講師:村上 眞知子氏(岐阜市立女子短期大学 生活デザイン学科 教授)

場 所:クラフト室(ハートフルスクエアーG 2階 岐阜市橋本町1-10-23)
定 員:20名 ※要事前申し込み
持ち物:エプロン・バスタオル・作品を持ち帰るビニール袋、直径7.5cmくらいのステンレス水筒
受講料:無料(ただし材費代として500円は別途負担)
申し込み方法:
往復ハガキに
①講座名「羊毛フェルトでハンドメイド雑貨を作りましょう」
②郵便番号・住所
③氏名
④年齢
⑤電話番号
上記事項を記入して、問い合わせ先までお申し込みください。
4月7日(金)必着。※お知らせした必着日から変更になっていますのでご注意ください。

応募多数の場合は抽選になります。※お1人様1葉書で

問い合わせ:岐阜市立図書館 分館 ファッションライブラリー
      岐阜市橋本町1-10-23 JR岐阜駅東高架下 
ハートフルスクエアーG1階
      TEL.(058)268-1061

長良川大学講座「読み聞かせ教室」(2回連続講座)を3月3日(金)と17日(金)に開催しました。お子さんに絵本を読んであげるとき、どんな絵本を選んだらいいのか、どう読んであげたらいいのか知りたい、という方のための講座です。
東海学院大学短期大学部教授の杉山喜美恵先生を講師にお迎えし、第1回目の講座では「本の選び方、読み聞かせの方法」について学び、第2回目では「読み聞かせ実践」を行いました。

 第1回目の講義では、どんな本が何歳の子どもに適しているのか、それはなぜなのか、子どもの発達に合わせた絵本の選び方などをわかりやすく説明していただき、みなさん納得の様子でした。実際に杉山先生が絵本を読み、お手本を見せてくださると、一緒に参加している子どもたちも絵本の世界に引き込まれていました。20170329110328-ac0d954fe50edf6767c2f165a96df6d77d6999ab.jpg

 第2回目の講座では、1回目の講義のおさらいをしたあと、実際に絵本選びを体験。たくさんある本のなかから、みなさん悩みながらの絵本選びです。先生にたずねたり、図書館の司書に手伝ってもらったりしながら、それぞれ3~4冊の本を選びました。最後には、参加者のみなさんで、お互いに選んだ絵本を紹介しあいました。

 講座が終わったあとも、会場に残って先生に質問したり、読み聞かせに関する悩みを相談したりするお母さんの姿が。参加者のみなさんからのアンケートでは、「日頃、疑問に思っていたことが講座の中でわかりました。」「ついつい子に対して押し付けがましくなってしまっていないか、自省するよう気を付けたいです。」「子どもと絵本を楽しむ時間をこれからも大切にしようと思いました。」など、いろいろなお声をいただきました。

 この読み聞かせ教室のなかで、先生は絵本を「最後まで読まなきゃ」「順にページをめくらなきゃ」とは考えないでほしいと言われました。「絵本を通して、子どもとどうコミュニケーションをとるかが大切です」とのお言葉がとても印象的でした。今回、参加してくださったお母さんとお子さんが、絵本を通して、楽しい思い出の時間をたくさん作っていってくださることを願っています。

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児童書エリアの「コスモス商店街」がリニューアルしました!

コスモス商店街ではお店が入れ代わり、新しいお店がオープンしました。
おもちゃ屋さん、和菓子屋さん、やおやさんに時計屋さん・・・
どのお店もかわいらしくて自慢のお店です。新しいお店の加わったコスモス商店街は今日もとってもにぎやか!
日に日にあたたかくなり、春もすぐそこまで来ています。お散歩のついでにメディアコスモス商店街へも遊びに来てくださいね。

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spring has come!

