10月3日(月)、第2回 おとなの夜学を開催しました。昨年からスタートしたこのイベントは、私たちの暮らす岐阜のまちがこれまで育んできた文化や歴史を図書館から発信しよう、というものです。岐阜ならではの異色な人々が集まり、「岐阜にいながら知らなかった岐阜のこと」を、対談やパネルディスカッション形式で語ります。

今回のテーマは、「川が繋いだ手仕事の物語‐岐阜の伝統工芸・後編 和傘、鵜籠、川舟‐」。8月に開催された第1回おとなの夜学の美濃和紙と岐阜提灯のお話に引き続き、岐阜の伝統工芸にスポットを当てたお話を伺いました。会場は図書館内のリーディング・カフェ。今回のテーマである、色とりどりの和傘が会場にたくさん飾られ、美濃和紙の提灯の明かりがともった素敵な雰囲気の中、お話が始まりました。20161014192158-c7344683cbda2940353285e89c9cb2b389b66f79.jpg

今回対談をするのは岐阜県立森林文化アカデミー准教授の久津輪雅さんと、和傘職人の高橋美紀さん。進行は今回もこのイベントの企画・プロデュースを行っているNPO法人ORGANの蒲さんです。
まずは、蒲さんから「岐阜の伝統産業の背景に長良川がある。」ということで、美濃から尾張をつなぐ大動脈、長良川の水運の歴史や、それから今回のテーマである「和傘」と岐阜、長良川の関係についてのお話がありました。
長良川流域では筏を使って材木や各地で生産された商品の輸送が行われ、川湊が発展していきました。今回のテーマである「和傘」も長良川とは深い関係があります。その材料である竹や美濃和紙、エゴノキなどはすべて、水運によって運ばれてきたのです。和傘の製作に欠かせない材料が長良川の水運によって豊富にもたらされたことにより、やがて全国生産のうち9割を岐阜が占めるまでになったとのこと。美しいだけの長良川だけでなく、昔から生活や産業、文化と深くかかわって岐阜の発展に寄与してきた長良川の新たな一面を知ったような気がしました。

 長良川を通じて岐阜で育まれていった和傘作りの歴史について学んだ後、次に、「これからの和傘と手仕事の行方は?」ということで和傘職人である高橋美紀さんに、その製造過程や和傘ならではの構造についてお話を伺いました。
 和傘作りは一つ一つの工程がとても複雑で、それぞれに専門的な職人技が必要でした。そのため和傘の骨を作る竹屋、エゴノキからロクロを作るロクロ屋、親骨と小骨を一本一本組立てて糸でつなぐつなぎ屋、紙を貼る貼り屋など、それぞれの過程が細分化された熟練職人による分業によるものです。一本の和傘が完成するまでに数十人の職人が携わることもあるそうです。20161014192404-50a238a6a1940ef071f9c2cadcb8e26718402ea2.jpg

実際に、たくさん和傘の実物も見せていただきました。一本の骨を二つに割いて、先のほうでまたつなぐという繊細な細工が施されている桔梗骨、骨が54本あり、しっかりした傘なのに柄が竹でできているため軽い細五四、祇園祭用の番傘などそれぞれの特徴とともにご紹介いただきました。かがり糸が施され、何十本もの骨組が整然と等間隔に広がる繊細な細工、色鮮やかに染められた和紙。たくさんの人の思いと技が込められた岐阜の美しい和傘のお話に、気が付けば夢中になって聞き入っていました。

しかし、このように多くの人の思いと技に支えられ、発展してきた岐阜の和傘ですが、現在は、様々な課題を抱えています。まず一つは、熟練職人の高齢化と後継者の不足。特に、ロクロという傘の中心になる木製部品を作る木工所は、全国で岐阜の岐南町にただ一軒あるばかり。骨職人も岐阜に2人のみ。高橋さんのような、これからの和傘づくりを担う若手は岐阜で10名ほどしかいないのが現状です。

 また、ロクロの原材料であるエゴノキの調達が困難になっていることも、大きな課題です。いくら後継者が見つかり、伝統が受け継がれていったとしても原材料が手に入らなくなれば、和傘を作ることはできません。エゴノキはまたの名をロクロ木とも言い、粘り強い繊維を持ち、細かく裂いても割れないという特徴があって、ほかの木では代用がきかないそうです。エゴノキは一般家庭の庭木にも使われるなど、特別珍しい木ではないのですが、工芸品の材料にするには厳しい条件があり、その条件にあうだけのものを確保するのは至難の業でした。20161014192614-98721704bf16f45b6cbe10445495859193c5c9dd.jpg

