チャンネル登録者が80人を突破した、みんなの森 ぎふメディアコスモス公式You Tubeチャンネル。
みなさん、もう登録しましたか?
実はこのチャンネル、動画の企画・撮影・編集をすべて職員が行っています。
今回は皆さんに、新作動画の制作風景をちょっとだけお見せしますね!
今回のキーとなるイラスト。これも司書さんの手作りです!
この形は?
音声も職員です。

現在鋭意編集中!
いかがでしたか?
今回紹介した動画は、図書館でつながるものがたり『そうだ、図書館へ行こう。』
として、近日中に公式YouTubeチャンネルにアップ予定です。
お楽しみに!
みんなの森 ぎふメディアコスモス公式You Tubeチャンネルでは、メディコスの魅力を伝える
様々な動画を公開中です。
気になる方は、こちらからどうぞご視聴ください。
→みんなの森 ぎふメディアコスモス公式You Tubeチャンネル
今年7月にオープンした「シビックプライド ライブラリー」は、岐阜の地で楽しく豊かに暮らしていくためのヒントとなる本を集めた特集本棚です。このスペースでは、講演や情報展示、ディスプレイ演出を行うなど、シビックプライドにフォーカスした知的空間への整備を進めています。 12月1日から、シビックプライドライブラリーで企画展示「納涼の都 岐阜」を実施しています。

岐阜に住む人の暮らしは、いつも川の流れとともにありました。古くから岐阜市の中心部を流れる長良川流域では、観光客が旅館・ホテルから川の流れを眺めながら日々の疲れを癒したり、鵜飼を楽しんだり、住民が川遊びをする光景があります。また、岐阜提灯や水うちわは日本人の『納涼スタイル』に大きな影響を与えました。
今回の展示では、主に明治から昭和初期の鵜飼、旅館やホテル、川辺の風景が描かれた古い絵葉書や古地図、ポスターなどを多数、ご覧いただけます。 岐阜市在住の交田紳二氏のコレクションで、当時は世間に溢れていたけれども今は手に入らない品々が、当時の人々が川とともに在る生活を楽しんできた様子を伝えてくれます。それらの品は懐かしさを覚える一方で、現代でも斬新さを感じさせる色使いやレイアウトに目を奪われます。 展示グローブ前に設置されていた川舟型読書スペースも、期間中はシビックプライドライブラリーへ。古くから人々が慣れ親しんだ納涼の風景がぎゅっと詰まった見ごたえのある展示になっています。 岐阜市ならではの文化や歴史、当時の生活に触れることができる貴重な機会として、ぜひお楽しみください。
期 間:令和2年12月1日(火)~令和3年1月25日(月)
※12月29日(火)、12月31日(木)~1月3日(日)は休館日
場 所:岐阜市立中央図書館 シビックプライドライブラリー
【主な展示品】
・古い絵葉書(主に明治から昭和初期の鵜飼、旅館・ホテル、川辺の風景の写真等)
・古地図、岐阜市中心部の鳥瞰図、ポスター ・観光パンフレット(戦前のインバウンド観光パンフ、旧長良川ホテルのパンフ等)
・水うちわ、岐阜提灯
・関連図書
※古い絵葉書や古地図等約70点は、交田紳二氏(岐阜市在住)のコレクションです。
※展示はNPO法人ORGANへの委託事業「おとなの夜学」の一環として実施。