  • 2017年3月26日

緑:皆さんどうもこんにちは。年度末の締めという大役を仰せつかったグリーンです。
東京では桜の開花宣言もあって、いよいよ本格的な春到来ですね。
受験生だったYAの桜の方は、咲いたものもあれば敢え無く散ったものもあると思いますが...(ゴホゴホ←花粉)。
大丈夫です。春は来年も再来年も繰り返しやってきます。咲く年もあれば咲かない年もある。
長い人生、1~2年のロスは問題ありません。次の春に向けて、今からせっせと肥やしと水をやり続ければいいのです。
緑:...と、前置きが長くなりましたが、今回はこの卒業から次の入学までの宙ぶらりんな時期、
皆さんが何をしてすごしているのか?ということを話題にしてみたいと思います!
では本日のゲスト、茜さんにご登場いただきましょう!!(拍手)
茜:どーもバレンタイン以来の登場です茜です。今回は念願の緑さんとのトーク・・・!
お呼びが掛かった瞬間、ついにきたーという気持ちでテンション上がってますよ↑↑
緑:いいですね!アゲアゲでいきましょう。というか、もはや準レギュラーと言っても過言ではないですね。茜さん。
茜:実質四回目になります。現在は4月からの新アニメと新ドラマを横断検索してる感じっす。
オススメは・・・アニメは歌舞伎的なやつとドラマは月9とブルゾンが出るやつですかね。
我が家総出でブルゾンファンになってます。
緑:ブルゾン氏の出世街道まっしぐら感はすごいですよね。若さと勢い?うらやましい。
歌舞伎的なやつは私も気になっていました。.ただし深夜アニメは睡魔との闘い...。
茜:私は基本録画派ですが、あるアニメだけは目覚ましセットして初回と最終回は見ました。うたの・・・です。
緑:あっ!(察し)
茜:あれだけは一種の宿命を感じてます。リアルタイムで見なければと・・・。まあ今回も録画ですね。
最近、夜起きるのが辛い年頃になってしまったので。
緑:私も寄る年波には勝てません。昔はオールとかもへっちゃらだったのに。
茜:オールカラオケっすね!私、実は未経験なんですよ。やるなら朝早くの8時から夕方6時とか、最長10時間は歌ってました。
よく持ち歌あったなと今ではしみじみ・・・。ちなみに今は最長7時間です。
緑:春休みはカラオケ行きますよねー。私の時代は少なくとも、カラオケ屋の駐車場に行けば
誰か同じ学校の子がいるって感じでした。で、カラオケからのコンビニからのゲームセンター的な...。
茜:それは今もありますよ~。駐輪場で学校のシールを見てしまい・・・。
学年とか色分けされていたので同級生がいると若干戸惑いました。今の子でもあると思いますよ、ねー?
私はカラオケの近くに大きいボーリング場があって、その中にプリ機とかあったので
ついでに寄ってプリクラをやってました。今って携帯で保存できるので便利ですよね。
私はプリクラを切る担当でした。緑さんは撮ったやつをどこかに入れてましたか?
緑:私はとりあえず手帳に貼ってみる→残りを配ってみる→さらに残りを缶に入れてみる→醗酵→大掃除で発見→処分に困る。
って感じでした。
茜:醗酵・・・確かに最近どこかに貼ったであろうプリクラちゃんをタンスの下で発見したことはあります。
変顔したものとか「がんばってるなあ」なんて思います。私は捨てられないタイプなので未だに袋に入ってますよ。
一応、人の写真なので(笑)
緑:その気持ち分かります。でも今となっては全てが懐かしい、いい思い出ですよ。
茜:黒歴史のものもあれば淡い恋の・・・なんてものもあるんじゃないですか?私は・・・まあ残ってますけど。
っていうかカラオケとプリクラでここまで話せる我々ある意味すごい・・・。赤さんとかに褒められそうですね。
緑:YAの行き着けレジャー施設ですから。カラオケとゲーセンは。春休みもずいぶん自転車が停まってるんじゃないでしょうかね。
茜:停める場所に停めましょうね。ではこのままだと長くなりそうなので緑さんに回しますー。よろぴくです。
緑:はい。4月にはクラス替えがあったり、新しく別々の学校に行くことになったり...。
今身近にいる友達と思う存分遊べるのも少しの間ですので満喫しましょう!夜更かしも休み中ならまぁ結構!!
おもしろいアニメやドラマがあったら私にも教えてください。本が出てれば入れられるかもしれませんよ!
茜:月9は原作が図書館にもありますから予約してみてはいかがでしょう?
一般の書架になりますが『貴族探偵』(F/マヤ)ですよー。某アイドルファンは読んだ方が30倍楽しいはず!
緑:もちろん、春休みは読書をしてくれてもいいんです!メディコスもレジャー施設と張り合えるほど刺激に満ちてますから。(強引)
それではYA担当一同、皆さんのご来館を次年度も引き続きお待ちしております!!(役目終了。フー)

