「岐阜県立岐阜城北高等学校 生活文化科 作品展」

入場料:無料
問合せ:岐阜市立図書館 分館 ファッションライブラリー
    岐阜市橋本町1-10-23 JR岐阜駅東高架下 ハートフルスクエアーG1階
開館時間:午前9時00分~午後9時00分
電 話:058‐268-1061

ゲスト:ピアノパフォーマー ウーーノ (宇野 正志)さん
定 員:100名(事前申込・先着順)
対 象:幼児~小学生低学年(2年生)
申込み:8月10日(木)より、中央図書館窓口または電話、Eメールにて受付
問合せ:中央図書館  岐阜市司町40番地5   
電 話:058-262-2924
E-mai:library1@city.gifu.gifu.jp

 平成29年7月16日(日)、岐阜市立中央図書館がメディアコスモスに開館して2年が経つことを記念して、「2周年記念イベント 子どもの宇宙とファンタジー」が開催されました。子どもの本をテーマにしたトークショーで、ゲストは童話作家の角野栄子さんとチルドレンズ・ミュージアムのプロデュースに携わっておられる目黒実さん、それから角野栄子さんの最新作「いろはにほほほ」の出版社アリエスブックスの山下麻里さんです。角野栄子さんは言わずと知れたジブリ映画「魔女の宅急便」の原作者で、目黒さんは「くまの学校」や「リサとガスパール」など子どもたちに長く愛されてきたキャラクターのプロデュースもつとめてこられました。長年、子どもに夢を与える活動をされてきたおふたりです。

子どもの宇宙とファンタジー1

 イベントが始まる前、実は子ども司書たちが角野さんと目黒さんのお二人へのインタビューを行っていました。1か月前からインタビューに向けてゲストのお二人のことを調べたり、質問したいことを考え、本番に備えました。「お二人の夢はなんですか?」「勉強は好きですか?」「大人になっても子どものような発想が出るのはどうして?」お二人は子ども司書たちの質問を真正面から受け止め、彼らに語りかけてくださいました。"「子どものような」ではなくて、子どもなのよ!私は82歳だけど、18歳のように生きているし、私が喜ぶ物語を私のために書いているの"。"人はだれでも心の中に老若男女、そして子どもを持っているんだ"。子ども司書に対して子ども向けのおはなしではなく、一人の人間同士として語ってくださった言葉を一人ひとり、しっかりと受け止めたようでした。人生の大先輩でもあるお二人の言葉の数々は、きっとこれからの彼らの歩みの中で大きな力となると思います。
「司書として大事なことはなんだとおもう?」おふたりからの突然の逆インタビュー!予想外の展開にとまどいながらも一人ずつ、しっかり自分の言葉で答えていて頼もしく思いました。目黒さんは子どもたちに、家でも学校でもない、第3の居場所としてチルドレンズ・ミュージアムを作られたそうです。そして、子ども司書たちに、「きみたちには子ども司書という第3の居場所(サード・プレイス)があるんだね」とも言ってくださいました。

 インタビューの報告は子ども司書によるラジオ番組「小さな司書のラジオ局」で彼ら自身が自分の言葉で行います。放送は8月3日14:29~FMわっちにて。ぜひお聞きください!

子どもの宇宙とファンタジー2

 みんなのホールで行われたイベントではまず角野さんが「魔女の宅急便」の冒頭部分を朗読で聞かせてくださいました。宮崎駿氏によりアニメ化されたことでたくさんの人に愛されてきた作品ですが、実は映画化されたのは作品のほんの一部。「魔女の宅急便」は主人公のキキが大人になるまでを描いた全6巻の長編なのです。

 キキは魔女だけど、使える魔法はたったひとつ、空を飛ぶことだけ。「ひとつしかできないキキ」だからこそ私たちは万能ではないキキに自分を重ね、勇気づけられるのだと思います。「なんでも魔法のように解決できる物語なんて嘘くさくって大嫌い。使える魔法が一つしかないからこそ、知恵や工夫が生まれるし、想像力を得て、そこから世界が広がっていく。」そして、「私たちはだれでも一つは必ず魔法を持っているの。」
目黒さんと角野さんのこのお話はイベントから少し時間が経った今も、とても心に残っていて、ときどき思い出しては自分の中でかみしめています。

 本の表紙を開いて、最初のページを、「扉」というそうです。本の扉を開くと、そこから物語が始まります。そのことから、おふたりは物語を「家出」に例えてお話しくださいました。物語を読むことは、家出。新しい世界を求めて、扉を開けて家を飛び出し一人歩き出します。そこにどんな景色が広がっているのか、自分の足で進まなければ(ペ―ジを
めくり、先を読み進めなければ)わかりません。そして、たくさんの経験をしてやがて家に帰る。終わりの扉から家に帰るとき、つまりは物語を読み終わるとき、新しい自分に出会えるかもしれません。主人公とともに冒険し、ドキドキわくわく胸を躍らせ、時には危険にさらされながら帰ってきて開く終わりの扉。それはきっと新たな自分に気づき、また歩き始める自分にとって「はじまりの扉」なのです。
 
 また、子どもが1年生になったら、ランドセルをプレゼントする、というのはよく聞く話です。しかし、「本棚をプレゼントするのはどうかしら」というのがお二人の提案。
 本棚をプレゼントして、子どもはその本棚にお気に入りの本を入れ、年を重ねていく。そして、その子が大人になって愛する人ができたとき、大切な何十冊かの本が入った本棚を持って引っ越し、新たな暮らしを始め、家庭を築いていくのです。「とってもロマンチックだと思いませんか?」とお話される角野さんはとてもかわいらしく、会場の雰囲気もふんわりとあたたかいものになりました
 私も、幼いころから大切にしてきた本が入った本棚を持って新しい場所で暮らしはじめたことのある大人の一人なので、お二人の語られる言葉に自分を重ねていました。同じようにお二人の言葉に自分を重ねる方も少なくないのではないでしょうか。