11月8日(日)、「桐島、部活やめるってよ」や「スター」の作者として著名な岐阜県出身の直木賞作家、朝井リョウさんをお招きして『目指せ直木賞作家!ぼくのわたしのショートショート発表会』をみんなの森ぎふメディアコスモスみんなのホールにて開催しました。6回目となる今年は過去最多の137作品が集まりました。たくさんの応募作品から事前に朝井リョウさん自ら選ばれた8作品を、作者の中高生自身の朗読で発表し、朝井さんから1人ずつコメントをいただきました。今年の発表者は半数が公募サイトなどからこのイベントを知った岐阜県外からの参加者で、このイベントが全国で知られる大会に育ちつつあることを実感しました。
生徒たちの朗読が始まると、会場の雰囲気がパッと変わります。朗読を聴きながら思わず息をのんでしまったり、意外な展開に「えっ」と声を上げそうになったり。今年は例年にも増してそれぞれの物語の世界にぐいぐい引き込まれるドラマチックな朗読が多かったように感じました。 朝井さんは発表者の朗読が終わると作品1つ1つに丁寧に、ユーモアを交えてコメントし、時には作品を「これは解説なし突き放し系の作品だね」など独自の分類で表現していきます。発表前は舞台袖で「ふう・・・」と硬い表情で深呼吸していた中高生たちも、舞台上での大仕事を終えた後は「古き良き日本の風景のような作品だなあ」とか、「セリフ1行のネタばらしがあざやか!」などの朝井さんの言葉に、嬉しそうにはにかんだり、緊張のほどけた柔らかな笑顔で作品に対する思いを語ったりしてくれました。
今回はコロナ禍での開催ということで、オンラインミーティングアプリのZoomを使っての観覧のみでしたが、発表者の中高生にオンラインで全国からたくさんの方がエールを送ってくださいました。アプリのQ&A機能を使って会場と観覧者との間で双方向のやりとりができたので、朗読が終わると「朗読でより魅力的になる作品ですね!」「学生時代を思い出すさわやかな作品!」とリアルタイムで観覧者からの感想コメントが入り、それを受けてさらに朝井さんがコメントを返すなどオンラインならではのおもしろさがあったのではないでしょうか。また、観覧者の半数は岐阜県外からご覧いただいたということで、多くの人にこのイベントを知っていただけたことをうれしく思いました。
イベントの最後には「文章を書くことで得られるパワーというものがあると思う。コロナをはじめとする社会の状況に気分がふさぐこともあるけれど、書くことは必ず自分を支えてくれる」と、朝井さん。発表者だけでなく作品を送ってくれた中高生すべてへの心強いエールになったと思います。「書くことをこれからも一緒に続けていけたらいいな」、と未来の書き手に同じ土俵で向き合ってくださる言葉に温かい気持ちになりました。吉成信夫・ぎふメディアコスモス総合プロデューサーも「言葉は君たちがこれから生きていくための武器になる」という第1回のショートショート発表会での朝井さんの言葉を改めて紹介し、作品を体で表現する醍醐味を感じてほしいと語りました。

イベント後の朝井さんと発表者の中高生との交流会では、ざっくばらんに言葉が交わされます。中高生のとき読んで印象に残っている作品は?という質問に答える朝井さん。昔、作家の村山由佳さんにいわれた「校長先生の話のように『聞いてほしい話』というのはつまらないもの。こんなこと人に知られちゃいけない、言っちゃいけないという話こそ書かなくちゃ」という言葉を紹介してくださり、未来の書き手たちも興味深そうに聞きいり、うなずいていました。 サイン本を手渡してもらう際にうれしさのあまり涙を流す生徒の姿もありました。朝井さんに会いたくて初めて小説を書いたという子から、過去作品を読み、傾向と対策を練って何作品も書いた子まで、それぞれのバックグラウンドはさまざま。それぞれが想いをもってこの日に臨んでいたのだなあと感慨深かったです。
例年と違うことがたくさんあった今年のイベントでしたが、和やかな雰囲気の中終えることができました。
発表者の皆さん、また、全国から彼らの勇姿を見守ってくださった観覧者の皆様、ありがとうございました!

まちなかにある公共空間や空き地の使い方を考え、自分たちの手でまちを楽しくしていくプロジェクト、『OPEN SPACE LABO』が10月2日から11月1日まで岐阜市金公園にて開催されました。期間中は金公園の北エリアに人工芝のある広場とハンモック、テーブルやベンチが出現。キッチンカーやマルシェなど様々なイベントが行われました。
図書館もこのイベントに様々な形で参加をしていました。期間中は公園に小さなライブラリーを設置して司書が選書した絵本などが51冊並び、18日には出張まちライブラリーが出店。子ども司書たちがイベントの取材をしました。

その中でも、10月29日(木)に開催した「ミニミニ絵本コーナー」はお天気が良く、キッチンカーや出店が来ていて、たくさんの方でにぎわっていました。そんな中、図書館のキャラクター、わんこカート「きらら」を連れお邪魔すると、小さなお子さんがきららに挨拶に来てくれたり、優しく頭をなでてくれたり、記念撮影をしてくれたり...。また、きららと一緒に絵本コーナーが始まるまで待っていてくれた子もいたりと、大人気でした。きららもとても喜んでいたと思います。

そして、いよいよ絵本コーナーが始まる時間になると、たくさんの親子が集まって来てくれました。当日は少し冷たい風が吹いていて寒かったのですが、大型絵本『だるまさんが』や『ぴょーん』を読むと、親子で一緒に体を動かして楽しんでくれました。お子さんの楽しそうな笑い声、お母さん方の楽しそうな笑顔にとても心が温まりました。
小さなお子さんにおすすめの絵本の紹介や親子で楽しめる読み方のアドバイスもさせていただきました。ぜひお家でも、親子で読み聞かせを楽しんでいただけると嬉しいです。

