えほんの絵 たのしむ えほんの言葉 たのしむ「本de子育てカフェ~児童編~」を開催しました

  • 2020年2月25日

 子育て中のみなさんのための講座のシリーズ第3弾!「本de子育てカフェ~児童編~」が、2月8日(土)に開催されました。

 今回の講師は絵本作家・イラストレーターの高畠純先生。高畠先生は1月27日から販売された岐阜市立図書館のオリジナルマグカップのデザインもしてくださいました。すでに完売の絵柄もあるほどの素敵なマグカップです!

 第一部は、子育て中の当館男性職員との対談。同じ絵本作家である息子の高畠那生さんとの関わりを中心に盛り上がりました。那生さんの行動が変わるほどの影響を受けた絵本の話や、那生さんが絵本をさかさまにして読むといった自由な読み方をしても見守るスタンスであった事などお話してくださいました。
 高畠先生の著作はじめ、絵本は自由に読んでもかまわない、絵本は大きく言えば教育の一環かもしれないですが、しつけとかマナーを教えるためではなく一つの想像力の世界として楽しんでほしいとの事。参加している皆さんも同感と頷いていらっしゃいました。
 高畠先生の考えは那生さんが大きくなっても変わらず、絵本作家さんを目指した那生さんに絵を教えたわけでもなく出版社に紹介するわけでもなく見守る姿勢であったそうです。高畠先生のお話から、子育ては「おおらかな気持ちで見守ること」が大切なのだと深く頷きました。

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 そして第二部はワークショップ。高畠先生の著作を数冊紹介してくださった後は「どうぶつたいじゅうそくてい」のよみきかせタイムです。絵本を読みながらクイズを出してくださり、「ライオンとカバはどちらが重い?」「クジャクは何キロ?」等。大人も子供も元気に手をあげました。
 その勢いのまま高畠先生の「動物といえば何を思いつく?」から始まり、動物しりとりへ。あちこちから大きな声で答えが飛び交い、時には「メンフクロウ」等、なかなか通な動物の名前も。苦しい時には「ズッキーニを食べたブタ!」と高畠先生がユーモアたっぷりにつなげてくださいました。
 最後はらくがきタイム。最初は誰でも描きやすい星や雲から始まり、サルやフラミンゴ等7種類の動物たちの描き方をとてもわかりやすく教えていただきました。動物の特徴を簡単に楽しく教えてくださったおかげで、司書Gも先生の教え通りにもう一度描くと・・・ウマっぽかった謎の動物がちゃんとキリンに!動物をしっかり観察して描いている先生ならではのワンポイントレッスンに会場全体も大盛り上がりでした。
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 ユーモアたっぷりでありながら温かなお人柄の高畠先生。ぜひまた岐阜市立図書館にお越しいただけたらと願っています。ありがとうございました!