みんなの図書館おとなの夜学を開催しました!

  • 2017年1月27日

 平成29年1月13日(金)、今年一回目のみんなの図書館おとなの夜学が開催されました。今回のテーマは「信長の守護神・白山権現を求めて」です。今年は織田信長公が岐阜に入城して450年、さらに白山開山から1300年の年に当たることから、このテーマから今年のおとなの夜学を始めることになりました。この日は夕方から雪が降ってきて足元の悪いなか、たくさんの方がご参加くださいました。20170127131040-78477d91de81bf163cb09bb67e24cc0bb5dd083f.jpg

 さて、今回のゲストは長滝白山神社の宮司、若宮多聞さんと、飛騨市教育委員会の大下永さんです。若宮さんは美濃の白山文化の持つ歴史などについての造詣が深く、白山信仰の意味や価値について、熱く語ってくださいました。  

 白山のふもとで暮らしてきた岐阜の人々は、豊かな恵みをもたらす水の源であるこの山に、畏敬の念を抱き、自然に生かされているという思いとともに感謝してきました。白山信仰は命をつなぐ水に対する信仰であったと言えるかもしれません。

 岐阜市のシンボルである金華山の山頂から北の方を見ると、霊峰白山を望むことができます。信長は合理主義者とされて恐れられてきましたが、信仰を否定することはありませんでした。よく、今日でも人は何か約束事をする際に「神に誓って・・・」というようなことをいうことがありますが、信長が自らの意見の保証として、「白山権現の名のもとに」と発言した記録が残っていることから、信長が白山信仰だったのではと言われています。

 20170127131218-aaa2ed8398a61cc09893a1253f08f4f03e00d6f9.jpgまた、大下さんは元岐阜市の職員の方で、岐阜城の史跡整備の仕事をされる中で山科言継の日記を研究されてきました。大下さんによれば、信長の時代、金華山の山頂に「上之権現」という白山の遥拝所のような宗教施設が存在していたと考えられるそうです。金華山山頂はそれまでの信長居城であった小牧山や清州と比較しても白山に近く、遥拝に適した場所でした。お2人のお話を通して山を神と敬い、自然を畏怖し、また感謝してきた人びとの古くからの思いに、触れたような気がしました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!次回は2月20日(月)、信長と美濃薬膳‐伊吹山麓と岐阜をつなぐ薬草文化‐です。お楽しみに!