ご参加いただいた方々、ありがとうございました。
【会場】みんなのホール 【参加人数】会場:78人/Zoom:41人
10月25日(日)、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんを招いてシビックプライド・トークイベント「発酵食品で暮らしをつくる」を開催しました。
ゲストの小倉ヒラクさんは「発酵」という切り口から全国各地の、その土地ならではの風景を掘り起してこられました。発酵とは、土地の文化や歴史そのもののアイデンティティだとヒラクさんはいいます。例えば、塩漬けの唐辛子を雪の上にさらして麹などと混ぜて発酵させた「かんずり」は大寒の日に「寒ざらし」にすることで甘みを引き出す独特の製法で作られています。雪の上に赤い花が咲いたような幻想的な風景はこの地方の冬の風物詩になっているそうです。このように、1000年以上の歴史の中で「発酵」はその土地だけの風景や文化、味覚と強く結びついてきました。

豆腐の味噌汁に納豆に白米。特別じゃない、高価なものでもない、昔ながらの普通の食卓です。でも不思議と毎日食べても飽きません。それは、菌のバリエーションが非常に豊かで味に深みが出るからだとヒラクさんはおっしゃいます。また、雷が田畑に落ちることによって発酵が進み、稲がよりよく育ちおいしい米がとれるという説があるのだそうです。そして、昔から人間は作物がよく育ったことへの感謝をこめて神棚に発酵のたまものであるお酒をそなえてきました。自然を超えた存在とのコミュニケーションとして『発酵』があったのだと大変驚かされる、興味深いお話しでした。
岐阜の発酵の風景についても存分に語ってくださいました。鮎のなれ鮨は古くから長良川とともに生きる人が培ってきた、徳川家にも献上されてきた岐阜の食のシンボルの一つです。発酵はかつて人がどのように生きたかの歴史であり、目に見えない菌たちの働きによって衰退していた土地や分断されたコミュニティがよみがえることもあるのだという言葉が印象的。その土地土地の菌のささやきに耳をすませ、ローカルな発酵を掘り起こす旅をされてきたヒラクさんだからこそ話せる奥深い発酵の世界にお客さんも魅了されていました。
『発酵食品』は健康ブームで語られる1ジャンルにとどまらない、ローカルアイデンティティの象徴です。今回のイベントはこの岐阜という地で主体的に暮らしを作っていくための『シビックプライド』について考える時間となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

今回は10名の方が参加してくださいました。
コロナ禍でなかなか集まることができず、ついに、ようやく、やっとです!
茶話会なのにお茶をお出しできなかったのは残念ですが...。
雑談しにくい距離感でしたが、CDジャケットをはさみで切ったり意見交換をしたりして、有意義な時間を過ごせたと思います。
今度はお茶を飲みながらわいわいお喋りできますように!

今は滞在時間や利用できるサービスを制限しているので、皆さんどのようにボランティアに参加できるのかと気にされていました。
活動再開できた方から 「今は1時間しかできないから手が慣れてきたと思ったらもう1時間、あっという間!」という声がある一方で、「おはなし会は対面でやるのが醍醐味だから」と活動するのを心待ちにしている方も...。

今年度は月に1回活動とか細かいことは言いませんので、気負わずいらしてください。
最後に...図書館が心地よい空間を維持できるのはボランティアの皆さんの活動のおかげです。
これからも活動や交流会への参加お待ちしています!!
2020年10月4日(日)に「本de子育てカフェ~中高生編~」を開催しました。
「本de子育てカフェ」は子育てに奮闘中のみなさんのための、図書館講座のシリーズです。
今回は「10代へ贈るファンタジーの処方箋~中高生時代に大切にしたいこと~」と題し、講師に児童文学作家の富安陽子先生をお招きしました。
富安先生は、「やまんば山のモッコたち」でデビュー以来、「小さなスズナ姫」や「シノダ!」のシリーズなど、たくさんの物語を世に送り出されてきた児童文学作家です。その活躍の場は幅広く、絵本から中高生向け小説、さらには一般向けのエッセイなど、幼い子から大人まで多くの読者が富安先生の作品を楽しんでいます。
今回のイベントはコロナ禍の厳しい状況の中ということもあり一時は開催も危ぶまれましたが、スタッフの工夫と努力、そしてなにより富安先生の熱意によって無事開催することができました。
どこか優しいその作品世界の雰囲気そのままの穏やかな語り口で話される様子を、参加者は熱心に聞き入っており、時折くすりと笑ったり、思いがけずどよめく声が漏れたりする様子が見られました。途中で、スライドを使用した絵本の読み聞かせもしていただき、夢を15分割して作られた絵本の話など、絵本作りの裏話も聞くことができました。また、作家の収入いわゆる印税にも触れられるなど、盛りだくさんの講演でした。
特に印象的であったのが、人を楽しませるホラを好んだお父さんやおばあちゃんたち家族との思い出を中心に語られた、子供のころのちょっと不思議で心躍るエピソードです。温かなユーモアがたっぷりの内容はまるで一つの物語のようで、富安先生を構成する大切な一部分なのだと感じました。
富安先生のファンにとってはもちろん、児童文学作家について知りたい中高生にとっても、大変興味深い内容だったのではないでしょうか。


