日 時:20241221日(土) 
ミニセミナー/10001130
相談会/13時、14時、15時、16時 (1時間単位)

定 員:ミニセミナー:6人、相談会:4人(1時間ごと)

対象者:起業や事業拡大に必要な資金調達のためのアドバイスを希望する方

講 師:藤井 秀樹さん
    日本政策金融公庫岐阜支店 国民生活事業 融資第二課長

申 込:岐阜市立中央図書館の窓口、TELFAXLoGoフォームで
    氏名、住所、電話番号、年齢、起業の業種、セミナーへの参加希望、
    相談会希望時間を明記して申し込む
    LoGoフォームはこちら

今月のテーマ「冬に読みたい、ほっこり温まる本」
本格的に寒くなってくるこの季節は、心もおなかも温まる本と共に家の中でゆったり過ごすのはいかがですか?

①『暮らしのパンごよみ』
  門脇 磨奈美/著 すばる舎

長良川近くの街道沿いにあるパン喫茶「円居」が教える、酵母パンのテーブルレシピ集。手作りパンで、ポカポカ温まるリラックスタイムを過ごしてみませんか?
②『どんくまさんはほっかりこ』
  柿本 幸造/絵 蔵富 千鶴子/文 至光社

冬眠から目覚めるにはまだ早いのに、空腹で起きてしまったどんくまさん。友達を想うことの温かさが染み入る、冬のお話です。
暮らしのパンごよみ.jpg どんくまさんはほっかりこ.jpg



12月の新着図書はこちらからご覧いただけます。
ぜひご利用ください。その中から一部をご案内いたします。

【児童】

教えて仲良し 絵本
ごはんのつぶとおこめのつぶ 絵本
わかったさんのスイートポテト 物語
こどもホモ・サピエンス 人類の歴史
お金のデザインと歴史 貨幣・通貨

 
【一般】

今すぐできる心の守りかた 心理療法
女性リーダーはなぜ少ないのか? ジェンダー
「なぜ薬が効くのか?」を超わかりやすく説明してみた 薬学
体と心が軽くなる鉄分ラクラクごはん 料理
動画プロモーション入門 動画制作
西洋絵画入門!いわくつきの美女たち 絵画
生きのびるヒント エッセイ
またうど 小説
ダブルマザー 小説
新しい恋愛 小説

※本のタイトルをクリックすると、本の詳細ページをご覧いただけます。

岐阜市立図書館だより12月号を発行しました。
岐阜市立図書館の各館・室で配布中ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

岐阜市立図書館だより12月号 ダウンロード用PDFはこちら 児童版 岐阜市立図書館だより12月号 ダウンロード用PDFはこちら
図書館だより一般2024.12月巻頭.jpg 図書館だより児童2024.12月巻頭.jpg

page1読書会

  • 2024年11月30日

日時:令和61227日(金)午後6時~8

場所:ぎふメディアコスモス1階 つながるスタジオ

定員:7名

テーマ本:団地のふたり 藤野 千夜/

申込み:中央図書館の窓口または電話・Eメールにて受付。Eメールでのお申し込みの際は、件名に「page1読書会参加希望」、本文に氏名、連絡先(電話番号またはEメール)を明記。

問合せ:岐阜市立中央図書館 TEL058-262-2924 Eメール:moushikomi@gifu-lib.jp

令和7年4月1日から活動するボランティアを募集します。

■募集人数 若干人

■応募条件 
 概ね月1回程度、絵本といっしょについては月2回の活動が可能な18歳以上で、新規ボランティア説明会①②のどちらかに参加できる方

■説明会日時・場所
 ①令和7年215日(土)
 ②令和7年2月19日(水) ※両日午後130分~3
 ぎふメディアコスモス1階 あつまるスタジオ

■募集期間 令和6121日(日)~1225日(水)   

■申 込  

窓口での申し込み。募集期間内に希望する活動場所に電話をしてご来館ください。活動の申し込みは1か所のみ。応募者多数の場合は、抽選となります。

※活動内容の説明などをさせていただきますので、お時間に余裕をもってご来館ください。なお、長良図書室、西部図書室、柳津図書室については、来館日時をお知らせください。

■募集場所・内容・問い合わせ先

場所

内容


電話番号

開館時間

中央図書館

書架整理・絵本といっしょ

058-262-2924
9:00〜20:00

分館

書架整理・資料修理・環境美化

058-268-1061
9:00~21:00

長良図書室

書架整理・おはなし会

058-233-8170
9:30〜17:00

西部図書室

資料修理・おはなし会

058-234-1633  

9:30〜17:00

柳津図書室

書架整理・
おはなし会

058-388-1232  

9:30〜17:00

※中央図書館・分館は24日が休館
※長良図書室・西部図書室は2日、9日、16日、23日、24日が休館
※柳津図書室は2日~5日、9日、16日、23日、24日が休館

日 時:令和7年1月25日(土)午後2時~3時30分

会 場:ぎふメディアコスモス1階 みんなのホール

ゲスト:甲斐 みのりさん(文筆家)

