5月20日、第5回トークセッション「ゆっくり、のんびり。ぎふで暮らそう。」を開催しました。今回の対談のお相手は、ELEPHANT design(エレファント・デザイン)の門脇和正さんです。岐阜市長良に建築事務所を構え、住宅空間や商業空間、それにかかわる家具の設計などをされています。

まず、門脇さんがおすすめの本を紹介します。昔の金華の様子を紹介した本や、建築家が自身で建てた自宅を解説する本の後、「地球の上に生きる」という本を紹介していただきました。自分の手でものを作り、何もないところから暮らしていく知恵がつまった本だそうです。
この本は館長も読んだことがあるそうで、「生活を自分たちでどうやって作りなおしていくか」を考えることが必要と返します。そして、同じく人に頼らないでどうやって暮らしていくかというノウハウがつまった「ホールアース・カタログ」という本が好きだと紹介し、話が広がります。

次に数年前門脇さんがNHKに取材された際の映像を流しました。映像の中の、「建築家は翻訳家のようである。」「お客さんの漠然としたイメージを言語化する仕事」と言う言葉が印象に残りました。

門脇さんが築100年の古民家を買い取ってご自身でリフォームし、カフェとパンの「円居(まどい)」がオープンして5年半が経つそうです。門脇さんがリフォームしながら気づいたことは、古いものは手のかけがいがあること、手をかけただけ返してくれるということだそうです。門脇さんはご自身で造り変え、お店も開いている円居を「自己表現の場」と感じていると話されました。

最後に館長はハイテクな未来ではなく「なつかしい未来」を目指していきたいという話をしました。なつかしい未来とは、新しいものと古いもののいいところを融合させながら作っていく、手触りのいい、質感のある未来、とのことで、この「なつかしい未来」という言葉には参加者の方も共感するところが多かったようです。

参加してくださった方からのアンケートでは、他にも「自分が好きなお店を手がけた門脇さんがどんな方なのか知ることができた」「昔手放した築100年の家を思い出して懐かしかった」「これからもすてきな岐阜人を紹介してほしい」との声をいただきました。参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

<門脇さん紹介本>
『わたしたちの子供の頃の金華の町』 岐阜大学地域科学部/監修
『建築家の自邸』 都市住宅編集部/編都市住宅編集部 鹿島出版会
『地球の上に生きる』 アリシア・ベイ・ローレル/著 草思社
『NOTES 横内敏人の住宅設計ノート』 横内 敏人/著 風土社
<館長紹介本>
『森の絵本』 長田 弘/作 荒井 良二/絵 講談社
『新ガーデンライフのすすめ』 農山漁村文化協会 
『小屋の力 マイクロ・アーキテクチャー』 ワールドフォトプレス

