考える手掛かりになるのではないでしょうか。
『いとなみを取り戻す 大槌刺し子と学んだ、「ちょうどいい」を目指す働きかた』は伝統工芸である大槌刺し子の復活と、高齢者を含む被災者への職提供など、震災後の混乱の中でビジネスを成功させた事例が紹介されています。
刺し子の糸を購入した縁で岐阜県飛騨市の刺し子関係者とも繋がり援助を受けるなど、その取り組みの過程が印象的。
『不謹慎な旅 負の記憶を巡る「ダークツーリズム」』は有名な災害や大きな事故ではなく、いま社会が追う負の側面を訪ね歩いた記録。過去を振り返りながら、今を生きているわたしたちに語りかけるようなドキュメンタリー感が伝わり、考えさせられます。
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【新着図書リスト】
書名 | 著者 | 出版社 | 分類 | |
1 | 二重のまち/交代地のうた | 瀬尾なつみ/著 | 書肆侃侃房 | 3.11後の世界観 |
2 | ちゃぶ台12 (特集)捨てない、できるだけ |
ミシマ社 | 大量生産・大量消費がもたらしたもの | |
3 | ちゃぶ台6 (特集)非常時代を明るく生きる |
ミシマ社 | 3.11後の世界観 | |
4 | みやこまちクロニクル コロナ禍/介護編 |
ちほちほ/著 | リイド社 | 3.11後の世界観 |
5 | みやこまちクロニクル 震災/日常編 |
ちほちほ/著 | リイド社 | 3.11後の世界観 |
6 | 私にできるすべてのこと | 池辺葵/著 | 文藝春秋 | 大量生産・大量消費がもたらしたもの |
7 | いとなみを取り戻す | 吉田真衣/著 | 英治出版 | 3.11後の世界観 |
8 | 不謹慎な旅 負の記憶を巡る「ダークツーリズム」 |
木村聡/著 | 弦書房 | 3.11後の世界観 |
9 | 出セイカツ記 | ワクサカソウヘイ/著 | 河出書房新社 | 若者たちのカウンターカルチャー |
10 | 資本主義問題 千夜千冊エディション | 松岡正剛/著 | KADOKAWA | 大量生産・大量消費がもたらしたもの |
11 | Earth for All 万人のための地球 『成長の限界』から50年ローマクラブ新レポート | S.ディクソン=デクレーブ ほか/著 | 丸善出版 | 大量生産・大量消費がもたらしたもの |
12 | ザ・キルスコア 資本主義とサステナビリティーのジレンマ | ヤコブ・トーメ/著 | 日経ナショナルジオグラフィック | 1971年代からの日本をたどる |