定 員:【会場観覧】200人 【Zoom観覧】400人

申 込:12月7日(土)午前9時から受付開始(先着順)。1組2名まで応募可能。
    イベント名、名前、電話番号、人数、観覧方法(会場観覧)を明記の上、
    お申し込みください。観覧方法によって受付が異なりますのでご注意ください。


【会場観覧応募フォーム】
会場応募フォーム、電話、直接中央図書館窓口にて受付
【Zoom観覧応募フォーム】
Zoom観覧応募フォームにて受付
↓会場応募フォーム↓ ↓Zoom観覧応募フォーム↓
0125会場申込QR.png 0125Zoom申込QR.png

 11月3日(日・祝)に開催した、「めざせ直木賞作家!ぼくのわたしのショートショート発表会」で8人の中高生が朗読した作品への、朝井リョウさん、中村航さんのコメントをご紹介します。お2人とのトークで、執筆の裏側や作品で意図していたところを聞くとますます作品が面白く感じました。

 ①永遠の二千秒
 「1行目がすごくいい!で、3行目でガツンと来るよね。」と最初から熱のこもる中村さん。朝井さんいわく、「理系の香りがする」この作品、ショートショート作品としてのレベルが高く、今回トップバッターを預けたくなったそう。外から見たらたった2分間だけど、無限の世界。中村さんが選考の時から気になっていたタイトルの「2000秒」は1作品2000文字というショートショート発表会の作品規定になぞらえて付けられました。緻密に計算された作品には全体を通して説得力と恐怖のリアリティがあり、トークで明かされていく作品の秘密に鳥肌が立ちました。

 ②小春日和
 まず「朗読激ウマ!」と朗読が終わるなり朝井さんが感嘆。読み進めるにつれ2段階の"びっくり"が待っているこの作品、「もう完全にびっくりして...えぇっっ!って...」と中村さんは読者としてこの作品の仕掛けに思わず声をあげられました。朗読の雰囲気もあいまって作品の世界観にグイグイ引き込まれました。「自分と離れたタイプの人をここまで解像度高く表現できるのは本当に才能」と朝井さんにほめられ、はにかむ姿が印象的でした。

 ③ミュージックミラー
 この物語の結末は、読者の想像に委ねられています。書かれていない行間や結末の余韻に、なんともいやなことが起こりそうな予感があって胸がざわざわ。「応募作品にはホラーもたくさんあったけれど、こういうのは他になかった、嫌な予感を置いて終わるこの塩梅が好き」、と朝井さん。中村さんは行間あから読み取れる鏡と自意識の関係について考察を展開。作者が意図する以上の読み取りをしてもらえる、というのはいい作品だという証拠だと朝井さんも語られました。

 ④熊の彼氏
 「「熊の彼氏」って、なんかいいよね、かわいいよね」、と中村さん。素朴な中にも可愛げがあり、ありえない話なのに読んでいるうちにこの世界のどこかにいるかもしれない、この物語のカップルを応援したい気持ちになってくるから不思議です。言葉の組み合わせが巧みで、朝井さんも中村さんも感心していました。送ってくれた3作品のどれもレベルが高く、彼の作品を選ぶかどうか、ではなく、3つのうちどの作品を選ぶか、でずいぶん悩んだそうです。

 王道ショートショート作品で、レベルが高かったものが選ばれた前半4作に比べ、後半はバラエティ豊かでユニークな作品がつづきます。

 ⑤オオタニ
 「1行目から、もうおもしろい。君、何を言っているんだい?という感じ。」と中村さん。2回、3回と読むごとにどんどん面白さが増し、読み終わるころには「オオタニ」という言葉が面白く感じるようになってしまっている。主人公がバカすぎてかわいい!と絶賛。実はこの作者の作品が選ばれるのは、今回で3回目。朝井さんも「言葉のセレクトのセンスが年々上がっているし、青春感の絶妙なバランスが素晴らしい、今年も彼を選んでしまった」と言っていました。

 ⑥りなちゃんの福祉作文
 インタビュー形式で物語がすすんでいく作品。「インタビュアーの視点を使うことで変に明るく乗り切れる感じ、高いテンションでガンガン流していく感じがとてもいい」、と二人とも声を揃えました。作者の、振り切ったインタビュアーになりきった朗読もあいまっておもしろさに圧倒されました。自分でも制御不能になっちゃって、こんなこと書いていいのかなと思いながら書いた、と作者は言います。それに対して朝井さんが「こんなこと書いていいのかな」が書けるのが小説のいいところ。何でも書いていいのが小説なんです。と優しく返していたのが印象的でした。

 ⑦ある断熱材と話した日
 このショートショート発表会の仕事の大きな喜びの一つに、「今まで読んだことのない文体に出会えること」だと朝井さん。この作品も、転生がテーマの作品があふれかえる昨今、「断熱材と入れ替わる」なんて「どういうこと!?なんで!?」とテンションがあがったそうです。こんにゃくやふとんや、断熱材...四角くてちょっとふわふわしたものが好きだというこの作品の作者。ほのぼのと終始笑顔でトークする3人の姿に会場もあたたかい空気感に包まれていました。

 ⑧イマジナリー公園散歩日記
 詳細な情景描写に、「この人だけが持っている"執着"のようなものが輝いている」と朝井さん。中村さんも「公園の描写だけで2000字は普通は書けないし、苦も無くかけている感じが末恐ろしい...」とポツリ。「あなただけの"好き"が前面に際立つ才能は小説を書く上で本当に大切なギフトだ」、と優しく語り掛ける朝井さんの言葉が印象的でした。この作品に出てくる公園、岐阜駅近くの実在する公園だそうですよ。どこだかわかりますか?