4月のおはなし会の予定です。ぜひ遊びに来てください。

旗

  中央図書館

5日(水) 10:30~、11:00~  0歳~3歳向け
19日(水) 10:30~、11:00~  0歳~3歳向け
1日(土) 10:30~ 3歳~6歳向け
16日(日)  10:30~ 3歳~6歳向け
8日(土) 14:00~ 小学生向け
23日(日)  14:00~ 小学生向け
15日(土)  10:30~ わらべうた

 わんこカート きららのおはなし会
   日時:土曜日、日曜日、祝日
    14:00~14:30

 

 よみきかせタイム
   日時:平日
   10:00~10:20
   

※定例のおはなし会があるときは、わんこカート きららのおはなし会、
  よみきかせタイムはおやすみです。

線
分館 22日(土)11:00~ 0歳~4歳向け
     14:00~ 5歳~小学生向け
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長良図書室 8日(土)10:30~ 対象年齢なし
線
東部図書室 5日(水)10:30~ 0歳~4歳向け
線
西部図書室

21日(金)10:30~

0歳~3歳向け

線
長森図書室

7日(金)11:00~

19日(水)11:00~

0歳~3歳向け

0歳~3歳向け

線
柳津図書室

8日(土)11:00~

4歳~小学生向け

19日(水)11:00~ 0歳~3歳向け

ふうせん

平成29年3月13日(月)、みんなの図書館おとなの夜学が開催されました。20170326113004-6059fd3674c73f13db741d61ce5b3fc6a16448e4.jpg
今回のテーマは「あなたは、ほんとうの岐阜祭を知らない‐岐阜町人文化の核を探る‐」です。

さて、おとなの夜学は、私たちの暮らす岐阜のまちがこれまで育んできた文化や歴史を図書館から発信しよう、という企画です。昨年から継続的に行ってきたおとなの夜学も今年度最後の開催となりました。今回も「岐阜にいながら知らなかった岐阜のこと」、興味深い岐阜のお話をゲストの方から伺いました。

今回のゲスト、一人目は元岐阜市歴史博物館学芸員で現在は犬山城白帝文庫研究員をされている、筧真理子さん。伊奈波神社教学研究員もつとめていらっしゃいます。そしてもう一方は以前もおとなの夜学に登場してくださった小野崎隆賢さん。お座敷や地歌舞伎での囃子方、岐阜舞妓の育成、長良川舟遊びなど遊宴文化の研究・再生に取り組んでいらっしゃいます。

昨年、山・鉾・屋台行事がユネスコ世界無形文化遺産に登録され、日本の祭りは今、世界中から注目されています。登録された33のお祭りのうち、3つは岐阜県のお祭りです。

20170326112803-08fd2bbcc91aaacc9a8fbe6b2a1d89a9663b5ab5.jpg 「岐阜祭」とは、なんなのでしょうか。岐阜市民の氏神である伊奈波神社や金神社をはじめ、市内各所の神社が毎年春に行う例祭にあやかり、市民も祭りを楽しもうと始まったのが岐阜祭の由来だそうです。神幸祭の日には伊奈波神社から金神社、橿森神社を神様が巡ると言われています。最初に、長年学芸員として研究をされている筧さんから、古い資料からひも解く岐阜祭について、教えていただきました。
岐阜祭について残っている最古の資料は1496年のものだそうですが、記録はそう多く残っているわけではありません。筧さんによると毎年行われている祭についてなど日常的な事柄はなかなか記録が残されにくく、また、特に岐阜祭の場合は濃尾震災をはじめとする大きな災害で記録が失われてしまいました。今回は数少ない資料の中でどのように岐阜祭がとらえられ、まちの人々に愛されてきたのか、筧さんに解説していただきました。
 
小野崎さんにはお祭りの山車につきものであるお囃子について解説していただきました。お祭りに欠かすことのできないお囃子ですが、その曲一つ一つの意味合いなどはあまり知られていないかも知れません。山車が運行する際に流れるお囃子は音を鳴らして悪いものを追い払うためのものと言われています。岐阜祭のお囃子は能楽に起源があり、その優雅さが特徴です。山車が運行する際の「車切」、神社入り、神に近づいていくときにはものものしい雰囲気の「神楽」、神社に山車を奉納した後ホッとした気持ちで演じるにぎやかな「七間町」、などそれぞれの場面に応じた曲が演奏されます。20170326112930-ad1bdf5ae333762f2a373b7566d1733deb6328d4.jpg

