中央図書館では現在、エントランスグローブ周辺で岐阜空襲や戦争に関する展示を行っています。そこに、7月9日の岐阜空襲の日から絵本「サワグルミのおじいさん」の原画(岩淵慶造画)の展示をはじめました。
「サワグルミのおじいさん」(岩淵慶造画・赤座憲久作、国土社刊)は岐阜空襲で焼け残ったシナサワグルミの老木をモデルにした絵本です。
作者の赤座憲久氏(1927~2012)は、岐阜県で執筆活動をされた児童文学者で、戦争や歴史を題材にした作品を数多く残されています。この原画は岩淵氏から作者である赤座憲久氏に贈られたもので、今年6月、平和について考えるきっかけにしてほしいとのご遺族の意向によりモデルとなったシナサワグルミ(旧明徳小学校・現岐阜市中央青少年会館前)の近くにある中央図書館に寄贈していただきました。
もちろん、原画と一緒に、「サワグルミのおじいさん」の絵本も一緒に展示しています。
岩淵さん、赤座さん、そしてそのご遺族から引き継がれた平和へのメッセージをみなさんに感じていただけたらと思います。7月25日までの展示になりますので、ぜひご覧ください。