 そこで、もう一人のゲスト、久津輪雅さんが立ち上げられたのが、"エゴノキ・プロジェクト"です。久津輪さんの呼びかけに、久津輪さんが教員をされている岐阜県立森林文化アカデミーの教員と学生、地元の林業に携わる人、またSNSなどを通じて老舗和傘店の関係者、全国の和傘ファンなども集まりました。エゴノキの伐採と、木の切り株から新しい芽を出させるための森林の更新、新たな伐採場所の開拓などの取り組みをしていく中で、持続可能な森林をめざしています。
 
 後継者不足やエゴノキの不足など様々な困難を抱えながらも、和傘作りには多くの希望もあります。
全国で唯一のロクロ職人のところへ、東京での仕事を辞めて弟子入りされた方がいること。長良川流域で作られてきた長良川プロダクトを販売するセレクトショップ、長良川デパート湊町店では和傘を手に取り、購入していく人の多くは、20代30代の若者であること。エゴノキ・プロジェクトにたくさんの人が関わり、伝統を守ろうとしていること。たくさんの人の手により大切に、確かに、受け継がれている伝統がそこにはありました。

今回のおとなの夜学にご参加いただいた方の中にも、「和傘がほしくなりました。」「エゴノキ・プロジェクト行きます!」などの声がアンケートから多数みられました。これからも、図書館として岐阜のまちがはぐくんできた文化や歴史を発信していきたいです。
次回のおとなの夜学は10月27日(木)。テーマは「岐阜の発酵をデザインする -鮎とたまりと発酵トーク-」です。次回もたくさんの方のご参加をお待ちしています!

黄:さてさて!前回に続きまして、今月は29日(土)に行われる「めざせ直木賞作家! 
第2回ぼくのわたしのショートショート発表会」の特別ゲスト・朝井リョウ先生をテーマにお話していきたいと思いまーす!
  本日はワタクシことイエローと、
灰:「めざせ直木賞作家! 第2回ぼくのわたしのショートショート発表会」略して「ぼくわた」担当のグレイでお送りします、
   どうぞよろしく。
黄:...グレイさんは普段ならイエローが迂闊に話しかけにいけないくらいの偉い方なんですよ!
   そんな方もさらっと登場しちゃうYAブログってすごい!ヒュウ!
灰:「ぼくわた」は彼らYA班と僕らイベント班の合同イベントということで、今回こちらに登場と相成りました。
黄:図書館で行われるイベントと一口に言っても、色んな班・チームが携わっているんですよ~。
  実は昨年は、私達2つの班と、更に郷土資料班さんとの3チーム編成だったのです!おもしろいでしょ。
  なんてウラバナシはさておきまして、グレイさん、今年の「ぼくわた」はいかがでしょう!
灰:いやあ、昨年に勝るとも劣らぬ力作ぞろいですよ。
  イベントタイトルのごとく、ここから未来の直木賞作家が生まれるのではとワクワクしました。
   YA世代の感性の鋭さや、純な文体、思わず唸ってしまう切り口と本当に多種多様な輝きを持つ作品ばかりです。
黄:そうでしょうそうでしょう!...とイエローが鼻を伸ばしてもしょうがないですが、
  「ぼくわた」作品のご応募といい、書架整理やPOPづくりといった青少年サポーターのみなさんのご協力といい、
   YAっ子が一緒に作ってくれる図書館!というのはとっても嬉しいですね。
灰:「ぼくわた」観覧のお申し込みはお電話、または中央館窓口にて受け付けております。
  既に市内外から多数のお申し込みを頂いておりますので、興味のある方はお早めに申し込みいただくことをお勧めしますよ。
黄:なんと、イエローの小耳に挟んだところによると遠くは広島からお越しになる方もいらっしゃるとのことで...!
灰:イエローさんって意外と地獄耳ですね。
黄:いやあ情報社会に生きるものとして色々キャッチしているのですよ、例えばグレイさんのあんなことやこんなことも......
灰:(......、)
黄:...知らなかったりします!
灰:じゃ、これからはもっと話しかけにきてくださいね。「迂闊に話しかけにいけない」とか言わないでくださいよ、さみしいから。
黄:サーイエッサー。そうそう、情報社会といいますと、イエローは朝井リョウ先生の著書『何者』を思い出します。
  SNS世代の就活を描いた『何者』はもうすぐ映画公開となることでもハナマル注目な作品ですが、
  朝井先生が平成生まれの作家として初めて・しかも戦後最年少での直木賞受賞となった作品でもあるんですよ~。
   「ぼくわた」タイトルにもピッタリですね!
灰:『何者』は朝井先生の6作目に当たる著書で、朝井先生が新入社員として仕事をしながら執筆したそうですね。
黄:YAのみなさんにはまだ就活より進学のほうが身近かなあと思うんですが、是非就活を迎える前の今だからこそ!
  読んでほしい一冊です。じゃあグレイさん、こちらをどうぞ!
灰:(カンペを開きつつ)ええと、「それでは、今回はこの辺りで締めたいと思います」?
黄:字数的にそろそろお別れのお時間がやってきてしまいました...。グレイさんご協力ありがとうございました...ッ!(平伏)
   それではみなさま、次回のYAブログもお楽しみに~。

