子ども司書たちと塩尻市立図書館へ行ってきました!

  • 2024年8月14日

 8月3日、子ども司書22人と一緒に、長野県塩尻市にある塩尻市立図書館へ行ってきました。岐阜市立図書館と塩尻市立図書館は図書館同盟を締結し、さまざまな交流をこれまでも行ってきましたが、どちらも子ども司書の養成をしているということで今回の交流会が実現しました。出発は図書館が開館する前の早い時間でしたがお天気にも恵まれ、バスに乗り込んだ子どもたちは元気いっぱい!ゲームをしたり、おしゃべりしたり、お菓子を食べたり思い思いに時間を楽しみながら塩尻へ向かいました。

 塩尻市立図書館に到着すると、昨年度1年間岐阜市立図書館に人事交流で来ていた司書さんが待っていてくれて、子どもたちもラジオ作りを一緒にやっていたこともあり久しぶりの再会を喜んでいました。グループに分かれてご飯を食べた後は館長さんや司書さんの案内で塩尻市立図書館を見学。関連するテーマごとに、DVDCDも、小説も一緒に置いてある『混排』という方法で資料が置かれている様子や児童のエリアのかわいい展示、天井まで届くかという高い本棚にびっしりと本が詰まった閉架書庫にも興味津々。初めていく図書館の見学はとっても新鮮で刺激的でした。
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見学後は岐阜市立図書館の子ども司書と塩尻市立図書館の図書館マスターでビブリオトークを行いました。ビブリオトークは本を使ったコミュニケーションゲームで、持ち時間5分で自分のおススメ本の魅力を語ります。全員の発表が終わったら、投票をして、「一番読んでみたくなった1冊」を決めるのです。最初にお昼ご飯を食べたグループごとに予選を行い、そのあと予選を勝ち抜いた6人で決勝戦が行われました。決勝に残ったのは、なんと6人とも岐阜市の子ども司書。ビブリオトークのための原稿づくりの時間などはなく、ほとんどの子はぶっつけ本番でその時感じていることを言葉にして発表してくれましたが、どの本も読んでみたい!と思わせる発表でラジオ作りを通して「自分の言葉で語る」ことを普段からしている子ども司書のみんなの『言葉の力』に驚かされた時間となりました。
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楽しい時間はあっという間。ビブリオトークが終わるとバスに乗り込み帰路につきました。「ビブリオトークで読んでみたい本がたくさん増えた!」「人生で一番長く感じた3分だった...」「利用者のことを考えた資料の置き方がいいなと思った」帰りのバスで聴かせてくれた、みんなの感想を嬉しく思いました。短い時間でしたがたくさんの刺激を受け元気いっぱいメディコスに帰ってくることができました。今回の塩尻市立図書館への旅の様子は、「小さな司書のラジオ局」で子どもたちが報告します!
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