いよいよ始まった「カンチョーと語ろう。」の第1回。満開になりつつある桜の花びらを濡らす小雨降る中、土曜日の午前、文字通り「カンチョーと語る」ため20名を超える参加者が集います。
まず、カンチョーが岩手県東山町に自ら創りあげた「森と風のがっこう」の紹介映像から今回の「カンチョーとKenji」が始まります。
カンチョーと賢治の出会いは小学生のころ、でもむしろ好きなのは石川啄木だったとのこと。30代になったカンチョーが"自分の原風景"を探し求め、行き着いたのが「自分が行ってみたいと思う「学校」創り。そのとき、向かい合ったのが「宮沢賢治」だといいます。
賢治の考え・仕事・思いを読むにつれ、湧き起る
――――― 今、賢治が生きていたらどんなことをするのだろう。
という想い。
それを学校づくりの柱に置き、自ら岩手に飛び込んでいくカンチョー。
賢治とかかわりのあった人々との交流を深め、賢治の弟・清六さんから贈られた
――――― 自分が生きている間に報われると夢にも思うなよ。
万が一評価されたとしても、200年先だけどな。
そのつもりでやりなさい。
との言葉。
宮沢賢治の人柄、学び、思いがコダマのように響き返ってくる岩手の土地に飛び込んだカンチョーは、「石と賢治のミュージアム」そして「森と風のがっこう」創りにひたむきに奔走していったのです。
カンチョー自らの体験や想いを交えながら始まった「カンチョーと語ろう」。予定時間を30分もオーバーしてしまいましたが、それを感じさせない静かな熱気につつまれた時間だったようです。カンチョーを含めて参加者が気持ちよさそうに語り、話を聞く姿がとても印象的。次回はカンチョー、皆さんともっともっと「語り合いたい」とのこと。私たちも手を変え品を変え、カンチョーと皆さんの語りの場を作っていきますよー。
次回、カンチョーは何を語り、皆さんも何を語るのか。これからとても楽しい時間が創っていけそうです。