日 時:平成28年10月19日(水)
    午後6時30分~7時30分

場 所:みんなの森 ぎふメディアコスモス2階
 岐阜市立中央図書館 つながる読書のへや

テーマ:すごい結末

申込み:不要
    
問合せ:岐阜市立中央図書館 事業係
    岐阜市司町40番地5 ℡ 058-262-2924

青:皆様お久しぶりです。YA担当のブルーです。
黄:同じくイエローです!
青:いやー黄氏お久しぶりです。
黄:インターンの子の記事のあとがきでイエローは登場した以来ですが、ブルーさんとの対談はほんとに久しぶりな気がしますね!
青:インターンの方々には感謝感謝です。我々メインは一ヶ月ぶりですし、私と黄氏の対談となるとさらにです。
黄:ブルーさんの部活談義とか卒業式談義とか、他の方との対談は読んでますよ!
  しかし思い返すとブルーさんとの私的な内容の対談が少ない気がするのはこれいかに。
青:お?そうでしたっけ(汗 
  では何を話しましょうか。
黄:いやー私がよく業務連絡?お知らせ?をしたがるのでプライベェトなお話をしてないんじゃないかと...。
  ちなみに部活といえば、私は中高美術部でした。
青:私は剣道部でしたよ。非常に汗臭い青春時代でした。
黄:ブラックさんも剣道部というお話でしたし、みなさん存外体育会系なんですね...。
  いや、ブルーさんは自転車?も嗜まれているしイエローがおうちダイスキすぎるだけか...!
青:まあ趣味や趣向に貴賎はありませんから......。
黄:でも空調なんて存在しない美術室で油絵に汚れたコック服を着ていた身としては、汗!青春!て感じは羨ましいです。
  汗!青春!といえば、今年の高校野球も楽しかったです。レッドさんだとここで「チアがかわいい!」と仰るんでしょうか?(偏見)
青:某局のカメラマンは試合そっちのけで美少女チアを撮ることで有名ですから。ある意味正しい楽しみ方かも...。
  それにチアといえば女性のチームを思い浮かべがちですが、岐阜県出身の作家、朝井リョウ先生の「チア男子!」という
  男性だけでチアチームを組むこれまた汗!青春!な小説があるのはご存知でしたか?
黄:あ、つい最近アニメにもなっていましたね!私はジャンプ+というアプリでコミックもチェックしてました。
  男性ならではの力強いアクロバティックのチアチームとか、「チア男子」を読むまで想像もしてなかったので新鮮でした!
青:そうでしょうそうでしょう。そこで重大発表なのですが、その話題作品を書いた朝井先生が、今年も図書館のイベント
  「めざせ直木賞作家! 第2回ぼくのわたしのショートショート発表会」に参加してくださるのです!
黄:わ!やった!待ってました~!
  イエローは昨年のイベントのとき朝井先生を拝見しましたが、YAっ子にも気さくに話してくださる、
  とっても爽やかで優しげなお方でした~。
青:27歳という若さでヒット作を次々と生み出し、YAにも気さくで優しと、天はいくつの才を与えれば気がすむのか......(涙)
黄:しかもお顔も丹精で、ラジオも面白いのですよ...!YAっ子はラジオはなじみが薄いかもしれないですが、
  朝井先生はtwitterなども使っていらっしゃいますし、みなさんにとって学校の先生よりもある意味親近感を抱けるのかも...?!
青:と、僻むのが馬鹿らしいほど素晴らしい方なのでぜひ直接会っていろいろ学んできたいと思います。
  朝井先生当日はお手柔らかにお願いします!。
  ということでイベント「めざせ直木賞作家! 第2回ぼくのわたしのショートショート発表会」
  観覧募集200名ですがまだ席に余裕があるので、YAの皆さんぜひお越しください!
黄:イベントは今月29日(土)14時~ですが、観覧募集の方は
  岐阜市立中央図書館窓口・お電話にて申し込みを受け付けていますよ~!
青:それでは皆様お待ちしております。次回は黄氏とまさかのあの方が登場します。よくOK出ましたね。
黄:お楽しみに...!(ドキドキ)

