「めざせ直木賞作家!ぼくのわたしのショートショート発表会」の作品が決定しました!

  • 2015年9月24日

こんにちわ。「ぼくのわたしのショートショート発表会(通称「ぼくわた」)」担当者です。

「ぼくわた」の作品選考のため朝井リョウさんと担当編集者さんとの打ち合わせに行きました。場所は東京の集英社。ビル外観もロビーも「バクマン」に載ってた通り。作品持ち込みの人用のブースもあります。自然にテンションが上がります。

緊張のあまり全身が上下左右にガタガタ震えながらも、さっそく朝井さんにごあいさつ。岐阜の伝統工芸である水うちわをさしあげたら喜んでいただけました。写真で見てもイケメンでしたが、話した感じは3割増しでイケメン。かつさわやか。うすぼんやりと後光すらさして見えます。

朝井さんと集英社の文芸編集者さんと私(場違い)の三人で早速作品の選考を進めます。朝井さんは作品すべてに目を通してくれていて、「この表現はいいなぁ」「ここの展開がもっとこうだったらよかったなぁ」などと丁寧に一つ一つ検討していただきました。叙述トリックが仕掛けられたアイデアが光る作品や中高生らしいかわいらしい作品。朝井さんも編集者さんも終始笑顔で楽しそうに話をされていました。最終的には選考から漏れてしまった作品ですが、「ワインの歌」という作品は、中高生らしからぬ雰囲気の作品で、一体どんな作者が書いたのかと感心しておられました。「勝利の女神」という作品は「勝利の女神はイケメンが好き」という(しょうもない)内容の作品なのですが、その発想を大変気に入っておられました。

朝井さんと編集者さんが作品について話しているのを見ているだけでもおもしろくて、イベント本番でもこのままステージ上でお二人で話してもらえばいいのではないかとすら思いましたね。対談形式で。

こんな感じで選考を進めた結果選ばれたのは、ジャジャン!
中学生(3作品)
「語り継ぐ宝物」
「私が閻魔でない訳。」
「ウィルシャワー」
高校生(5作品)
「抜かずの刀」
「走れ」
「ベイビーブルー」
「豆同盟」
「とある居酒屋にて」
(順不同)

いずれも劣らぬ力作ばかりです。他にも面白い作品はたくさんありましたので、ここまで絞るのは断腸の思い。選考から漏れてしまった作品も、イベント当日にお配りする冊子に掲載しますので、みなさん是非是非「ぼくわた」見に来てくださいね!(要事前申し込み)

なお、東京駅から神田神保町の集英社まで30分以上歩いてきたと言ったところ、「え!歩いてきたの!?」とお二人に大変驚かれました。岐阜市はスマートウェルネスの町ですから。岐阜っこは歩かなきゃね。お二人のさわやかな笑顔に見送られ、最初の緊張はどこへやら。帰るころには気分爽快!積年の悩みであった腰痛も打ち合わせが終わるころには完治していました。恐るべし直木賞作家。