6月16日(土)、「地域よみきかせボランティア育成講座 よみきかせの基礎を学ぼう~心をつなぐよみきかせ~」を開催しました。 今回の講座は、ボランティアで読み聞かせ活動をされている方や、これから読み聞かせボランティアをしてみたいと思っている方、
読み聞かせに興味のある方を対象に、読み聞かせの基礎を学ぶためのこの講座が企画されました。
講師としてお招きしたのは、長野県松本市で絵本専門店「ちいさいおうち書店」店長をしておられる越高一夫さんです。
越高さんはJPIC読書アドバイザー、JA家の光絵本の読みきかせ講師として、全国各地で講演を行っていらっしゃいます。
また、朝日新聞『子どもの本棚』の選書や、朝日小学生新聞読書コーナー『注目の3冊』選書を隔月でご担当されるなど、多方面で活躍されています。
講座では、絵本の読み方、選び方と対象年齢、読み聞かせが子どもたちに与える影響など、読み聞かせの基礎についてお話をしていただきました。 日々、多くの本が出版されるなかでは、読み聞かせにどんな絵本を選ぼうか、迷うこともしばしば。
越高さんは、初心者の方は昔話から始めることをおすすめされていました。昔話は子どもに生きていくための知識と知恵を与えてくれる、というお話はとても心に残りました。 講義のなかでは、読み聞かせの実践もありました。参加型の絵本の実演では、参加者も童心に返って声を出し、手をふって、読み聞かせの時間を楽しみました。
参加者は読み聞かせに意欲のある方々ばかりで、最後の質疑応答では積極的に質問があがっていました。
講座が終わってからも、数名の方が熱心に越高さんにお話を聞きに行っている姿が印象的でした。
今回の講座が、読み聞かせ活動をされる方々の糧となり、まだ読み聞かせをされたことのない方にとっては、読み聞かせを始めてみようかなと思えるきっかけとなったなら幸いです。