 選出された8作品は岐阜市立図書館ホームページで全編お読みいただくことができます。また、全作品が収録された作品集は図書館の蔵書としてどなたでもお読みいただけます。ぜひお楽しみください。

 

11/20(水)、11/22(金)は開催を中止いたします

定 員  15人
場 所  ぎふメディアコスモス あつまるスタジオ
時 間  午後1時半~3時半
対象者  事業承継について知りたい、又は検討している方
受講料  無料
申 込 11月1日より受付開始。岐阜市立中央図書館の窓口、TEL、FAX、LoGoフォーム(https://logoform.jp/f/H2TKn)で氏名、住所、電話番号、年齢、参加希望日を明記してお申し込みください。

〈申し込みQRコード〉
ビジネスQR.png

日時 内容 講師
第1回 1120(水)
【開催中止】
「事業承継の事例紹介」

岐阜県事業承継・引継ぎ支援センター 
古川 真一郎 氏

第2回 1122(金)
【開催中止】
「事業承継をした先輩に聞いてみよう!」

有限会社松蔵 篠田 純希 氏

信栄ゴム工業株式会社 
髙橋英夫 氏

第3回 1125(月)

「支援機関の上手な使い方」

岐阜県よろず支援拠点コーディネーター 
鵜飼 隆郎 氏









 11月3日(日・祝)に第10回ぼくのわたしのショートショート発表会を行いました。中高生たちが自作のショートショート作品を朗読し、小説家の朝井リョウさんにコメントしていただこうというこの企画。今年は記念すべき10回目ということで、朝井さんと同じく岐阜県が誇る小説家の中村航さんもお招きし、おふたりと選ばれた8名の中高生たちがステージでトークを繰り広げました。

 当日は232点の応募作から朝井さんと中村さんが「この作品を書いた人に会ってみたい!」と選んだ8人がメディアコスモスに集まりました。今年は朝井リョウさん自ら司会を務め開始5分前の影ナレーションから期待感が高まります。おふたりは同じ高校の先輩後輩で、朝井さんにとって人生で初めて会った小説家が中村航さんだったそうです。普段から親交のあるお2人ですが、イベント共演は初めてとのこと、今日の日を楽しみにされていました。
 
 そして中高生の作品朗読が始まると、文章で読むのとはまた全然違った色を見せる物語に想像力がかきたてられます。緊張の面持ちでステージにあがった子どもたちは朗読が終わり緊張感から解放されると晴れ晴れとした笑顔が見られました。1作品目の朗読が終わってすぐ、中村航さんが「毎回このレベルなんですか?この大会は...!」と作品のクオリティの高さに驚きの声をポツリ。それに対して朝井さんが「そうなんですよ、このレベルなんです」と胸を張ってくださって、朝井さんと一緒にこの発表会を10回見届けてきた図書館としても、とても嬉しく誇らしく感じました。
 どの作品にも、中村航さんは書き手としてのアドバイスやコメントだけでなくいち読者としての驚きや感激、作品に対する考察や疑問なども都度、素直に口に出してくださったのが印象的。朝井さんは司会として場を進めながらもひとりひとりの作者へ寄り添い暖かいことばをかけて励ましてくださっていて、おふたりと話しているうちにどの子もどんどん表情が明るくなっていきました。
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 イベント最後の質問コーナーで、なんと第4回のショートショート発表会で選ばれステージに立ち、そして別の作品のコンテストで中村さんに選ばれた経験もある方から質問をいただきました。現在は中学校で先生をされていて、今の中学生におふたりのたくさんの作品たちの中でどれを勧めたらいいか、の問いに中村航さんは『100回泣くこと』朝井リョウさんは『正欲』をあげ、「先生から勧められると「これがいいから読め!」と無理やりな感じが出るから学級文庫にそっと"置いとく"くらいがちょうどいいね」、とおっしゃったのが心に残っています。このステージで自分の思いを作品にこめた経験のある、かつて中高生だった人が今、中学生に言葉を伝える仕事をされていて、朝井さんから受け取ったバトンを次の世代の子どもたちに渡す役割を担っている、こんなドラマチックなことがあるのだな、10年続けるということはこういうことなのだなと胸が熱くなりました。

 発表会が終わった後は朝井さん、中村さんと発表した8人との交流会。お茶とお菓子を楽しみながらのゆるい雰囲気の中にも、ここで何かを得て帰ろうとする前のめりの姿勢で質問する子どもたちの姿が見られ、熱量のこもった充実した時間となりました。

ご来場いただき、子どもたちにエールを送ってくださったみなさま、ありがとうございました!

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