白:YAの皆様いかがお過ごしですか。こんにちは、うだるような暑さで死にそうなホワイトです。私は弱い人間
なので、すぐ冷房をいれます。しかし、賢治はきっと微笑んでこの炎天下を過ごすんだろうなぁ。
茜:なんですか、この始まり方・・・。
白:忘れてました、本日のゲストは茜さんです。よろしくどうぞ~。
茜:あ、はい。よろしくどうぞー。ところで、賢治ってなんですか?白さんの友達?
白:違いますよ!賢治といえば、宮沢賢治です!略してミヤケン。
茜:略するんすね~若いなあ~
白:茜さんもピチピチじゃないですか!『文豪失格』というマンガでミヤケンて呼ばれてました。残念ながら岐阜
市立図書館に所蔵はないんですけど、なかなか面白かったです。
今月の27日は賢治さんの誕生日なので、テーマにしてみました。それに、彼の代表作である『銀河鉄道の
夜』は、夏の物語らしいので。
茜:へえ。まぁ、たしかに夏のイメージのような...。おぼろげにしか覚えてないけど。
そういえば、館長が以前、岩手にある(宮沢賢治の出身地)「石と賢治のミュージアム」つくったんですよね。
一度行ってみたいです~。
白:八月、誕生日、銀河鉄道。この三拍子が揃ったらもうミヤケンのことを考えるしかないです。
茜:八月から銀河鉄道までの繋がりが感じられない...。
私の宮沢賢治は『やまなし』で止まっているんですけど。
白:おぉ、やまなしですか。私は『月夜のでんしんばしら』とか覚えてます。
茜:教科書でミヤケンのことを知りましたね。それまではどなた?って感じでした。
白:そういう方って多いんじゃないでしょうか。私もそうです。
彼は大人向けというか、静かな流れで物語がすすんでいくので、なかなか手に取りづらいイメージあるんで
しょうかね。賢治読めなんて言う親いないのかな...。
茜:賢治ファンでない限りそんな具体的なこと言わんのでは...。ていうか、みんな賢治に対して奥手なんじゃな
いの。
白:え~。でも積極的な人もいますよ!私の友人に賢治のことで頭がいっぱいの子がいるんですけど、彼女の
あまりのも熱烈な賢治への愛がすごくって...。まわりは畏敬をこめ、賢治先輩と呼んでました。
茜:リスペクトしすぎじゃないですか!すごい友達持ってますね白さん。でもかくいう私も太宰治愛がすごい友
達持ってますよ~。
白:世の中にはいろんな人いますね。二人は友達なれなさそう。性格反対ですもん。
茜:私も攻略できないだろうけど、物語とか、文章はきれいだと思います。『やまなし』の"クラムボンは笑った"
とか未だに覚えていますよ?
白:オォ...。私も、賢治の作品に出てくるオノマトペが好きです。『銀河鉄道の夜』で、雁の足を食べる場面に、
"ポクポク食べました"ってあったのが脳裏の片隅に残ってます。
赤:ポクポク...。オノマトペって、擬態語とか擬音語のことですよね。
白:そうです。余談ですが、私の友人(賢治先輩ではない)はミヤケンの作品を音読したいと言ってました。精神
が浄化されるような気がしたそうです。
茜:精神の浄化...?その友達にいったいなにがあったのか気になります...。まあ、これを機に私も宮沢賢治の
本、読んでみようかなぁ。もちろん短いのから!
白:ほほう、ぜひぜひ!!賢治ファン増えたら友人が喜びます。
茜:他の文豪も気になっているので、おすすめあったら教えてくださーい。ではバイビー
白:あ、はい。(オススメ聞いてたくせに...。)ありがとうございました。ちなみに、オススメは『マンガで読み解く
宮沢賢治の童話事典』(YA910.26/ヤ)です。作品を抜粋して解説されています。今まで賢治を敬遠していた
方も気楽にみれると思いますよ~。太宰さんだと、『ダス・ゲマイネ』ですかね。じゃ、さよなら。