1月23日(月)と1月30日(月)に、長良川大学講座「読み聞かせ教室」を開催しました。
ご家庭での読み聞かせについて、講義と実践で学ぶ二回連続講座。
昨年はZoomにて一回目のみ行われた本教室ですが、今回は現地での開催となり、
二日間の日程をフルに活用して実施されました。
今回、講師としてお招きしたのは、東海学院大学短期大学部教授・杉山喜美恵先生です。
昨年はモニター越しにお話を聞かせてくださった杉山先生も、今回は生身でのご登壇!意欲もあらわに聞き入る親子の皆さんの前で、身振り手振りも大きく楽しげに、昨年に増していきいきと語ってくださいました。
![読み聞かせ教室ブログ02_s.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/assets_c/2023/02/c43fa58dc963eb3c72eea625cb90c38e36c8e650-thumb-350xauto-3811.jpg)
![読み聞かせ教室ブログ03_s.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/assets_c/2023/02/aef398f0c10acd125fb9cc29281a7c39107b50ad-thumb-350xauto-3813.jpg)
「読み聞かせ」を行うにあたって、考え事は尽きません。例えば絵本の選び方、読み方。
読み手と聞き手の適切な体勢、破る・次々めくる等といった絵本の扱い。
そんな中、先生のお話で心に残ったのは、「子どもの『静』と『動』のタイミングを見極める」という言葉です。
幼い子どもは特に、自分にとって楽しいこと、やりたいことを優先させがちです。体を使って動きたい「動」の気分のときに、「おとなしくお話を聞いて」と「静」の状態へ誘導されても、なかなか興味を示してはくれません。むしろ、行動を強制されることで、絵本について「いやなもの」と印象づいてしまう可能性もあります。
逆に、「ちょっと疲れたな」「静かにしていたいな」という気分のときには、外から提供される娯楽である「読み聞かせ」をすんなり楽しんでくれる場合が多くあります。
絵本とのかかわりの大前提は、「とにかく楽しむ・楽しいものであること」。
子どもが絵本を楽しめる状態になるタイミングをはかり、読み手も聞き手も楽しい読み聞かせを実現することが大切であるとのお話を、とても印象深く聞かせていただきました。
![読み聞かせ教室ブログ01_s.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/assets_c/2023/02/101141d839322c2508c25a22d82cce2c96bc3cf8-thumb-350xauto-3809.jpg)
1年ぶりの現地開催となった本教室。参加者の皆さんも、先生と一緒になって声を出したり、質問をしたりと、とても積極的に講義や実践に取り組んでいらっしゃいました。
楽しくためになる講座をしてくださった杉山先生、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
岐阜市立図書館だより2月号を発行しました。
岐阜市立図書館の各館・室で配布中ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。
岐阜市立図書館だより2月号 ダウンロード用PDFはこちら |
児童版 岐阜市立図書館だより2月号 ダウンロード用PDFはこちら |
![2023.2月おたよりHP用サムネ.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/images/c5c096d9913794a425ebe06c00618acd9d01427c.jpg) |
![岐阜市立図書館だよりR5-2月号(決裁済)-1.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/images/ef53baa8f2c9ab3ef0c3ed4ca6f25b5118221c9c.jpg) |
2月の新着図書はこちらからご覧いただけます。
ぜひご利用ください。その中から一部をご案内いたします。
【児童】
本のタイトル
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分類
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E 絵本
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E 絵本 |
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児童書 |
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児童書 |
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児童書 |
【一般】
本のタイトル
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分類 |
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0 総記
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1 哲学
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2 歴史
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3 社会科学 |
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5 技術 |
