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 いよいよ2020年1月からNHK大河ドラマ"麒麟がくる"の放送が始まります。斉藤道三の国盗りから本能寺の変までを、明智光秀の視点から描く意欲作。2019年度最初の「おとなの夜学」では、ドラマ前半の舞台となった井ノ口(後の岐阜)の状況を岐阜市歴史博物館学芸員の中島さんをゲストに招き、おさらいしました。

 司馬遼太郎さんが大河ドラマにもなった「国盗り物語」を描いてから半世紀近くが経とうとしています。前半は「美濃の蝮」と呼ばれた齋藤道三が油売りから美濃国の当主に成り上がるまでが描かれるサクセスストーリー。後半は道三がその才能を見込んだ光秀と信長を主人公に、信長が天下統一を目前に本能寺の変に倒れるまでが描かれます。

 私たちが斉藤道三をイメージするときはいつもこの「国盗り物語」で描かれた道三が基になっています。しかし現在分かっている史実によれば、道三は一代で成り上がった訳ではなかったらしいことなど、少々ロマンの無い事実も認めざるを得ないようです。土岐氏や六角氏、浅井氏ら周辺との関係や思惑。そして道三や光秀、信長はもちろん、斉藤義龍や濃姫らとの人間関係など、乱世の中心にあった岐阜が半世紀を経てどんな描かれ方をするのか。大河ドラマ「麒麟がくる」がますます楽しみになってきました。

 2019年8月25日(日)、「本de子育てカフェ~中高生編~」を開催しました。「本de子育てカフェ」は子育てに奮闘中のみなさんを応援する図書館シリーズです。

 今回、お越しいただいたのは児童文学作家のはやみねかおる先生。はやみね先生は「都会(まち)のトム&ソーヤ」や「怪盗クイーンシリーズ」など児童のためのミステリーを数多く出版されています。中高生のとき、さらには大人になってからも夢中で読んだという思い出のある人も多いのではないのでしょうか? 今日のお話では、先生の学生時代の悩みや子育てへの考え、創作秘話などについてお伺いしました。

○不思議!ペットボトルから抜けない棒

 まず、はやみね先生が見せてくださったのは、ペットボトルに入った木の棒。木の棒の先にはボルトがついていて、ペットボトルの中から引き抜くことができなくなっています。道具を見て「?」となった私たちにはやみね先生は「これがぼくの仕事です。」とおっしゃいました。最初に謎を出し、ここあやしいんちゃうか?というところをにおわせ、そうではないことをばらし、読者にあれっ!と思わせ、探偵がサッと解決し、読者を爽快な気分にする。これが先生のミステリーだとおしゃるのです。一見関係のない道具から自身の創作方法につなげるあざやかな説明でした。

○先生も悩めるYA(ヤングアダルト)だった

 そんな先生も学生のころは私たちと同じ悩みを抱えていたというのです。モテなかったこと、勉強がヤバかったこと、応募した賞に落選したこと、自信を持てなかったこと、将来が不安だったこと。よくYA交流掲示板(岐阜市立中央図書館のYAエリアにあります)に投稿される悩みと同じです。児童文学大作家の先生も私たちと同じ悩みを持っていたと思うと心強いですね。

○これからの子どもたちへ

 そんな悩みを乗り越えてこられたはやみね先生は「上手なうそがつける子どもを育ててください」とおっしゃいました。海外の劇場の出来事を例に挙げ、上手なうそは人を助ける力があると話してくださいました。また、参加者を巻き込んでのバーベット(bar bet:酒場での賭け)の実演では、「上手なうそ」は人を楽しませてくれることを教えてくださいました。(本当のバーベットは絶対に受けてはいけないと念押しをされて。)では、極上の上手なうそはどこから学ぶのか。それは、ミステリーの中だとおっしゃるのです。「上手なうそ」は読書から生まれ、読書は生きるために必要な「人生を楽しむ力」のひとつとなりえると教えて下さいました。

 気さくで聴衆一人ひとりを大切にしてくださったはやみね先生。「はやみね先生を知らなかったけど子どもに誘われてきてよかった」と話してくださった参加者の方もいる、親子で楽しむ会になりました。次回の「本de子育てカフェ」は赤ちゃん編を9月12日に、児童編を来年2月8日に行います。乞うご期待!


