子ども司書が富山市立図書館を訪問しました。

  • 2016年8月18日

8月7日(日)、岐阜市立図書館の第一期の子ども司書10人が富山市図書館本館(TOYAMAキラリ)を訪問しました。
岐阜市と富山市は平成19年12月に交流協定を結んでいることもあり、両図書館の交流を兼ねての訪問です。
岐阜市立中央図書館は昨年7月18日開館、今回訪れた富山市図書館本館は昨年8月22日開館と、どちらも開館して1年ほどの新しい図書館です。富山の図書館がどんな特徴を持っているのか、岐阜市立図書館とどう違うのか、どこが似ているのかを調査しに行きます。そして、調査するだけでなく子ども司書がやっているラジオや壁新聞でその報告をすることが最終の目的です。

集合したときはみんな少し遠足気分でしたが、向こうの司書さんを困らせるほどの質問をしようと館長からも気合を入れられ、どんなことを調べるかバスの中でじっくり考えながら向かいました。

富山市立図書館に到着すると清水図書館長をはじめ職員の方々に歓迎していただきました。休憩後、さっそく館内を案内していただきます。岐阜市立中央図書館はワンフロアに児童エリアも一般エリアも郷土のコーナーもありますが、富山市立図書館本館はジャンルによって階が分かれています。また、ガラス美術館がすぐ横に併設されていたりという面白い特徴もあります。富山市の職員さんの説明にみんな一生懸命メモを取っていました。

富山ツアー1一通り案内してもらったあとは司書さんへの質問タイムです。「この図書館のどういうところが好きですか」「利用者さんにどのように使ってほしいですか」「この図書館で心がけていることはありますか」「設計の工夫を教えてください」「どうして複合施設にしたんですか」「お休みの日でも(プライベートでも)この図書館に来ますか」などたくさんの質問が出て、向こうの職員さんがひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。「富山市立図書館のいいところを10個教えてください」という質問には向こうの司書さんもたじたじでした。

富山ツアー3次に、富山市立図書館のイベント、ナレッジフォレストに参加します。おすすめ本とコメントを葉っぱ型の紙に書いて、図書館の吹き抜けからつるされたオブジェに結ぶイベントです。自分のものを飾った後も他の人のものを見て、自分が知っている本や読んでみたい本を見つけたりと楽しんでいました。

富山ツアー2

最後に館内で利用者さんにインタビューしました。自分から声をかけて、「今日は何をしに来ましたか」「この図書館で好きな場所はどこですか」などの質問をします。みんなは岐阜市立図書館でも利用者さんにインタビューをしたりしているので、声をかけるのも慣れてきた様子です。積極的に話しかけていました。

富山ツアー4予定していた行程を終えて、そろそろ帰ろうかという時間になっても、何人もの子ども司書が富山市の司書さんに追加の質問をしていました。みんなの本気度が向こうの司書さんにも伝わったのではないでしょうか。あっという間の3時間の滞在を終え、記念写真を撮って富山市立図書館を後にしました。

みんなに少しだけ感想を聞いてみたところ、「ビルという限られた空間で、吹き抜けや鏡などを使ってゆったりと見せているのを感じた」「ガラス美術館が併設されているので、美術館が目的の人も図書館にふらっと寄ることができて、たくさんの人が本に触れ合えると思った」などの感想が出ました。

最初にお伝えしたとおり、今回富山市図書館を見て感じたことを、みんなの森ぎふメディアコスモスで収録する「てにておラジオ」で、子ども司書自らの言葉で伝えてもらいます。
公開収録なので、来館された方はぜひのぞいてみてください。収録したものはFMわっちでも放送されますので、そちらもぜひ聞いていただきたいと思います。
また、壁新聞も作成して館内に掲示する予定です。そちらもお楽しみに!

<ラジオについて>
収録日:8月28日 午後2時29分~ (場所 みんなの森ぎふメディアコスモス 1階)
FMわっち放送日:9月 8日(木)午後 2時29分~
              10日(土)午前11時29分~