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7 芸術
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9 エッセイ |
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9 時代・歴史小説
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9 小説 |
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9 小説 |
※本のタイトルをクリックすると、本の詳細ページをご覧いただけます。
![](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/assets_c/2023/01/yagaku_2023_02_03_omote-thumb-320xauto-3616.jpg)
★2/6〜2/10まで中央図書館は蔵書点検のため休館します。休館中はおとなの夜学特設サイトからお申込ください
日 時:令和5年3月8日(水)午後7時~8時30分
場 所:シビックプライドライブラリー(ぎふメディアコスモス2階 中央図書館内)
ゲスト:泉 善七さん(泉屋物産店 五代目社長)平工 顕太郎さん(長良川漁船『結の丸』船長)
日比野 光敏さん(郷土料理研究家)
※諸事情によりゲストが変更になりました。
定 員:会場35名(中学生以上。お子様連れはご遠慮ください)
Zoom視聴 500名
申込み:2月8日(水)より、下記サイトまたは、中央図書館の窓口・電話にて受付
おとなの夜学特設サイト:https://otonanoyagaku.net/
TEL/058-262-2924
<オンライン視聴について>
●PC・スマホ・タブレットなどを使用し、ご自宅などで視聴していただきます。
●テレビ会議システムZoomを用いたオンライン配信を行います。当日オンライン配信URLをメールでお送りします。
●通知メールが不着だった場合、ご視聴頂けない場合がございますので必ず有効かつご確認可能なメールアドレスをお知らせください。
●Zoom視聴環境のない方はご参加できません。またZoom視聴環境に関するお問い合わせにもお応えできませんので、ご了承ください。
![yagaku_2023_02_03_ura_2ver.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/images/yagaku_2023_02_03_ura_2ver.jpg)
岐阜市立図書館では、蔵書点検(資料の点検)のため、下記の日程で中央図書館を休館いたします。
この間、予約の受取り等ができません。ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。
2月6日(月)~10日(金) 中央図書館
休館中、返却ポストはご利用いただけます。(視聴覚資料など一部ご利用いただけない資料もございます。)
問い合わせ先:岐阜市立中央図書館
電話:058‐262‐2924
1月14日(土)、別冊ほんまるけ編集委員会・第1回を開催しました。
年に一度、YAの皆さんと協力して作成している、YAの、YAによる、YAのためのおすすめ本リスト「別冊ほんまるけ」も、今年でVol.10!
節目の今回、「Go for it! ~やってみよう!~」のテーマのもとに、おすすめの2冊を携えた編集委員が集まりました。
「お気に入りの本をぜひともおすすめしたい!」とやってきてくれた中学生3名。
自己紹介では少しだけ緊張した様子でしたが、本の話となると表情が一変。目を輝かせて自分の推し本をいきいきと語り、紹介文を考え、素晴らしい集中力で筆を走らせていました。私たち司書も、本語りとあらば黙ってはいられないとばかりに、最近読んだ本などについてYAの皆さんと語り合いました。
今回でvol.10と節目のほんまるけ。どんな素敵な冊子になるのか、完成が楽しみです!編集委員会の2回目も、一緒にがんばりましょう!
![図1.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/assets_c/2023/01/3f73d87633c9796e7d728cda4ac669586850a0df-thumb-202x151-3653.jpg)
編集委員の募集は終了していますが、ほんまるけへの参加チャンスはまだまだありますよ!
というのも、ほんまるけの表紙を飾るイラストを大募集中なのです!
編集委員会には都合がつかなくて参加できなかったという方も、この機会にちょっとほんまるけに関わってみたいという方も、ぜひ奮ってご応募を!詳細はこちらのページをご確認ください。皆さんの熱いイラスト、おまちしております!
今年6月発行予定の、YAのYAによるYAのためのおすすめ本リスト「別冊ほんまるけ」の表紙イラストを募集しています。
対象:岐阜市在住・在学の中高生またはそれに該当する年齢の方
内容:(1)イラスト
①A5サイズ、カラー
②応募用紙は各館、各図書室で配布しています。
③デジタルの場合はメールでも受け付けます。
データはCMYKモード 350dpi以下で作成してください。
④イラスト内にテーマの文字を入れてください。
(2)テーマ
「Go for it!~やってみよう!~」
募集期間:令和5年2月19日(日)まで
※予定では1月25日(水)までとしていましたが、期間を延長します。
応募方法:各館・各図書室の窓口に提出してください。
デジタルの場合はEメール(jido-chuo@gifu-lib.jp)でも受け付けます。
その他:表紙に採用された方1名には図書カード1000円分、裏表紙に採用された方2名には図書カード500円分を贈呈します。
イラストの応募用紙はこちら(PDF)からもダウンロードできます。
奮ってご応募ください!
