ほん×まちフェスタ 3日目!

  • 2015年9月25日

21日(3日目)はブックトークショー「本がつなぐ、ひととまち」を行いました。
出演していただいたのはリトルクリエイティブセンターの今尾 真也さん、やながせ倉庫の上田 哲司さん、徒然舎の深谷 由布さんです。図書館長の吉成がコーディネーターとしてお話をうかがいました。

リトルクリエイティブセンターさんはデザイン製作所ですが、柳ケ瀬にアラスカ文具店を開いたり、岐阜を紹介する冊子を発行したりと幅広く活動していらっしゃいます。
やながせ倉庫さんは小さくても個性的なお店を一つのビルに集めて、クリエーターさんとお客さんをつなぐ場所を作っていらっしゃいます。
徒然舎さんは美殿町にある古本屋さんですが、参加者が段ボールに一箱ずつ本を持ち寄って開く古本市の開催なども行っていらっしゃいます。

みなさん岐阜の町に根を下ろして、岐阜を盛り上げてくださっている方ばかりです。

ブックトークショーということでまず1人3冊ずつ、本の紹介をしていただきました。本のチョイスはそれぞれ自由に、思いついたものを紹介していただいたので、それぞれの個性が出て面白かったです。

次にそれぞれのお店が現在に至るまでどんな道をたどったのか、写真なども含めて紹介していただきました。やながせ倉庫の上田さんはビルの内装を夜な夜な自分で壊すところから始めたこと、徒然舎の深谷さんはお惣菜屋さんの一角にお店を開いていたこともあったこと、リトルクリエイティブセンターの今尾さんは大学生のとき、やながせ倉庫の中で仕事をはじめ、その頃はやながせ倉庫の仕事しかなかったことなどを話していただきました。
とても興味深く、驚かされるお話ばかりでした。

「岐阜で何か楽しいことをやろう、みんなで楽しめる場所をつくろう」と頑張っている方々のお話を聞くことができ、図書館もそういった場所をこれから目指していきたいと改めて思います。

参加して下さったみなさん、ありがとうございました!

<紹介本一覧>
やながせ倉庫 上田さん
「ハチはなぜ大量死したのか」 ローワン・ジェイコブセン/著 文芸春秋
「ロッキン・ホース・バレリーナ」 大槻 ケンヂ/著 メディアファクトリー
「バーにかかってきた電話」 東 直己/著 早川書房
「世界は分けてもわからない」 福岡 伸一/著 講談社

徒然舎 深谷さん
「すごい本屋!」井原 万見子/著 朝日新聞出版
「街を変える小さな店」 堀部 篤史/著 京阪神Lマガジン
「一箱古本市の歩きかた」南陀楼 綾繁/著 光文社

リトルクリエイティブセンター 今尾さん
「1000チェア」 シャーロット・フィール/著  タッシェンジャパン
「個人事業と株式会社のメリット・デメリットがぜんぶわかる本」
関根 俊輔/著 新星出版社
「岐阜マンとゆく ぎふのモノ」 さかだちブックス

図書館長 吉成
「詞集 たいまつ〈1〉」 むの たけじ/著 
「根をもつこと、翼をもつこと」 田口 ランディ/著  晶文社
「馬鹿図鑑」五味 太郎/著 筑摩書房