森見派、挙手!

  • 2017年5月14日

白:寝る五秒前~なホワイトです。今日もぼちぼちいきましょう。
赤:なんて緩い...。まぁ、それがアナタの持ち味ですからいいですけど。
白:いや~、だってなんだか過ごしやすい陽気な日々なんですもん。
こんな日は寝るのに限ります。ところで、ゴールデンウィークが終わりましたね。
休日も変わらず開いている図書館にはあまり関係のない話でしたが・・・。どこか行かれましたか?
赤:かわいいあの子を追い掛け回して日焼けしちゃいました。てへ。
白:おやおや、隅におけませんね。私は、映画『夜は短し歩けよ乙女』を見に行きました。
今なにかと話題のあの方が主人公の声をされてましたが、情けなさが前面に出てて大変良かったです。
赤:へえ、いいですね。でも、私は、万城目派なので!森見派じゃあないんだなあ。
でも、リズム感があって独特な言い回しがおもしろいですよね。それに、タイトルにセンスを感じます。
白:そうですね。あと、難解な漢字をやたら使用するイメージがあります。
私は、他に森見さんの『恋文の技術』(F/モリ)を高校生のときに読みました。
あの世界観に入るのがなかなか大変で何度も中断しながらでしたが、最後まで読むと、朗らかな感動が生まれます。
赤:朗らかな感動(笑)ハマる人はハマる作家ですよね。
白:うーん、森見さんは、訳分からないんですけど、その訳の分からなさをそのまま突っ込んで
うまい具合に終着点を見つけるんですよね~。そこがハマる要因のひとつかもしれません。
よくもまぁ、きれいにまとめるなぁと感心します。
赤:なんだか褒めているのか貶しているのかわかりませんが、その意見に深く同意。
白:全体的に、森見さんは不思議さと意味不明の融合、そしてうだつの上がらない主人公を書くのが多い印象です。
日々、鬱憤が溜まっているYAにこんな情けない奴おるよ!と声を大にして薦めたいです。
赤:ライトノベルの主人公にはヘタレキャラ多いですもんね。自分より情けない人を見つけて元気が出るみたいな。
白:(笑)そういえば、森見さんと、万城目さんはお互い京大で、デビューもほぼ同時期で
交流あるのかないのか知らなかったんですが、『ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集』(914.6/モ)に2人で出てました。
読んだら、なんか仲良しな雰囲気が伝わりました。これもおススメです。
他にも、いろいろなジャンルの方々と対談されてますので良き本ではないでしょうか。
赤:ほうほう。今回は森見派か万城目派に分かれましたが、この二人は個性が強烈ですからね。
他の人にも聞いたらどっち派か分かれそう。全て語りきれないんですが、今回はこれにて閉幕します。
白:お次はレッドパイセンですよ。
赤:はいはい。それではまた次回!