第5回トークセッション

梅雨なので文豪月間

  • 2016年6月 7日

白:みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは、チャオ!!
  ルーキーのホワイトです(以下:白)。どの時間帯に閲覧されても対応できるよう、挨拶を並べてみました。いかがお過ごしですか。
  そろそろ梅雨ですね。部屋干し・・・、服が乾かない・・・、なんかジメジメ・・・。嫌なことを言ってみました。(^^)
  さて、今回のお相手は麗しのグリーンさんでーす(以下:緑)。よろしくお願いしまーす。 
緑:どうも!雨だと偏頭痛が勃発するグリーンです。どんより...。
白:いや~、ほんとどんよりですね・・・。苦しんでいるグリーンさんに聞くのはあれなんですが、グリーンさんは梅雨というか雨は
  お好きですか?
緑:上記の理由より、得意ではありませんが、部屋の中から見る雨はけっこう好きです。
白:部屋の中から見る雨!ポエムっぽい。
私は雨というか濡れるのが嫌いなので、極力雨を避けて生きてきました。体感的には数える程度しか雨にやられた記憶がない
  ・・・と思いたい。
緑:私はけっこうゲリラ的な雨にやられたことありますよ...。
白:雨野郎なんでしょうか。昨今はそういった局地的に激しい雨など耳にしますね。
  はい、世間話は以上で終了です。本題いきます。グリーンさんの好きな文豪はどなたですか?私は泉鏡花とか、宮沢賢治が
  好きです。人物としては石川啄木です。理由は彼の人間性のひどさです。
緑:えっ、ポエマーなのはホワイトさんの方じゃないですか!私は昔から妙に芥川龍之介のビジュアルが好きなんです。
白:ほほう。みんな彼のシュッとした顔にやられるんですね!時代を超えて人の心を惑わすんじゃのう~。
  いや~、ここ数年、文豪とよばれる偉大な作家たちが注目されてるような気がします。文豪に絡んだ漫画がでてますし、アニメ化
  してるし。どうした文豪。しかも、読みやすいよう、現代語訳されてるのが出てますよね。岩波文庫の『坊ちゃん』をそのまま読もう
  と努力した私の小学六年の夏を返してほしい。
緑:そうですよね!なんかキラキラした表紙の本も増えましたしね~。実際の写真と見比べて複雑な気持ちになったりします...。
白:詐欺ですね。そのキラ顔に夢と希望を持った若者に対する侮辱ですわ。
緑:ま、まぁ、キャラ立ちさせて、親しみを持たせる作戦は功を奏してると思いますけどね!何にせよ純文学が若い世代の注目を
  集めるのはいいことだと思います!!
白:じゃあ私のあれも・・・。私が中学生のとき、友人と近所の駄菓子屋さんで、ラムネを買い漁っていました。偉人のシールがおまけ
  だったんです。彼女とひたすら芥川龍之介(イケメン)か、土方歳三(イケメン)を集めようと奮闘しました。でも私は紫式部とか
  清少納言とか樋口一葉とかそもそも男の偉人が当たらなかった・・・。あれ?親しみどこいった。
緑:なぜ平安時代...?何かの因縁でしょうか??
白:千年前とか興味ないのに・・・。古典に苦労していたからですかね、、どうせなら菅原道真とか出てくれたらお守り代わりなった
  んですけども。
緑:おー、学問の神様ですね!受験生のみんなは是非仲良くしたいお方です。私は古典、嫌いじゃなかったんですけど、センター
  試験は撃沈しました...。
白:私も墜落しました・・・。苦い思い出です。こういうこともありますよ・・・。
緑:そういうことがあっても、お互いちゃんと仕事を得ているので無問題です!文豪の中には完全に女性のヒ●だったり、社会性が
  欠如している人(ゲス)なんかゴロゴロしてますからね!作品はすごくても!!
白:そうですね・・・、どの作家もすごい人のはずなんですが・・・。ゴニョゴニョ・・・。夏目!芥川!梶井基次郎!!など、一見敷居が
  高いように見えますが、『「文豪」がよくわかる本』(YA/910.26/ブ)など、作家のことがわかる本とか出てますし、そこから作品に
  入るのもいいですよね~。私は例にあげた本を読んで、江戸川乱歩ってこんな人だったんだってちょっとショック受けました。
  最近だと、『幽霊塔』を宮崎駿が挿絵を書いて出版されたのが記憶に新しいですね。
緑:江戸川乱歩はヘン●イという噂が...。おっと!軽口はこのへんで...。真相は文豪関連の本を読んで、ご自分で判断してみて
  ください。YAコーナーには読みやすいサイズの乱歩のシリーズも入ってますよ!
白:最後に、六月は太宰治の誕生月であり、命日の「桜桃忌」でもあります。彼の作品を読むのも良し、太宰が崇拝していた芥川を
  読むのも良し、芥川を気にかけていた夏目を読むのも良し、岐阜の作家である島崎藤村を読むのもいいですな。
緑:太宰は、かの又吉先生がリスペクトしている作家ですから、最近は特に人気ですよね~。アニメの効果もあるんでしょうか??
白:太宰は素敵ボイスの方がやっていますからね・・・、乙女はノックアウトでしょう。
  また、古典作品を漫画化したものも書架に出ていますのでそちらもチェックしてみてください。今回はホワイトがお送りしました。
  グリーンさんありがとうございました~。
緑:ホワイトさんの性癖(?)が垣間見えて面白かったです!!声フェチ...。
白:なんか聞こえた気がしますがあえてスルー!!次はレッド大先輩だよ。ではごきげんよう。

緑:みなさんこんにちは!前回前フリをいただきました、掲示板担当者の片割れグリーン(以下:緑)です。
  いよいよ今週から6月に突入しましたね~。
黄:なんだかんだで中央館にとって初めて迎える梅雨ですね。かたつむりが館内に入ってこないか心配なイエロー(以下:黄)です。
黄:...それはさておき、みなさんに朗報です!昨年大好評だった、朝井リョウ先生とのショートショート発表会が帰ってきます!!
緑:この一年、次回に投稿しようと作品を温めていた人もいるのでは??今年もじゃんじゃん応募してくださいね!
黄:今年のショートショート発表会は10月29日(土)です!
  昨年は応募資格が岐阜市内在住・在学の中高生の皆さんでしたが、今年は開催日当日にイベント参加可能な中高生なら
  みなさん応募OKとなりました!
緑:応募は郵便かEメール(imao-55@city.gifu.gifu.jp)で受け付けます。詳しくはこちらの募集要項で確認してくださいね~~。

