おとなの夜学 「世界都市金沢に学び語る「岐阜らしさとは何か」」を開催しました

  • 2023年3月 1日

 知らなかった岐阜を知る「みんなの図書館 おとなの夜学」。第8期3回目を令和5年2月13日シビックプライドライブラリーで開催しました。
 金沢といえば「加賀百万石」の城下町であり、北陸新幹線と21世紀美術館など観光でも注目の都市。現在の「金沢ブランド」を築き上げた山出 保・元金沢市長と共にまちづくりに関わってきたゲストのお二人から金沢の取り組みを学び、「岐阜らしさ」とは何かを一緒に考えます。

 はじめに浦さんから金沢の歴史と成り立ちを聞きました。金沢は江戸時代から始まった比較的新しい街。太平洋戦争時は空爆を逃れたことで昔ながらの風景が多く残ります。1987年の景観とラスト運動からは特に景観を守る市の条例が多く出されるなど行政・市民共に景観に対しての意識が高く、古いものを大切にした上で新しい時代にも合う創造性を伸ばす政策が、現在の金沢には続いているのです。

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 内田さんは研究者として「らしさ」とは何かを分析していきました。「らしさ」にはオーセンティシティ(真正性・本物)があり、「客観的」「社会的」「個性的」と3つの種類に分類しました。さらに「らしさ」の価値観は時間とともに変化していくものであり、人々に受け入れられる過程が必要だそうです。「らしさ」の価値が本物ならば、ゆらぎ(価値観の変化)を恐れず、なじみ(時間経過)を待つことが大事であることを教えてくださいました。

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 最後に、吉成総合プロデューサーと司会の蒲さんも入り「岐阜らしさ」について会場を意見交換が行われました。金沢は21世紀美術館が金沢にゆらぎを与え、今は「金沢らしさ」としてなじんでいます。岐阜ではぎふメディアコスモスが出来、すでに市民になじんでいます。これからの「岐阜」をどうしていきたいのか、私たちが暮らすこの街について改めて考える機会となりました。

おとなの夜学 第45夜 世界都市金沢に学び語る「岐阜らしさとは何か」動画
https://www.youtube.com/watch?v=CHWrd9zQVb0