8月6日(日)、小学5年生から中学3年生まで17人の子ども司書たちと一緒に、石川県の小松市立図書館へ行ってきました。
小松市の図書館では昨年初めて子ども司書養成講座を行い、13人の1期生が生まれています。その初回の外部講師を務めたのがぎふメディアコスモスの吉成信夫総合プロデューサー(Pさん)でした。そんなご縁で今回両市の子ども司書交流の旅が実現したのです。
当日朝8時過ぎ、まだ図書館が開館する前に続々と子どもたちがメディアコスモスに集まってきました。お見送りに来てくれた保護者のみなさんやPさん、図書館職員に元気よく手を振ってバスが出発!「実は穴場のパワースポットなんです」というバスの運転手さんのススメで急遽立ち寄ることにした杉津パーキングエリアでは目の前に広がるきれいな海に子どもたちも歓声を上げ、夢中で写真を撮っていました。
岐阜市から3時間半ほどかけて到着した小松市立図書館は芦城公園という大きな公園の一角にある図書館。小松市の職員、司書の皆さんが待っていてくださいました。
グループにわかれてお弁当を食べた後は小松市の図書館で働く司書さんの案内で図書館を見学。館内の子ども司書のコーナーには図書館の利用者のみなさんから子ども司書へのメッセージが貼られていて子ども司書たちが地域の方に応援されているのだな、と感じました。
見学が終わると、いよいよ今回のメインイベント!両市の子ども司書が協力して「わたしのおススメ本紹介」をテーマにした動画作りに挑戦しました。撮影した動画にアプリを使ってキャプションや音楽をつけていきます。お昼ご飯の時には緊張して表情の硬かった子どもたちもチームごとに1つのタブレットを囲んで撮影や編集をしていくうちに自然と会話が生まれ、案を出しあいながら作業を進めていきます。おすすめ本の紹介コメントを撮りあいっこしながら自然と拍手や歓声が上がるチームもあり、和気あいあいと楽しそうな子どもたちの笑顔が印象的でした。それぞれのチームの動画が完成したら鑑賞会です。みんなで完成した動画を楽しみました。小道具を使ったり、コメントやスタンプを付けたりと、どのチームも短時間で工夫を凝らした動画を協力して完成させることができました!
楽しい時間はあっという間に過ぎ、集合写真を撮ったらもうお別れの時間。
バスに再び乗り込んで帰路につきました。帰りのバスでは「うちもマスコットキャラクターは絶対作りたい!」「動画編集はじめてだったから難しかったけどまたやりたい」と口々に感想を語ってくれてみんな小松の子どもたちにいい刺激をもらって「やってみたい!」の気持ちに火が付いたようでした。
長旅に疲れているかと思ったけれどみんな最後まで元気いっぱい。帰りに寄ったパーキングエリアでも時間ぎりぎりまで出店に並んでおいしいものを食べたり家族へのお土産を選んだり。道路の混雑で予定より1時間遅い帰宅となりましたが旅をみんなで目いっぱい楽しみました。
今回の小松へのバスの旅については子どもたちが今月の小さな司書のラジオ局で詳しく報告をする予定です。お楽しみに!