 たった一つしかないけれども、だれでもひとつ、必ず持っている魔法。私はどんな魔法を持っているのだろう?
 2周年という節目の日に、たくさんの素敵な言葉をいただき、3年目への一歩を力強く踏み出せるような気がしました。

「小学生のためのストーリー・テリング夏休みおはなし会」
語り手:「岐阜おはなしの森」のみなさん
定 員:1回目 40名 小学校1年生~3年生(保護者も可)
     2回目 30名 小学生4年生~6年生(子どものみ)
申込み:当日受付
     各回開演30分前から中央図書館おはなしのへやの前で入場整理券を配布します。
     入場整理券がなくなり次第終了。
・おとなだけの参加、団体での参加はご遠慮ください。
参加費:無料
問合せ:中央図書館 児童図書係  電話/058-262-2924

岐阜市立図書館では地域のサッカーチームFC岐阜と連携し、選手のおすすめ本を紹介したリーフレットの配布や、展示をしています。

★リーフレット
「FC岐阜と一緒に本を読もう!Vol.8」~図書館で見つかる!選手のおすすめ本~
 FC岐阜の選手11名によるおすすめ本を紹介したリーフレットを岐阜市立図書館の各館・各図書室にて、配布しています。

★展示
 7月26日(水)~8月28日(月)  分館       東口にて展示
 8月30日(水)~9月25日(月)  中央図書館  展示グローブにて展示
 岐阜市立中央図書館、分館で、選手のおすすめ本などFC岐阜に関連した展示をします。入場は無料です。

問合せ:中央図書館  TEL/262-2924

7月19日にメディアコスモスのドキドキテラスにて岐阜市と富山市の市長会談が行われました。
観光による地方創生をテーマにインバウンドや広域連携、地域固有資源のPR、観光客自らの情報発信、新たな観光資源を生み出すことの重要性について語られました。

会談中、図書館も会場内で本の紹介展示で参加しました!「富山へ行こう!」というテーマで富山市の文化や観光・地理や自然・歴史や文学などを紹介する展示を行いました。富山市は、魅力いっぱいな観光地です。この夏は富山へお出かけしてみませんか?

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余談ですが、準備中から市民の方からお声かけがあり、関心を持ってもらえていることがうれしく、楽しく展示することができました。
富山市長からも「僕が知らない富山の本もあったよ。」とお声かけくださりとてもうれしく思いました。

8月のおはなし会の予定です。ぜひ遊びに来てください。

旗

  中央図書館

2日(水) 10:30~、11:00~  0歳~3歳向け
16日(水) 10:30~、11:00~ 0歳~3歳向け
5日(土) 10:30~ 3歳~6歳向け
20日(日)  10:30~ 3歳~6歳向け
12日(土) 14:00~ 小学生向け
27日(日)  14:00~ 小学生向け
19日(土)  10:30~ わらべうた

わんこカート きららのおはなし会
日時:土曜日、日曜日、祝日
14:00~14:30

 

よみきかせタイム
日時:平日
10:30~10:50

※5月からよみきかせタイムの時間が変わりました。
 ご注意ください。


※定例のおはなし会があるときは、わんこカート きららのおはなし会、
 よみきかせタイムはおやすみです。

線
分館

26日(土)11:00~   0歳~4歳向け

26日(土)14:00~   5歳~小学生向け
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長良図書室 12日(土)10:30~ 対象年齢なし
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東部図書室 2日(水)10:30~ 0歳~4歳向け
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西部図書室

5日(土)10:30~

18日(金) 10:30~

 

4歳~小学生向け

0歳~3歳向け
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長森図書室

4日(金)11:00~

16日(水)11:00~

0歳~3歳向け

0歳~3歳向け

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柳津図書室

6日(日)13:00~


12日(土)11:00~

サイエンスおはなし会
(テーマ「音」)
小学生向け

4歳~小学生向け

16日(水)11:00~ 0歳~3歳向け

ふうせん

7月18日に開館2周年を迎えたメディアコスモスの岐阜市立中央図書館に、益川名誉館長がメッセージをくださいました。


小学生のころ、益川さんは本がぎっしり詰まった図書館の棚から抜き出した本のページをめくっているとき、今まで感じたことのない胸の高ぶりを覚えたそうです。


1冊1冊、すべてをじっくり読まなくても、理解できないところがたくさんあってもいいのです。これは違うな、と思ったらやめて違う本を読めばいいし、それを繰り返しているうちに、きっと「これはおもしろい!」というものに出会えるのかもしれません。

図書館を利用される方の中には、自分は何に向いているのか、自分は何を持っていて、それをどうやってこれから生かしていけばいいのか、それがわからずに悩んでいる方もいるかもしれません。たくさんある図書館の本たちが、「人生の案内人」としてあなたの中に眠っている『素敵な何か』を呼び覚ましてくれることを願っています。

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 第2回子どもと本と遊ぶ日‐数と人間とたくさんのふしぎ-開催のため、8月11日(金)は終日、児童のグローブをお使いいただくことができません。
ご不便をおかけいたしますが、あらかじめご了承ください。

 第2回子どもと本と遊ぶ日 ―数と人間とたくさんのふしぎ―につきましては現在、申し込み受付中です。
たくさんのご応募お待ちしております。詳細はイベント情報ページをご参照ください。

日 時:平成29年8月11日(金・祝) 13時~14時
場 所:中央図書館 児童のグローブ
ゲスト:森田真生(もりた まさお)さん(独立研究者)
定 員:50名(事前申込・先着順)
対 象:小学校3年生から高校生