岐阜市立図書館だより10月号を発行しました。
岐阜市立図書館の各館・室で配布中ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

児童版
岐阜市立図書館だより 10月号
ダウンロード用PDFはこちら

岐阜市立図書館だより 10月号
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中高生向け
ライブラリーレター 10月号
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FL通信 10月号
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講師:長谷川 祥子氏(岐阜市立女子短期大学 生活デザイン学科 専任講師)

日 時:平成28年10月15日(土)午後1時30分~午後 3時

場 所:クラフト室(ハートフルスクエアーG 2階 岐阜市橋本町1-10-23)

定 員:15名

持ち物:なし

受講料:無料(ただし材料費代として500円は別途負担)

申込み:1 0月3日(月)午前9時より
岐阜市立図書館 分館 窓口または電話にて受付(先着順)


問合せ:岐阜市立図書館 分館 ファッションライブラリー
    岐阜市橋本町1-10-23 JR岐阜駅東高架下 ハートフルスクエアーG1階
    TEL.(058)268-1061

日 時:平成28年10月30日(日)午後1時30分~午後3時30分

場 所:みんなの森ぎふメディアコスモス 1階 みんなのホール

出演者:増田寛也氏(元総務大臣・野村総合研究所顧問)
細江茂光(岐阜市長)

内 容:①基調講演「図書館とまちづくりの未来」(増田寛也氏)
    ②トークセッション(増田寛也氏、細江茂光市長)

定 員:200名(先着順)

申込み:岐阜市立中央図書館カウンターまたは電話にて受付

問合せ:岐阜市立中央図書館 (岐阜市司町40-5)
 電話 058-262-2924

日 時:平成28年10月23日(日)
    午後1時30分~午後3時

場 所:みんなの森 ぎふメディアコスモス 1階 かんがえるスタジオ

出演者:シゲリカツヒコ氏(絵本作家)
    聞き手 吉成 信夫(岐阜市立図書館 館長)

定 員:50名(事前申し込み・先着順)

申込み:10月1日(土)より、岐阜市立中央図書館 カウンターまたは電話にて受付

問合せ:岐阜市立中央図書館(岐阜市司町40番地5)
電話058-262-2924

こんにちは
ぼくのわたしのショートショート発表会(通称ぼくわた)担当者です。

たくさんの中高生のみなさんから応募していただきました68作品、先月には朝井リョウさんにお送りし、目を通していただいていました。
そして去る9月23日、東京は集英社さんにて、ついに作品選考のための打ち合わせに行ってまいりました。

久しぶりの東京。約束の時間の大分前からついてしまったため、時間をつぶしがてら神保町のスターバックスで資料の最終確認。
それにしてもさすがは本屋街で有名な神保町のスタバ。みんな本読んでます。未知の土地で未知の飲み物を頼む度胸はないので、普通のコーヒーをトールで。
さすがアメリカサイズ、おなかたっぷんたっぷん。向こう3か月はコーヒーは飲むことはなさそう。

約束の時間5分前にはいざ集英社へ。
緊張と武者震い。「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」の心境。いや、雨降っとったわ...

集英社.jpg

さっそく朝井さんと担当編集者さんにごあいさつ。ほぼ一年ぶり。やはり朝井さんはさわやかイケメン。眩しすぎる。
この一年、著作がドラマ化するわアニメ化するわ映画化もするわで大活躍していらっしゃるし、神々しさに磨きがかかっている。
そんな中でも気さくに話をしてくださり、私の緊張もほぐれてきました。「去年いただいた水うちわ使わせてもらってますよ」とのこと。ありがたや~。