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 4月に中央図書館の展示グローブに登場した、共読本棚。

 共読とは、読書を一人で楽しむのもいいけれど、語り合い、シェアすることで、新しいワクワクを体験しよう!という読書法です。

 この共読本棚には本棚と黒板が付いていて、本のテーマ展示がされています。中央には、隠れ家のような籠って本を読むスペースもあり、落ち着いて読書をすることができます。

 他にどこにもない、世界に一つだけの本棚です。

 この本棚の愛称を募集したところ、たくさんの方が考えてくださり、306点の応募がありました!

 その中から決定した愛称が「ぶっくらぼ」です!

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 8月24日(土)、共読本棚の愛称発表会を行いました。

 愛称を考えてくれたのは中学一年生の大野こと子さん。

 Book(本)とLab(研究室)を合わせて、ぶっくらぼです。

 ひらがなにした理由は、この図書館の柔らかい、優しいが雰囲気がぴったりだと思ったからだそうです。

 ワクワクする「ぶっくらぼ」で多くの人が言葉を交わし、本を通じてたくさんのつながりが生まれていくといいなと思います。

 令和元年8月5日(月)と8月9日(金)に、夏休み調べもの講座「君が読みたい本はどこ?めざせ図書館マスター!」を開催しました。  
 小学1年生から6年生までの元気なお友達が参加してくれました。

 当日はまず、ウォーミングアップとして絵本の読み聞かせを行ってからスタート。皆さん元気に声を出して、講師の問いかけに答えていました。
 前半はテキストを使って、図書館のなぞを解くクイズです。図書館で使用している0から9までの数字の意味や本の並び方などについて学びました。

1.読み聞かせ_s.JPG2.講義の様子_s.JPG











 後半は、OPAC(蔵書検索機)から出したレシートを一人3枚ずつ持って、書架から本を探す練習を行いました。
 苦戦している子もいましたが、地図やテキストを片手に頑張って本を探していました。3冊全て探し終わった子には、追加問題をプレゼント! ウォーミングアップで読んだ絵本を元にした問題もあり難易度は高かったですが、あっという間に本を見つけ出していました。
 最後に、図書館マスターの証であるハンコをテキストに押し、「認定シール」を受け取って、約2時間の講座は終了です。立派な"図書館マスター"が誕生しました!

3.本探索の様子_s.JPG4.認定シール授与_s.JPG











 短い時間でしたが、とても熱心にお話を聞いてくれる子どもたちが参加してくれました。この講座で学んだことを忘れず、今後も図書館を利用してもらえると、私たち司書も嬉しいです。
 ご参加、ありがとうございました!

 岐阜市立中央図書館では、2015年より、岐阜にいながら、知らなかった岐阜を知ることができる、「みんなの図書館 おとなの夜学」を開催しています。
 岐阜の地域文化に通じた様々な分野のプロフェッショナルを招いて、対談やディスカッションを行い、今では人気講座になっています。

 そんな講座から、選りすぐりの4講座の内容をブックレットにして販売しています!
  岐阜に住んでいる、関わっている、おとなの方にぜひ読んでもらいたいです。
 県外の方に、岐阜の魅力を伝えるツールとしてもおすすめです。

おとなの夜学ブックレット 4種類
001 岐阜から生まれたジャポニスム (2016年8月25日開催)
002 川が繋いだ手仕事の物語 (2016年10月3日開催)
003 岐阜に美味しいものってあるの? (2015年12月19日開催)
004 長良川鵜飼が天皇の鵜飼になった理由 (2016年2月26日開催)

※見本を中央図書館レファレンスカンターに並べていますので、ぜひ手に取ってご覧ください。

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■ 販売価格
1冊 300円(税込)
※限定各100冊
■ 販売場所
岐阜市立中央図書館 2階 
レファレンスカウンター






 図書館を舞台に「本」と「ひと」と「まち」をつなぎ広げていく活動を企画・運営する図書館ボランティアグループ・ぎふライブラリークラブの企画提案と交流の場「定例がやがや会議」を、8月3日(土)午前10時より、ぎふメディアコスモス1F・協働のへやで開催しました。
 この会議は、偶数月の第1土曜日・午前10時から開催する定期打合せの場。  当日参加自由なので、どなたでも参加できます。