 「ぼくわた作品募集.pdf」(PDF)

黄:昨年度が力作ぞろいだったので、今年もとっても楽しみです!
  朝井先生の『チア男子!!』もアニメ化目前ですし、大注目ですよー!
緑:あっ今年の夏クールのアニメですよね!?7月からだそうですよ~。楽しみですね。
黄:おっとアニメ会社さんの回し者ではありませんのでこのくらいにして...、応募締切は8月15日(月)必着となっています!
  今回の規定としては原稿用紙5枚以内の短編小説なので、皆さんのあわただしい夏休みが始まる前に着手できるのも
  いいですね~。
緑:宿題の前にちょちょいと一本書き上げちゃいましょう!
  ところで、チアといえば爽やかなイメージですけど、今月のYAの特集コーナー、本×cafeでは、「サイダー」にぴったりの
  本を展示しています!ぜひ読んで、みなさんも爽快な気分になってください♪
黄:イエローのオススメした本は爽やかというかピリリと刺激のある本ですが、これはイエローが炭酸飲めないマンだからかも
  しれません...。
緑:えっ、そうなんですか?それではビ―ルなんかも飲めないマン??
黄:ゲンミツには、オレンジ味とかの炭酸飲料は飲んだことがないのです。サワーは好きですよ~。
緑:なんと、炭酸ジュースを飲んだことがない!?のに、お酒はイケる...??それは...珍しいですよね?
黄:小学生のときに、炭酸飲料にはこれだけの角砂糖に相当する糖分がある!というのを力強く教えられた記憶が強烈で...。
  みなさんもほどほどに~。
緑:私もどこかでその話、聞いたことがあります...。ちなみに、オトナの炭酸飲料はイエローさんがセーフでも、飲めるのは
  ハタチになってからですからね!!くれぐれもルールを破らないように!
黄:おっと大切なことですね!オトナになるまでの楽しみとしてとっておきましょうね~。
緑:う~ん、なんだか一杯ひっかけたい気分になってきたので、オトナな我々はこのへんで...。
黄:今日はグリーンさんとご飯なのでこのへんで!みなさん、来週のYAブログもお楽しみに~。
緑:そうなんです~。同じ釜の飯を食べて、担当内の結束をますます固めちゃいましょうね!
  ではでは、次回の進行役はルーキー・ホワイトさんの予定です☆乞うご期待!!

5月18日、ワークショップ「わたしのおすすめ本展示~歴史編~」を開催しました。
中央図書館の展示グローブ中央にある「みんなのライブラリー」。
こちらは市民のみなさんのおすすめ本を紹介するコーナーなのですが、この展示をみんなでつくろう!というワークショップです。今回は歴史というテーマでした。

歴史1参加者の中にはどうしてもこれをおすすめしたい!と心に決めて参加してくださった方もいたようで、あっというまにPOPを書き上げ、残った時間は参加者同士で自分の紹介本のポイントや好きな作家について語りあったりと、歴史談義に花が咲きました。

歴史2

作成していただいたPOPと紹介本は5月末から中央図書館「みんなのライブラリー」で展示予定です。展示が始まったらまたご紹介しますので、来館した際はぜひ見て行ってくださいね!

6月のおはなし会の予定です。ぜひ遊びに来てください。

旗

  中央図書館

 1日(水) 10:30~  0~3歳向け
        11:00~  0~3歳向け
 4日(土) 10:30~  3~6歳向け
11日(土) 14:00~  小学生向け
15日(水) 10:30~  0~3歳向け
        11:00~  0~3歳向け
18日(土) 10:30~  わらべうた
19日(日) 10:30~  3~6歳向け
26日(日) 14:00~  小学生向け

 わんこカート きららのおはなし会
   日時:土曜日、日曜日、祝日
    14:00~14:30

 ★5月29日の「わんこカート きららのおはなし会」に館長が出演します!