![](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/assets_c/2023/01/yagaku_2023_02_03_omote-thumb-320xauto-3616.jpg)
★会場観覧は定員に達したため受付を締め切りました。Zoom観覧は引き続き募集中です。
★この回は午後6時30分より講座を開始します。ご注意ください。
日 時:令和5年2月13日(月)午後6時30分~8時30分
場 所:シビックプライドライブラリー(ぎふメディアコスモス2階 中央図書館内)
ゲスト:浦 淳さん(浦建築研究所 代表取締役)
内田 奈芳美さん(埼玉大学人文社会科学研究科 教授 / 趣都金澤 理事)
定 員:会場35名(中学生以上。お子様連れはご遠慮ください)※満員のため募集終了
Zoom視聴 500名
申込み:1月24日(火)より、下記サイトまたは、中央図書館の窓口・電話にて受付
おとなの夜学特設サイト:https://otonanoyagaku.net/
TEL/058-262-2924
<オンライン視聴について>
●PC・スマホ・タブレットなどを使用し、ご自宅などで視聴していただきます。
●テレビ会議システムZoomを用いたオンライン配信を行います。当日オンライン配信URLをメールでお送りします。
●通知メールが不着だった場合、ご視聴頂けない場合がございますので必ず有効かつご確認可能なメールアドレスをお知らせください。
●Zoom視聴環境のない方はご参加できません。またZoom視聴環境に関するお問い合わせにもお応えできませんので、ご了承ください。
![夜学2023_2月3月_0120_2_s.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/images/68aeaeef1db59f250749faeb9357f427d4725f07.jpg)
1月8日(日)みんなのホールにて、作家の小川糸さんをお招きして「読書推進トークイベント 日常の中にある豊かな暮らし」を開催しました。聞き役はぎふメディアコスモスの吉成信夫総合プロデューサーです。吉成総合プロデューサーが岩手でつくった「森と風のがっこう」に糸さんが訪問されるなど以前から親交のあったお二人。なごやかな雰囲気のなか、おはなしがはずみました。
まずはどんな環境のなかで小川糸さんの作品は生まれてきたのか、「暮らし」に焦点を当ててお話を伺います。水と空気がきれいな場所に身を置きたい、という思いから昨年長野県に山小屋を立て、そこで新しい暮らしを始めた糸さん。人が暮らせるギリギリという標高1600メートルでの暮らしについて、語ってくださいました。
夜、道路で寝転んで星を見る幸せや、人生初めての薪ストーブを使っての暮らし。今はいろいろなことを石橋をたたきながら、なにができるのかやってみている「おためし期間」なのだそうです。山での暮らしをはずむように語る糸さんは「ウキウキ」「ルンルン」といった言葉がぴったりで、新しいことを知ったり、できることが増えてちょっとずつ成長していく自分がうれしい、と本当に暮らしのなかの一つ一つを楽しんでいるようでした。
また、山での暮らしを始める以前は、ドイツのベルリンで3年ほど生活されていました。毎年夏だけ行く生活を続けて10年くらいたったころ、もっと深く知りたい、作家はどこにいてもできる、という思いでベルリン生活を始めたそうです。ベルリンは「住んでみたらとても"楽"な場所だったんです」と語る糸さん。暮らしの中に息づいている「もったいない」「おかげさま」の精神があり、そこに暮らす人はどんなことも楽しみながら工夫しているそうです。日々の暮らしの中から遊びながら、「楽しいから」「そのほうが気持ちがいいから」やっている感じがいいんですよねえとのびやかに語られる姿が印象的でした。
![図1.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/assets_c/2023/01/c92f977ed938b58a89197752cf3e63d500f22c6f-thumb-246x185-3655.jpg)
トークの後半は糸さんがそんな環境で紡がれてきた作品への思いや、「書く」ことに対する原点について、うかがいました。