 この日は、4月に「自分史講座」を開催した人、大学生を中心とした「岐阜をもっと知るための勉強会」立ち上げに向けて企画を練っているグループメンバーなどが参加し、次回の企画実施に向けてのお悩み相談や、情報などを交換しあいました。

 そして、「こんなことやってみたい!」と新たな企画を持ち込む人も、もちろん大歓迎。「朝井リョウ検定」をやってみたい! など好奇心旺盛なメンバーからのアイディアには、参加メンバーがさらに触発されたアイディアも飛び出し盛り上がりました。

 持ち込んだアイディアは、当人が実行してもよし。またそのアイディアに共鳴した仲間を集めて代わりに実行してもよし。企画は運営メンバーを3人以上集め、事業計画書を提出してスタートできます。

 次回の定例がやがや会議は、10月5日(土)午前10時 ぎふメディアコスモス1F 協働のへやで開催します。

 7月26日、29日、31日、そして8月2日の4日間、第5期子ども司書養成講座が開催されました。『子ども司書養成講座』とは、子どもたちが図書館で働く人の仕事について学び、読書の素晴らしさを友達や家族に伝えられる、『本と人とを結ぶリーダー』になることを目的としてはじまりました。今年で5回目の開催となり、これまでに80名の子ども司書が誕生し、学校で、家庭で、そして図書館で活動しています。 この子ども司書養成講座は毎年大人気で、20名の募集枠に対して応募はなんと今年は過去最高の85名。たくさんの応募の中から厳正な抽選で選ばれた小学4年生から中学3年生までの20名が集まりました。今年も講師は、東海学院大学教授のアンドリュー・デュアー先生と岐阜市立図書館の吉成カンチョ―、そして司書さんたちです。

 養成講座初日の朝は、まだみんなの顔も緊張して、ピリッと固い空気が流れています。これから4日間がどんなものになるのか、私たちもドキドキ、ワクワクしながらこの日を迎えました。

 子ども司書養成講座では、利用者の求めている本を探すお手伝いをする「レファレンス」や「おはなし会での絵本の読み聞かせ」、「選書」や「本の修理」など多岐にわたる司書の仕事を、時にはワークショップや体験を通して習っていきます。楽しみながらも真剣な顔で修理や本の分類など、難しい体験にも取り組みました。 5期生のみんなを一言で表すなら、「元気!」。最初こそ固かったものの元気イッパイな20人は、相談したり助け合ったり楽しくおしゃべりしたりしながら4日間を過ごすうちに急速に距離を縮め、仲良くなっていきました。

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 また、岐阜市の子ども司書に求められるのは、『自分で考え、自分の言葉で伝える力』。たくさんの情報があふれる世界で、私たちは何が大切なのかを、選んでいかなければいけません。そして、考え、たしかめ、自分の言葉にしていく。本と人とを結ぶリーダーになるのに欠かせないこの力をつけるために、養成講座では、ブックトーク、絵本作り、ポップづくりなど、自分の考えを人に伝える練習、形にする練習もたくさんしました。 絵本作りの時間には、一からストーリーとコマ割りを考え、丁寧に下書きをして色を塗って・・・世界に1冊だけの自分の絵本を作りました。できあがった作品はしっかりと練りこまれたストーリー性のある作品だったり、あっと驚く仕掛けがついていたり、細部にまでひとりひとりのこだわりが垣間見えます。絵本やポップは最終日に会場に展示し、みんなで本屋さんで立ち読みをするように、見せ合いっこをして楽しみました。

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 最後に4日間のふりかえりをしてカンチョ-とデュアー先生から子ども司書認定書と認定カードを受け取り、5期生の子ども司書養成講座は終わりました。でも、カンチョ―も言っていたように、ここからが『始まり』です。これから、家庭で、学校で、そして小さな司書のラジオ局で、本と人とをつなぐ子ども司書としての彼らの活動が始まるのです。養成講座を通じてすっかり仲良くなった20人のメンバー。「新しい友達ができてうれしかった」「みんなとご飯を食べたり、本のことも、本のこと以外もたくさん話せて楽しかった」そんなことを語ってくれる子がたくさんいたのが印象に残りました。彼らは4日間で、「本」が人と人とを強くつなげてくれる可能性があるものだということを、身を持って実感したのではないでしょうか。そんな『本の力』を知る彼ら20人が加わって、これからどんなことが始まっていくのか、とても楽しみです。

