7月18日、岐阜市立中央図書館開館1周年を記念して、小学生限定のこわ~いおはなし会を開催しました!おはなしのへやの入り口には黒いガイコツが飾られ、部屋の中には行灯とろうそく...いつものおはなし会とは違う空気を感じました。
1年生から6年生までの子が集まり、今日お話ししてくださる『岐阜おはなしの森』の方から「今日は本や人形などは一切使いません。語る人の顔を見て聞いてください。...では明かりが少し暗くなったら始まります。」との挨拶からスタート。少し暗くなった部屋に子どもたちはワクワクとちょっとだけドキドキ。
最初のおはなし"くらいくらーいおはなし"では繰り返しの言葉に思わず笑っちゃう子どもたちでしたが、次のおはなし"はらぺこピエトリン"からゆっくりと迫る恐怖に押し黙っていき、そのうち部屋の中は静かになりました。兄弟で体を寄せ合う子どもたちや一人で姿勢を崩さずに黙って聞く子どもたち...。それでも、おはなしの最中に外へ出る子はほとんどいませんでした。
やがて、部屋が真っ暗になると、かぞえ歌とともにひとだまの光が子どもたちの周りをゆらゆら動いていきます。しかもその色が赤だったり青だったり、不思議な光景に子どもたちは周りを見つめていました。日本のおはなしや海外の怖い?不思議?な話にも子どもたちは興味津々。無事にこわーいおはなし会は終わり、お土産のガイコツとプログラムを持って家族の元へ帰っていく子どもたちは楽しそうに笑っていました。少しは怖がってもらえたでしょうか?またのご参加お待ちしております!
プログラム
『くらいくらーいおはなし』 出典不明
『はらぺこピエトリン』 「子どもに語るイタリアの昔話」(こぐま社)より
『こんなかお』 「子どもに語る日本の昔話」(こぐま社)より
『ひとだまひとつ』 「ことばあそびうた」(谷川俊太郎/著 福音館)より
『ねこのおどり』 「日本の昔話1」(福音館)より
『赤鬼エティン』 「愛蔵版おはなしのろうそく」(東京子ども図書館)より