本屋大賞にノミネートされた「ライオンのおやつ」は瀬戸内の大三島(おおみしま)がモデルになっています。瀬戸内の海は穏やかだけど実は流れが激しくて、そのさまが死と近くにあるひとの穏やかではないだろう心情や感情と通じる部分があるような気がして、瀬戸内の海を作品の舞台に選ばれたそうです。この作品で暗い、痛いだけではない「死」を描きたかった、という糸さん。
プロデューサーが、「"おやつ"という言葉には幸せと結びついている記憶がありますよね」、というと、糸さんも「"おやつ"は「食事」と違って笑い声や優しさと一緒にあって、自分の人生にこんな幸せな場面があった、と最後に自分の人生を肯定できるような気がして」、とこの題材を選ばれた理由を語ってくださいました。どんなに死が近くにあっても生きている限りやり直せるし、終わっていない、という糸さん。生きること、死ぬことどちらも自分の意志でどうにもならないことがあり、時に恐怖を感じることもありますが、そんな『得体の知れない恐怖』を『だいじょうぶ』に変えてくれるのが、小川糸さんの物語のような気がするのです。
![図2.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/images/c9b8f3ab152248ea0afba6ac0b7074baf896700c.jpg)
糸さんの『書く』ことの原点は子どもの頃から日記に創作の物語を書いていたこと。本に携わる仕事につきたいと思いながらも10年くらいは真っ暗なトンネルの中にいるような状況が続いたこと、これがだめならあきらめよう、という思いで書いた作品がデビュー作の『食堂かたつむり』だったこと。うれしい、楽しいだけでは成り立たない、ままならない感情や状況の中にも喜びを見つけていけたら、と思って作品を書いている、という言葉には、作品の一読者として、「そうそう、そんな作品の主人公たちと励まし合いながら私もがんばってきたんです」という思いで大きくうなずきながらお話を聞いていました。
会場やZoom観覧のお客さんからの質問にもたくさん答えてくださいました。なかでも印象に残ったのは、子どもたちに送った言葉です。
「糸さんが今まで読んだ本で、これは読んだほうがいいと私たちにおすすめする本は?」という子どもからの問いには、"これ"という一冊の"これ"は一生をかけて一冊と出会えれば十分だと思うので、そんな出会いをするために読書を続けるのかな、と思います。」と、また、子どもたち、未来を創っていく人へ伝えたいことは?という問いには「自由というのは当たり前にあるものではなく意識をして守っていかないといけないもの。自分の自由を守るために具体的に行動して」と強いメッセージを送ってくださいました。
凛としていて、でも終始やわらかなトーンと雰囲気で言葉を選びながら大切にお話してくださる糸さんのお話は大変興味深く、新しい年の始まりに心が晴れるような、すがすがしい気持ちになれた時間でした。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
![図3.jpg](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/images/1cd3cd96b98e6db640148fd99f7e5696539c50c3.jpg)
![](https://g-mediacosmos.jp/lib/information/assets_c/2023/01/b95e60798f932801d1752fbe5f717cb6ed83e00f-thumb-320xauto-3588.jpg)
定員に達したため受付を終了いたしました。たくさんのお申込みありがとうございました。
日 時:2023年2月4日(土) 午後5時~6時
対 象:どなたでも!がん経験者・ご家族・親戚・友人・職場の上司・同僚
岐阜県のがん対策を良くしたい人・大人・子ども 歓迎!
定 員:10人 ※定員に達したため申込終了
内 容:1.ミニレクチャー(がんはどうして起こるの?)15分
講師・アドバイザー:進藤丈医師(大垣市民病院 副院長)
2. 今回のテーマについての交流会
注意事項:・医療的なご相談をお受けする場ではございません。
・検温、マスク着用など新型コロナウイルス感染対策にご協力をお願いします。
・個人情報につきましてはコロナ対応の連絡以外に使用することはありません。
申し込み:岐阜市立中央図書館のカウンター・電話・Eメールにて受付。
※Eメールの場合、件名にイベント名・本文に申込者の氏名と電話番号を明記してください。