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 7月14日(日)、岐阜市立中央図書館開館4周年を記念して、トークイベント「新たな知の広場を創り続けるために」が開催されました。ゲストは劇作家で演出家の平田オリザさんです。

 第1部は『広場としての図書館』をテーマに、平田オリザさんにご講演いただきました。  
冒頭で紹介されたのは、宮沢賢治の農民芸術概論。宮沢賢治はこの中で農民一人一人が、芸術的感性を持たねばならないと、社会における芸術の役割について説いています。 地方都市は年々画一化され、利便性が追求される中で失ってきたものが多くあります。たとえば町の床屋や銭湯、駄菓子屋で大人が子どもたちを見守り、みんなで子どもを育ててきた風景。そこには見る、見られるの関係が自然に出来ていて、子どもたちを守る「無意識のセーフティネット」が存在していました。そしてそういった日々を振り返り、『昔はよかった』と今を嘆くのは簡単ですが、平田さんは「私たちは昔に戻ることはできない、取り戻すことはもはやできない。」とおっしゃいます。よかった昔に戻るのではなく、それに代わる新しい『何か』を見つけていかなければいけない、という言葉が心に残りました。では、その新しい『何か』とはなんなのでしょうか。

IMG_8883_s.JPG 以前の大学入試はそれぞれが持つ知識、情報の量をはかるものでしたが、いま重要なのは得た情報をどう使うのか、ということ。大学に入ってから学びのモチベーションをどう継続していくのか、ということや「何を」というより"誰と"学ぶのか、その新しい学びの共同体の形成が求められています。いいもの、本物に触れ、身体におとしていくこと、そうすることでつちかわれるセンスや感性を「身体的文化資本」といいます。この「身体的文化資本」を得る機会に都会と地方では大きな開きがあるのだと平田さんは語られました。
 


 また、平田さんご自身が深くかかわっておられる演劇や図書館という「文化」や「芸術」の場の可能性についてもお話してくださいました。調査データによれば、子ども達の最後までやり遂げる力、挑戦する力、好奇心などをはじめとする力、『非認知スキル』を上げるには、親や先生からの「勉強しなさい」の言葉よりも、図書館に行くこと、読み聞かせをすること、美術館や博物館で「本物」に触れることの方がずっと有効だそうです。子どもというのは友達や環境から勝手に学んでいくのだから、塾に行かなくても身近に本があればそれでいいのだ、という言葉に、図書館で働く者として大変勇気づけられる思いでした。

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  第2部は平田オリザさんと吉成館長のトーク『図書館という文化装置をめぐって』です。教室で学ぶ中で発見される教育格差と比べて、発見されにくい「文化格差」。親が連れて行かなければ子どもが自分から美術館や劇場、図書館へ足を運ぶことはまずありません。この絶望的な格差をどうするのか。平田さんが第1部で語られた「身体的文化資本」について、さらに話は広がります。文化政策というのは、往々にして届いてほしいところには届かないジレンマがあり、関心がない人は自らアクセスすることをしません。図書館の本は鎮座する知識の塊ではいけない、図書館に本を読みに来なくたっていい、来るきっかけは何でもいいのだ、「ありとあらゆる手を使って子どもたちの中に身体的文化資本を育んでいく」しくみづくりをしていかなければいけない、という言葉が印象的でした。

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 昔の商店街の、「誰もが誰もを知っている」共同体から、「誰かが誰かを知っている」というゆるやかなネットワークに変わりつつある中で、いま求められるのは「居場所づくりと出番づくり」だと平田さんは言います。たとえば日本で失業者や不登校の子どもたちが劇場にお芝居を見に行くと、「学校にも行かずにこんな所へ来るなんて」「失業中の身でこんな所へ来るなんて」と白い目で見られる風潮があります。でも、そういった形でどんどん彼らを追い込むのではなく、彼らを孤立させない方法を見出していく。文化施設は人と人とがつながっていくことのできる場所なのだというおはなしに、参加者も大きくうなずいておられました。 また、平田さんの言葉を受けて子どもの成長に欠かせないキーワードとして、「体験」そして「いのち」があると吉成館長は語ります。大人には生活場面に応じてたとえば夫、父、サラリーマンなどの「役割」があります。でも、生活場面が限られる子ども達には「本当の自分」であることを求めがちで、同じ仮面をかぶり続けなければいけない息苦しさがあります。「寄り道」や「買い食い」などの彼らが息抜きをする場面も奪われつつあります。そんな生活をする彼らが疑似体験をできるのが本や演劇なのです。本を開けば何にでもなれる、どこにでも行ける、過去の偉人の生き方の中に、自分の悩みの答えを見出すこともできるかもしれない。『子どもの声は未来の声』だとうたう図書館として、いま、子ども達に何ができるのか。人と人とのつながりを回復する施設としての公共施設の在り方について考えさせられた時間となりました。