こんにちは。「ぼくわた」担当者です。さて、今年の「ぼくわた」はコロナ禍の中での開催となります。
だいたい5~6月くらいから作品募集をしておりますので、それまでにイベント開催の可否を判断しなければなりません。緊急事態宣言がどうのと言われていたまさにその頃、市の他のイベントが次々と中止される中、「ぼくわた」の実施が決断されました。
どれだけの作品が集まるのか不安と焦燥と幻覚にとらわれるなか、137もの作品が図書館に届きました。増減を繰り返しながらもダウ平均のように上がり続け、過去最高を更新です。
「オカンが言うにはな、その図書館では毎年朝井リョウさんが中高生の小説を読んで対談するらしいんや」
「それやったらメディコスやないか」
というような会話が間違いなくどこかでされている程度には、市内の中高生には「ぼくわた」が浸透しているようです。本当にありがたいことです。
この中からイベントに参加する8作品を選考しなくてはなりません。皆さんが書いてくれた大切な137作品、1か月ほど前に朝井リョウさんに送り、発表作品を選考していただきました。
いつもは私が東京に出向いて直接お話しするのですが、今回はオンラインミーティングのZoomを利用です。東京に行って朝井さんや編集者さんに会いてぇよと枕を濡らしたものですが、オンラインでも意外と話しやすい。画面越しでも朝井さんの知性と人柄の良さが回線に乗って届いてきます。みなさんの作品の話をしている時間はとても楽しい時間で、それでいて朝井さんが応募作品に対して真摯に向き合ってくださっている様子がすごく伝わりました。
今回も色々なテイストの作品が集まりました。世相を反映してかダークな作品も多かったのですが、一方で底抜けに明るい作品もありました。高校生が書いたとは思えない小学生男子のリビドーを描いた作品だとか、青春時代の劣等感を描いた作品、車に飲酒をさせるというどうしてこんな話を思いついたのかなと思うような作品など、楽しく読ませていただきました。そんな中から選ばれた8作品がこちら。
あめ女
言い伝えの日
俺の就活記
カイコ
海中からながめる
赤面デコラティエ
地底恐慌
昼食論争 (五十音順)
さて、みなさんはどの作品が気になりますか。気になる方、ぜひイベントにご参加ください。
今回はイベント開催用のZoomで配信しますので、回線さえつながればどこでも観覧できます。北海道から沖縄まで、遠方の方でもお気軽にどうぞ!逆に朝井リョウさんや中高生が身近に感じられるかもしれません。
Withコロナの新しい時代の中での「ぼくわた」。中高生たちの若い感性に新時代を感じましょう!
イベント申込はこちら
みんなの森 ぎふメディアコスモス1階で、みんなで本を持ち寄ってつくる、まちの小さな図書館「まちライブラリー」が始動します。

本を読んでいて、感情が揺さぶられ、誰かにこの本について語りたい!誰かと共有したい!と思ったことはありませんか?
図書館には司書が選んだ本が並んでいるけれど、『まちライブラリー』はみんなで持ち寄った本が並ぶ図書館。だから、あなたの本にあなたの言葉を添えて、置くことができます。
伊東豊雄さんデザインの世界に一つだけの本棚、『ぶっくらぼ』。この本棚に置く本を現在、絶賛募集中です。
「ぜひ他の人にも読んでほしい!」と思うあなたの本をお持ちください。
<参加方法>
2階 中央図書館カウンターまでお越しください。
受付時間:9:00~19:30
①中央図書館で「まちライブラリーセット」を受け取る
②自宅でメッセージを書いて本に貼り付ける
③本を中央図書館に持参する
設置場所:1階 みんなの森 ぎふメディアコスモス