 お囃子はずっとテープで再生されてきましたがこれらの音楽を生演奏にしていく取り組みが現在行われているそうです。今回のおとなの夜学はスペシャルバージョン。お囃子の生演奏復活に目下取り組んでいる子どもたちが特設ステージで演奏を披露してくれました。太鼓の迫力ある音、笛の優雅な音、先ほど解説していただいた場面の説明を踏まえて聞くとお祭りの様子がよりリアルに目に浮かぶようでした。

 
今後、岐阜祭はどのように受け継がれていくのでしょうか。
どうたくさんの人を巻き込んでいくかが大切だと小野崎さんはおっしゃいます。今の子どもたちがかっこいい!やりたい!と思える祭を残していきたいと、震災により記録の少ない中形を変えながらも乗り越え、残ってきたものを大切に守っていこうとする筧さんや小野崎さんの言葉に触れ、伝統を受け継いでいくことについて改めて考えさせられました。

 今回で今年度のおとなの夜学は最後になります。たくさんのご参加をありがとうござい
ました。毎月おこなってきましたおとなの夜学ですが来月よりしばらくお休みをいただき
ます。またパワーアップして帰ってまいりますのでお楽しみに!

青:3月です。月が変わったということは"あのコーナー"がやってくるのです。ちなみに今回が最終回です。
赤:おや?前回の前フリを完全スルーかな?
青:続投いただいて申し訳ないですが無視してやっていきますよ!今月の祝日コーナーは「春分の日」です。
赤氏は春分の日について何か知っていることはありますか?
赤:(スマホ取り出し)......自然をたたえ、生物をいつくしむ日!
青:はい、そのとおりです。(内閣府のホームページでも見たか?)
青:それでは今年の春分の日は何日か分かります?
赤:今年は20日ですよね。三連休ですよ!ひゃっほー
青:そう、今年「は」20日ですね。ですが思い出してください。去年の春分の日は何日でした?
赤:......21日!  あれ?
青:そう、そうなのです。春分の日(と秋分の日)は毎年同じではないのです。
おおよそ20日前後になることが多いのですが、国立天文台が毎年2月1日に出す「暦要項」という官報に
次の年の春分の日と秋分の日が正式決定として発表されるのです。ちなみに来年は21日とのことですよ。来年は水曜日!
赤:なんと!3連休じゃない!!
青:ちなみによく言われる「春分の日と秋分の日は昼と夜の長さがほとんど同じになる」というのは、
実はそこまで同じではないとかなんとか......
赤:あれ?昔習ったのと話が違う?
青:そもそも春分の日というのが、太陽が黄経0度の春分点を通過する日であり、
暦便覧には「日天の中を行て昼夜とうぶんの時なり」とあります。
が、なんと日本付近では年によっては昼のほうが長いことがあるとか。
それに日の出・日の入の定義の問題などいろいろあるようで
赤:これまでの知識が音を立てて崩れていく......
青:といったように、春分の日秋分の日は毎年違う日に変わっていくアグレッシブな連中たちだったのです。
今日の豆知識終わり!
青:なわけですが、コマーシャルをひとつ。
赤:現在ヤングアダルト(YA)サービスでは中高生の中高生による中高生のためのおすすめ本リスト
「別冊ほんまるけ vol.4」を作成中!先週の12日に第1回目の編集作業が終わり、
来週の第2回目の編集を経て5月末の発行を予定しています!
青:中高生の皆さんがおすすめするのでより共感できて手に取りやすくなっているのではないでしょうか?
昨年作成したVol.3は交流掲示板前で配布していますので、興味のある方々は一度見てみてくださいね。残りあとわずかですよ!
青:ということで今回はここまでです。今年度最後の更新は緑氏となります。では!