 7/3(水)の午後2時から、ボランティア11名と司書5名で、一緒に書架整理をしました!
今回、一般書架の4類(自然科学)、5類(工業)と雑誌架、そして児童書架に焦点をあてました。

 みなさんが手に取りやすいように、4類、5類では分類番号(背のラベルのところに記されている文字)の順に並べるだけではなく、おおよその内容ごとに本を並べるような工夫をしています。実際に書架を見ながらその説明を行いました。
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「今日返却された本」の棚がいっぱいになりがちな雑誌にも、チャレンジ!
最新号とバックナンバー、それぞれを戻す場所・整え方を確認しました。
児童書架では本の背ラベルに触れながら、担当者の説明を熱心に聞かれていました。
どのコーナーでも質問が飛び交っており、ボランティアのみなさんの書架整理に対する熱意が感じられ、私たちもうれしかったです。


 ボランティアのみなさんからは、「実際に書架の本を見ながらできたので、今まで分からなかったところが、理解できました」「司書やほかのボランティアと相談しながらできたので、よかったです」などといった声も。 
 和やかな雰囲気の中、とても有意義な時間を過ごすことができました!
参加していただいたみなさん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします!

 6月29日(土)、「地域よみきかせボランティア育成講座 子どものしあわせと読書~ともに読むよろこび~」が開催されました。 「地域よみきかせボランティア育成講座」はボランティアで読み聞かせ活動をされている方や、これから読み聞かせボランティアをしてみたいと思っていらっしゃる方、読み聞かせに興味のある方を対象に、読み聞かせの基礎を学んでいただく場として企画されました。昨年から始まった講座で、今回で3回目になります。

 講師としてお招きしたのは、三重県四日市市で子どもの本専門店「メリーゴーランド」の店長をしていらっしゃる増田善昭さんです。
 増田さんはプロの絵本作家・童話作家を養成するワークショップ「絵本塾」「童話塾」を主宰され、これらは次の時代の作家の出発点となっています。2007年にはメリーゴーランド京都店を開店、現在は三重大学において児童サービス論の講義を受け持っておられるほか、新聞・雑誌コラムの執筆、ラジオでの本の紹介、各地での講演会など、子どもの本の普及、遊びと学びのある子どもの居場所づくりに力を注いでいらっしゃいます。
 今回はそんな増田先生に、「子どものしあわせと読書」というテーマでお話をしていただきました。

 講座では、増田さんがおすすめの絵本をお持ちくださり、それぞれの特徴や注目すべき点、絵本にまつわるエピソードなどを紹介してくださいました。また、「子どもは何度でも同じ本を読みたがるが、そういう子ほど褒めてあげてほしい。読み聞かせをしている人も同じ本を何度も読んであげてほしい」など、大人として子ども達にしてあげてほしいことを熱く、ときには冗談を交えて語ってくださいました。
 「読み聞かせの役目は子どもを読書へ誘う事。子どもが自分自身の手で本への扉をあけたときが読書」、「子どもが『もう1冊読んで』と言ってくれたら、それで読み聞かせの役割は果たした。子どもの中に1つぶの種をまくだけでよい」とのお話は、とても印象に残りました。増田さんの軽快で巧みな話術に、皆さんの笑い声がこぼれる楽しい講座となりました。

 参加してくださった方々は意欲のある方々ばかりで、講座を終えてからも多くの方が次々と増田さんに声をかけ、また、増田さんがお持ちくださった本の書名を熱心にメモしているお姿も印象的でした。帰り際、図書館の係員に好評の言葉をかけてくださる方も多く、充実した講座を受けていただけたことを感じました。

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