7月25日、27日、29日、8月1日の4日間、子ども司書養成講座を開催しました。
司書の仕事を知るだけでなく、子どもたちが本を読むことを通して思ったり考えたりしたことを、みなさんの住む地域で、おうちで、通っている学校で、自由に、楽しく他の人に伝えていってくれる「子ども司書」を育てるための講座です。
講師は昨年に引き続き東海学院大教授アンドリュー・デュアーさんと吉成図書館長です。図書館の仕組みや司書の仕事を学ぶため、図書館の分類の仕方や選書、本の修理の仕方、読み聞かせの仕方などを学びます。分類や読み聞かせは実践も行いました。読み聞かせは自分が誰かに読み聞かせすることは初めてで、色々と考えながら読むのは難しかったそうです。分類の授業も難しかったそうですが、図書館の中心的な仕事ができてうれしいと言ってくれた子もいました。
また、おすすめ本の紹介をするブックトークやPOP作り、絵本作りなど、自分が好きなものや自分の思いを発信してもらう授業もありました。
ブックトークは好きな本、思い入れのある本はあっても、実際それを紹介しようとすると照れがあったりして、上手く言葉が出てこない子がいるようでした。でも見ていると本当に本が好きな気持ちが伝わってきました。
絵本作りは思ったよりもみなさん取り掛かりが早く、自分の中にある世界や物語をイメージ豊かに形にしてくれました。巻末に登場人物の紹介(しかも仕掛け絵本のように登場人物が飛び出してくるもの)を入れたり、折り紙でちぎり絵にしたりと、それぞれ工夫して作ってくれました。中には物語としてもとても完成度が高く、私たちもびっくりしてしまうような作品もありました。
最終日の4日目になると、昨年もそうだったのですが、子どもたちの中から生まれてきた意欲ややりたい気持ちがあふれ出してきます。早川教育長のワンポイントアドバイスにもみんな目を輝かせて聞いていました。全16講座のうち14講座以上を受講した子に「子ども司書認定証書」と「子ども司書認定カード」を渡し、20名の子ども司書第二期生が誕生しました。
みんなにこれからやりたいことを聞いたところ、「カウンターに入って貸出をしたい」「利用者さんを相手に本当にレファレンス(調べもの)をしたい」「1日中本の修理をしたい」などの意見が出ました。一期生と同様にラジオ作りや、みなさんがやりたいと言っていた読み聞かせなどやる気まんまん。館長からのこれからの活動についての説明にも積極的にやりたいアイデアが次々に浮かんでいるようでした。
また手紙を出すから待っていてね、と約束して、集合写真を撮って終わりました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
講師のアンドリュー・デュアーさんです。 |
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認定式です。 | 早川教育長からも激励していただきました。 |