平成29年3月10日(金)、「ほん×まちトーク」を開催しました。
昨年10月より、金華地区の8つの店舗で「ぎふまちライブラリー」が始まっています。まちライブラリーとは、公設の図書館と違って一般のお店やお寺やカフェなど、まちかどに本棚を置いてみんなで共有する小さな私設図書館です。
本があって、人が集まる場所、本と読書の体験を共有できる場所。たくさんの本がある大きな図書館もいいけれど、そういった、本を通じて人がつながる場所をまちの中にたくさんつくりたい。そんな願いから、ぎふまちライブラリーは始まりました。

 岐阜の街でまちライブラリーが始まって5か月。いま、店先で小さな図書館を展開してくださっている8つの店舗のうち、annon tea houseの西願将也さん、山本佐太郎商店の山本慎一郎さん、長崎屋本店の牧野浩之さん、cd shop songsの鬼頭黎樹さんの4名をゲストにお話をうかがい、まちライブラリーに対する思いを再確認しました。司会は当図書館の吉成館長です。20170317134446-e1014a4918591ae4fd55c1c3d484e5c1bfd80982.jpg
 
 今回の「ほん×まちトーク」はannon tea houseの西願さんが入れてくださった紅茶と、山本佐太郎商店の山本さん、長崎屋本店の牧野さん、が用意してくださったかりんとうやビスケット、夏目漱石も食べたという味噌松風などをいただきながら、そしてcd shop songsの鬼頭さんが選んでくださった音楽をBGMにトークが展開しました。

 まず、吉成館長からまちライブラリーを設置するにあたっての思いや、11月に実施した「カンチョーと行こう!ぶらりぎふまちライブラリー」のイベントをスライドと共に振り返るお話がありました。その後、まちライブラリーを取りまとめてくださっている山本佐太郎商店の山本さんより、どのようにして8つのお店の店主さんが集まり、いまのまちライブラリーの形ができていったのか、お話してくださいました。
本棚の設計者である伊東豊雄建築設計事務所の庵原さんも、どういった経緯で本棚の製作にかかわることになったのか、本棚をデザインされたときに大切にされた思いなどについてお話くださいました。

20170317134534-9e2ea650ae32ec494fc9f583ab4d6e32b99279b0.jpg メディアコスモスができる前、その構想が明らかになると、「メディアコスモスができれば世界中から人が集まってくる。世界中から集まった人たちと岐阜の街をどうやってつなげていけばいいだろうか」と店主さんたちは考えていたそうです。そして、その"人と人をつなぐ手段"のひとつが、まちライブラリーでした。
また、庵原さんも、そんな店主さんたちの思いを受け、メディアコスモスを設計された伊東さんの、部屋の外と中の境界線をなくすようなデザインにも通じる、「店の外に置いても、中に置いてもしっくりくる本棚を」と今の本棚をデザインしてくださったそうです。

メディアコスモスに集まった人たちには、メディアコスモスだけでなく街に出て、お店をのぞいてほしい、図書館を通じて街と人がつながり、街を元気にしていきたい。
「図書館を図書館だけで終わらせない、という思いだった」という山本さんの言葉が心に残りました。

 その後、それぞれのお店におかれている本棚の紹介は、4名のゲストに加え、残りの4つのお店の店主さんもそれぞれ、店主さん自らしてくださいました。通学路に面したお店だから、子どもたちに気軽に手に取ってほしくて子供向けの本もおいている、という長崎屋の牧野さんの話や、文章から音楽が聞こえてくる本ばかりを意識して集めたというcd shop songsの鬼頭さんの話、麩兵の川島さんはここにない本が読みたくなったらメディコスの図書館へ、という広がりを持たせたい。すべての人が本でつながっていけば、と語ってくださいました。自分の人生に影響を与えた一冊や学生時代に読んだ思い出の本、テレビで噂になっていた本、自分の趣味の本・・・どの本棚も個性的で、店主さんそれぞれの人柄や、ここまで辿ってこられた道がにじみ出ているようにも感じました。

 まちライブラリーは今後どうなっていくのでしょうか。
本をきっかけに街と人をつなげていきたい、岐阜のいろいろなところに人と街をつなぐ本がある、そんなふうになればいいなと思っています。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
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○場所:みんなの森ぎふメディアコスモス1階 かんがえるスタジオ
○参加:無料
○定員:30名(事前申込・先着順)
○申  込:3月15日(水)より電話、Eメール、または岐阜市立中央図書館カウンターにて
       お申し込みください。
       岐阜市立中央図書館
       岐阜市司町40番地5 ℡ 058-262-2924
                     Mail  library1@city.gifu.gifu.jp