令和6年度 地域よみきかせボランティア育成講座を開催しました!

  • 2024年9月24日

 915日(日)、「地域よみきかせボランティア育成講座 ~明日につながる読み聞かせ~」が開催されました。
今回の講師としてお招きしたのは、犬山市で「犬山どんぐり文庫」を主宰していらっしゃる、古川よし子さん。
「犬山どんぐり文庫」は古川さんがご自宅を開放し1992年に始められた会員制の図書館で、たくさんの子どもたちへの読み聞かせや貸出を行っていらっしゃいます。およそ100人の子どもたちが登録しており、読み聞かせは毎回7080名ほどが参加する盛況ぶり。2018年には子どもの読書活動への長年の貢献を認められ、文部科学大臣表彰を受けられました。小学校や保育園でも読み聞かせを行うなど、子どもたちと絵本をつなぐ活動を精力的に行っていらっしゃいます。

 今回はそんな古川さんに、古川さんの読み聞かせの原点や子育て、絵本の選び方、ボランティアをするうえでの大切なことなどを教えていただきました。古川さんの子育て体験なども交えたお話に笑いもこぼれる和やかな雰囲気の中、受講された皆様は真剣な様子でメモをとり、お話に聞き入っていました。「上手に読もうとするよりも、良い本を選ぶことが大事」とお話された古川さん。年齢に合っていること、長年読みつがれた絵本であること、物語の主人公に心が揺さぶれるものであること...。選書のポイントについても語ってくださいました。

「美しい日本語で書かれたものを選ぶこと、それが子どもの心に落ちて芽吹く」というお話や、「読んでもらう本の内容より親と一緒にいられる時間が、子どもにとって大切なものになる」といった、心に残るお言葉をたくさんいただいた講座でした。古川さん、素敵な時間をありがとうございました。
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