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【①編集委員会】
編集委員として、おすすめの本を紹介した冊子を作成します。「他の人にもぜひ読んでほしい!」という本をひとり2冊紹介することができます。
≪ほんまるけ編集委員会(全2回)≫
1回目:令和6年1月14日(日) 午後1時~3時
2回目:令和6年1月28日(日) 午後1時~3時
場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス 1階 協働のへや
対象:中学生・高校生(またはそれに該当する年齢の方)
定員:先着20名
編集委員会への参加申込は12月16日(土)より、申し込みができます。
岐阜市立中央図書館の児童レファレンスカウンターおよび電話で受付します。
【②表紙イラスト】
「別冊ほんまるけVol.11」を彩るイラストを募集します。
対象:岐阜県内に在住・在学の中学生・高校生(またはそれに該当する年齢の方)
募集期間:令和5年12月16日(土)から令和6年2月18日(日)まで
応募方法:応募用紙は各館、各図書室で配布しています。各館・各図書室の窓口に提出してください。
※デジタルデータの場合はEメール(jido-chuo@gifu-lib.jp)でも受け付けます。
その他:表紙に採用された方1名には図書カード1000円分、裏表紙に採用された方2名には図書カード500円分を贈呈します。
〈主な注意事項〉※応募用紙の裏面もあわせてお読みください。
- イラストはA5程度サイズ(応募用紙の枠内サイズ)、カラーでオリジナル作品を描いてください。
- デジタルデータの場合はCMYKモード 350dpi以下で作成してください。
- イラスト内にテーマの文字「Run through!~駆け抜けろ!~」を入れてください。
10月29日(日)に第9回ぼくのわたしのショートショート発表会を行いました。中高生たちが自作のショートショート作品を朗読、作家の朝井リョウさんにコメントしていただこうというこの企画。今年は岐阜県外からの応募と岐阜県内からの応募が半分半分、「偶然の、奇跡的バランスだった」と朝井さん。全体を通して「選びたいな」と思う作品が多く、8作品の選考にとても苦労されたそうです。
発表会当日集まってすぐに、「みんなで自己紹介しませんか?」と提案してくれた子がいて、最初から和気あいあいとした楽しい空気感があった、発表者の8人。控室ではお菓子を食べながら自己紹介をしたりお互いの学校の話や本の話を楽しんでいました。それでも舞台袖に立つと並々ならぬ緊張感に心が折れそうになるほどドキドキが高まり、空気が張り詰めます。さらに発表会がすべて終わった後の朝井さんとの交流会でも朝井さんを前にしてまだまだほどけない固い雰囲気が、この日が彼らにとってどれだけ特別な1日なのかを物語っているような気がしました。
発表会での朝井さんのコメントで、「毎日を過ごしていると受け止めるのが苦しくなってしまう出来事もあるかもしれないし、99人が気にならないことが気になってしまうことがあるかもしれない。でも『言葉』があればそういう思いをくるんでくれることもあるし、苦しみから引き出してくれることもある。言葉は薬だと思うのでどうか、言葉をそうやって使ってほしいですね」というお話がありました。その場にいた、書くことで自分の心の内にあるものを表現をしようとする中高生たちすべての胸にこの言葉が届いていたらいいな、朝井さんのこの言葉を彼らが聞いて少しでも気持ちが楽になっていたらいいなと心から思いました。
開館当時から岐阜市立図書館で大切に開催してきたこの企画も、はや9回目。いまでは全国から腕に自信のある中高生世代からレベルの高い作品が多数送られてくるイベントに成長しました。「表現したい」という思いを持つ全国の中高生たちを応援する取り組みを、ここ岐阜から始めることができたこと、そして9年たった今も変わらず続けていられることをとてもうれしく思っています。これからもこの「ぼくのわたしのショートショート発表会」が中高生たちが切磋琢磨しあい、互いに刺激しあって彼らのうちにある思いを表現できる場でありたいと願っています。
10月29日(日)に開催された「第9回 ぼくのわたしのショートショート発表会」の作品集を岐阜市立中央図書館(みんなの森 ぎふメディアコスモス2階)総合カウンターにて先着順(30冊)で無料配布いたします。また、郵送を希望される方は、返信用封筒(角型2号)に住所・氏名をご記入の上390円分の切手を貼り、下記までお送りください。
受付は2023年12月末までといたします。
※作品応募者には近日中に郵送にて送付いたします。
〒500-8076 岐阜市司町40番地5 岐阜市立中央図書館
事業係(ショートショート発表会作品集)行
急に季節が進んだように朝晩肌寒さを感じるようになってきました。秋の気配を感じたら今年もそろそろ、岐阜市立図書館恒例イベント、「ショートショート発表会」の季節です。
第9回 めざせ直木賞作家!ぼくのわたしのショートショート発表会。
岐阜出身の直木賞作家、朝井リョウさんをお招きして中高生たちが舞台上で自作のショートショート作品を朗読する、という企画で開館してからずっと続いています。
今年集まった作品の総数は148作品。どの作品からも中高生たちの「本気」を感じます。先日図書館の担当者と朝井リョウさんの打ち合わせで、この中から当日朗読される8作品の選考が行われました。
今年選ばれた作品は、こちらの8作品!
1.可愛いトマト
2.八月三十日に削除されたブログ
3.認めない平下
4.唐揚げが降った日
5.自販機センチメートル
6.ステップ・アップ
7.春の日の信号機
8.脱獄
今日お伝えできるのはタイトルだけで、どんな作品なのかは当日のお楽しみなのですが、タイトルだけでも「どんな作品なんだろう?」とワクワクしますね。朝井さんは毎年応募作品すべてに目を通されるのですが、実は、選ばれる作品は、王道の「ショートショート」と呼ばれる作風のモノばかりではありません。SF、ミステリ、恋愛もの、青春もの、とジャンルも様々でそのごちゃまぜ感も含めて、この「ぼくのわたしのショートショート発表会」のおもしろさだと担当者は語ります。
また、朝井さんは8作品が朗読される様子をイメージして、どの作品が何番目に読まれたら効果的か、という順番まで考えて選ばれているそうですよ。今年も、どれもが違ったテイストのバラエティー豊かな8作品が選ばれました。『可愛いトマト』はかわいらしいタイトルとテンポのいいリズムのある文体からは想像できない、ちょっと背筋が寒くなるような読後感。タイトルの不思議さでは群を抜いている『唐揚げが降った日』は孫を思うおばあちゃんの独白で綴られた作品。『自販機センチメートル』の主人公の甘酸っぱく、ちょっとほろ苦いような恋心には現役の中高生も、かつて中高生だった人もどこか共感するところがあるのではないでしょうか。
発表会で朗読されると、文章を読むのとはまたちがった雰囲気をまとい、楽しめます。
気になった人はぜひ、10月29日(日)第9回ぼくのわたしのショートショート発表会へお越しください。ただいま会場観覧、Zoom観覧ともに申し込み受付中です。