編集者さんも気さくに飲み物を勧めてくださいました。
「なにか飲み物のまれますか?」
「え、あ、じゃあコーヒーいただきます・・・」

早速作品の選考にあたります。朝井さんに送らせていただいた作品は事前に随分読み込んでいただけたようで、かなりチェックが入っているみたいです。
私も事前に読んできていますし、館長や司書たちの意見も聞いています。
それを踏まえて朝井さんや編集者さんの意見を聞いていると、本当にいろんな見方があるんだなと思いましたね。

正直言って私はちょっとどうかな、と思っていた作品の中からも朝井さんは光るものを感じとっていて、「ここがいいと思いました。」と言われると、なるほどと思わされます。色々な作品がある中で、ジャンルも様々。やはりショートショートらしく最後にどんでん返しがある作品や、恋愛ものもありました。動物が主人公のものも結構ありましたし、傾向としては人が死ぬ話も多かったです。中高生の作品ということで、うまく話をまとめられなかったと思われる作品もありました。だけどそんな作品こそ着想が面白かったりして、今後に期待ですね。

一つ印象に残ったのは、朝井さんが作品を評価するときに、「この一文が良い」という評価をよくされました。出だしの一文であったり、印象的な表現であったり。たった一文がその作品の印象を大きく変えてしまうこともあるのだと思いました。

そんなこんなで並み居る強豪たちを押しのけ選定されました作品がこちら。
中学生
・老若戦争
・綺麗な人形
・正義
・噂になった同僚
高校生
・銀桜
・過去旅行会社
・チェレステ
・吾輩の日常

タイトルを見ても分かる通り、ジャンルばらばらです。ホラー、SF、青春、寓話と揃ってます。いずれも劣らぬ力作ばかりですので、みなさまぜひ、10月29日、「ぼくのわたしのショートショート発表会」を見に来てくださいね!(要事前申し込み)

朝井さんや編集者さんとの雑談の中でも出たのですが、最近岐阜が舞台の映画が連続して公開されてますよね。岐阜市の「ルドルフとイッパイアッテナ」、飛騨市の「君の名は」、大垣市の「聲の形」。これって何を意味してるのかなと考えたのですが、クリエイティブな世界でそれだけ岐阜出身者が活躍しているということではないでしょうか。それはプロデューサーや原作者や監督といった立場の人ではないかもしれないですが、そういう人たちに影響が与えられるようなところに岐阜の工作員が潜んでいるのかも。

もちろん何の確証もありませんが私は勝手にそう思っています。今回のイベントを通じてどんどんクリエイティブな活動ができる人たちを送り出し、全国で、世界で活躍していくようなことがあれば、当図書館としてはこんなに幸せなことはありません。がんばれ中高生諸君!

そんなこんなで打ち合わせを終え、朝井さんとの2ショット写真も撮らせていただきました。(公私混同?)

朝井さん.jpg

帰りの電車で都営地下鉄に乗っていたはずがいつのまにか京王電鉄になっているという珍妙な現象にパニックになりながらも、朝井さんや編集者さんとの会話をかみしめ、選ばれた作品に再び目を通し、未来の作家たちに会える日を楽しみに、家路につきました。

10月のおはなし会の予定です。ぜひ遊びに来てください。

旗

  中央図書館

定例のおはなし会

1日(土)  10:30~  3歳~6歳向け
5日(水)  10:30~  0歳~3歳向け
       11:00~  0歳~3歳向け
8日(土)  14:00~  小学生向け
15日(土) 10:30~  わらべうた
16日(日) 10:30~  3歳~6歳向け
19日(水) 10:30~  0歳~3歳向け
       11:00~  0歳~3歳向け
23日(日) 14:00~  小学生向け

 わんこカート きららのおはなし会
   日時:土曜日、日曜日、祝日
    14:00~14:30

 

 よみきかせタイム
   日時:平日
   10:00~10:20
   

※定例のおはなし会があるときは、わんこカート きららのおはなし会、
  よみきかせタイムはおやすみです。

線
分館 22日(土)11:00~ 0~4歳向け
      14:00~ 5歳~小学生向け
線
長良図書室 8日(土)10:30~ 対象年齢なし
線
東部図書室 5日(水)10:30~ 0~4歳向け
線
西部図書室

1日(土)10:30~

21日(金)10:30~

4歳~小学生向け

0~3歳向け

線
長森図書室

 7日(金)11:00~

19日(水)11:00~

0~3歳向け

0~3歳向け

線
柳津図書室 8日(土)11:00~ 4歳~小学生向け
19日(水)11:00~ 0~3歳向け

ふうせん