8月6日、11日に小学生を対象とした夏休み調べもの講座、「君の読みたい本はどこ?めざせ図書館マスター!」を開催しました。
自由研究など夏休みは何かと図書館を使う機会が増える小学生も多いのではないでしょうか?「○○について知りたい!」と思ったとき、図書館に来てみたけどどこに知りたいことが書いてある本があるかわからない・・・と困ってしまった経験のある人もいるかもしれません。そんなときどうしたらいいのかを知り、図書館を使える「図書館マスター」になってもらうことを目的に毎年夏休みに実施しているのがこの調べもの講座です。
今年も2日間で11人の小学生が参加してくれました。参加者は普段、図書館に訪れる方の調べもののお手伝いをする係の司書から図書館マスターになるための"調べものの極意"を学びます。
約50万冊にもおよぶ中央図書館の蔵書。どの本がどこに置いてあるのか分からなければ、目当ての本を探すのは至難の業です。そこで、図書館では本に1冊ずつ、「住所」をつけることにしました。それが「分類記号」といわれる本の背に貼られた000~999までの数字です。講座では同じスポーツでも、「ボールを使う競技」「マラソン」「水泳」など競技の種類によってつけられる番号が変わってくることも実際に本を見比べながら学んでいきます。
また、検索機を使うと出てくるレシートの読み方も教わりました。習った知識は早速実践!事前に配られたテキストには、一人ずつに与えられた「課題」が封筒に入れられ、貼ってありました。封筒を開けると、レシートが出てきます。そのレシートに書いてある本を、書架図を手にそれぞれ探しに図書館内の書架へ。中にはあっという間に課題をクリアして2冊目に挑戦する人もいて、驚きました。
講座を終え、晴れて『図書館マスター』に認定された11人。この講座をきっかけに、図書館がもっと便利でもっとおもしろい場所になるといいなと思っています。