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3月4日(金)と11日(金)、長良川大学講座「読み聞かせ教室」(2回連続講座)を開催しました。日ごろ、お子さんにどんな絵本を読んであげたらいいのか悩んでいるというお母さんたちが、お子さんと一緒に参加してくださいました。
講師には、東海学院大学短期大学部教授の杉山喜美恵先生をお迎え。第1回目の講座は、子どもの発達に合わせた絵本の選び方についての講義です。どんな本が何歳の子どもに適しているのか、それはなぜなのか、理由がわかってみなさん納得の様子でした。実際に杉山先生が絵本を読んでくださったりと、講義はなごやかな雰囲気で進みました。
先生によると、大切なのは絵本の内容ではなく、「いっしょに読むこと」、「その時間を共有すること」、「お母さんとのあたたかい思い出となること」なのだそうです。読み聞かせは、「読み聞かせる」のではなく、「心をくだくこと」との先生のお言葉は強く印象に残りました。
最後には、先生から宿題(!)が。次の講座までに、お子さんがいま何に興味を持っているか、お子さんの言葉・行動をよーく観察してくるように、という宿題です。それをふまえて、2回目の講座はいよいよ実践編です。
第2回目の講座では、1回目の講義のおさらいをしたあと、実際に絵本選びを体験。1回目の講座で出た宿題、「子どもが興味を持っているもの(こと)」をヒントに、絵本を選びます。書架の前で、お子さんの反応を見ながら絵本を選ぶお母さんたちは、真剣そのもの。選んだ絵本は、お子さんと一緒に読んで楽しみます。お母さんが選んでくれた一冊とあって、子どもたちも絵本に興味津々です。最後には、参加者のみなさんで、お互いに選んだ絵本を発表しあいました。
講座が終わったあとも、会場に残って先生に質問したり、読み聞かせに関する悩みを相談するお母さんの姿が。参加者のみなさんからのアンケートでは、「子どもの発達と絵本の選び方をつなげて話を聞けてよかった。」「実際に絵本を選ぶことができてよかった。」「読み聞かせで不安に思っていたことの解消ができた。」と好評をいただきました。子育てに悩むお母さんたちのお役に少しでも立てばと思います。今回、参加してくださったお母さんとお子さんが、これからも楽しい絵本のひとときを過ごしてくださることを願っています。