 よみきかせタイム
   日時:平日
   10:00~10:20
   

※定例のおはなし会があるときは、わんこカート きららのおはなし会、
  よみきかせタイムはおやすみです。

線
分館 25日(土)11:00~ 0~4歳向け
      14:00~ 5歳~小学生向け
線
長良図書室 11日(土)10:30~ 対象年齢なし
線
東部図書室 1日(水)10:30~ 0~4歳向け
線
西部図書室

 4日(土)10:30~

17日(金)10:30~

4歳~小学生向け

0~3歳向け

線
長森図書室

 3日(水)11:00~

15日(水)11:00~

0~3歳向け

0~3歳向け

線
柳津図書室 11日(土)11:00~ 4歳~小学生向け
15日(水)11:00~ 0~3歳向け

ふうせん

日  時:平成28年6月17日(金)午後2時から (午後1時30分開場)

場  所:ぎふメディアコスモス 1階 みんなのホール

定  員:200名(当日整理券配布)

申  込:事前申込不要 
     ※当日午後1時より、ホール前にて整理券を配布します

費  用:無料

そ の 他:駐車場の利用台数には限りがございます。公共交通機関をご利用ください。
      なお、駐車場ご利用の際は、駐車券を認証機に通してください。駐車料金が2時間無料になります。

問合せ:岐阜市立中央図書館 058-262-2924

岐阜市立図書館だより6月号を発行しました。
岐阜市立図書館の各館・室で配布中ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

児童版
岐阜市立図書館だより 6月号
ダウンロード用PDFはこちら

岐阜市立図書館だより 6月号
ダウンロード用PDFはこちら

児童おたより6月号 一般おたより6月号

中高生向け
ライブラリーレター 6月号
ダウンロード用PDFはこちら

FL通信 6月号
ダウンロード用PDFはこちら

YAおたより6月号 FLおたより6月号

5月22日、子ども司書による「小さな司書のラジオ局」が始まりました。記念すべき第1回目です。今回は小学5年生から中学3年生までの15人の子ども司書が出演しました。

前回3グループにわかれてそれぞれ4分間のシナリオを書き上げました。子どもたちにいつもより早く来てもらい、その原稿に修正を加えながら、何度も練習を繰り返します。テーブルをラジオブースに、マーカーペンをマイクに見立てて本番さながらの全体練習もしました。館長の熱い指導に子どもたちも応え、感情を込めたり明るい大きな声が出せるようになりました。

子どもラジオ1

本番前、館長と子供たちでエンジンを組んで、気合いを注入!!
「行くぜーーー!!オーーー!!」

子どもラジオ2

迎えた本番、会場にいる大勢の観客と取材陣にびっくり!緊張したと思いますが、練習どおりの成果を出すことができました。今日の放送内容は、
「今日の読まれてなさそうな本のコーナー」
「子どもとおとなのホンネシリーズ」
「おとな司書の紹介コーナー」
「4月のYA貸し出しランキング」

子どもラジオ3

「今日の読まれてなさそうな本のコーナー」では昭和初期の美少女が描かれた本の表紙の女の子が五郎丸ポーズをしていることを指摘するなど、子どもたちの自由な視点でラジオを作ってくれました。実はこの日途中までしかいられなかったので、ジングルのあとに「はじまるよー!」だけ叫んで帰っていった子もいたんですが、みんな終わった時にやりきった表情でした。

子どもたちは「緊張したけどうまくできた」という子が多く、「しゃべりはじめたら楽しくなった」「集中したら楽しくなった」「前を向いて話すことができた」と堂々としたものでした。

今回収録したものはFMわっち(78.5MHz)で放送されます。ぜひ聞いてみてください!
【放送日】
6月2日(木) 15:00~16:00 (子ども司書の出演は15:29頃~)
  6月4日(土) 13:00~14:00 (子ども司書の出演は13:29頃~)
  6月9日(木) 14:00~15:00 (子ども司書の出演は14:29頃~)
  6月11日(土) 11:00~12:00 (子ども司書の出演は11:29頃~)

日 時:平成28年6月15日(水)
     午後6時30分~午後7時30分

場 所:みんなの森 ぎふメディアコスモス2階
     岐阜市立中央図書館 つながる読書のへや

テーマ:雑誌

申込み:不要
    
問合せ:岐阜市立中央図書館 事業係
     岐阜市司町40番地5
     ℡ 058-262-2924

日 時:平成28年6月19日(日)
     午後1時~午後3時

場 所:みんなの森 ぎふメディアコスモス1階 かんがえるスタジオ

先 生:森 忠延氏(井戸書店 代表取締役)

定 員:30名

対 象:小学3年生~6年生まで

申込み:中央図書館窓口または電話にて受付
    
問合せ:岐阜市立中央図書館
    岐阜市司町40番地5
 ℡ 058-262-2924