ぎふライブラリークラブをご存知でしょうか。
ご存じなはずはありません。できたてホヤホヤの秘密クラブです。
ぎふメディアコスモスは「知の拠点」「文化の拠点」「絆の拠点」であると謳っておりまして、まさに図書館はこのうちの「知の拠点」の役割を主に担っています。ですが当館は欲張りなので「知の拠点」だけに留まるつもりは全くなく、ここで本を通して人と人がつながり交流し、市民を主役に何かが始まる、そんな場所にしていきたいと考えています。
こうした考えから発足したのが「ぎふライブラリークラブ」です。ぎふライブラリークラブは「市民が自主的かつ主体的に図書館関連事業の運営にかかわるための活躍の場」、つまりみなさんが「図書館でこんなことやりたいな」と思ったことを自分で実現できる場なのです。
市民のみなさんからクラブ会員を募集したところ、未成年の方から高齢者人生のベテランの方までたくさんの方から申し込みをいただきました。岐阜市の市民協働の場は他にもあると思いますが、やはり「図書館でやりたい人たち」が集まったのだと思います。
そんなぎふライブラリークラブの初めての企画会議を9月4日に行いました。
「(図書館の)よその人でありたくない」
「図書館に色々なことをやりたい人が集まって、そこで化学反応が起こると感じた」
自己紹介の時点で、参加された方たちの強い気持ちを感じます。
「それではみなさん、図書館でやってみたいことを提案してください」と言うと、まあ出るわ出るわ。雨後の筍。行政からは出てこなかったような発想がどんどん出てきました。仕事でやっている我々図書館員と、図書館が大好きでこういう場に来てくださるクラブメンバーでは視点が違うのかもしれませんね。だけど重なる部分もあります。
「図書館のお泊り会をやってみたい」
「好きな本の交換会がやりたい」
「大人のための絵本の読み聞かせがあってもいいのでは?」
どんどんアイデアがわいてきます。みなさん本や図書館が大好きなので、たくさんの「やりたいこと」が溜まっていたみたいです。「やりたいこと」を話している人の顔ってのは大抵笑顔ですね。新たな発見です。
近いうちに、このクラブから生まれた事業を市民の皆さんに届けられると思います。ご期待ください。
「私もこのクラブに入ってみたいぜ!」っていう方も、常時受け付けてますので是非ご連絡ください。