3月3日(日)、チェリストの山田真吾さんをお迎えして、「みんなのLIVEラリー」をシビックプライドライブラリーにて開催しました。これは、「岐阜で楽しく豊かに暮らす」をコンセプトに本を置いているシビックプライドライブラリーで、岐阜に暮らす人が集い、それぞれのやり方で探してきた、それぞれの"豊かさ"や"生きざま"を交わし合うようなトークイベントになれば、という思いで立ち上げた新企画です。第1回は「読んで、奏でて、生きてきた。」と題してチェリストの山田真吾さんをゲストにお迎えし、本にまつわるトークとチェロの生演奏を楽しみました。
前半のトークでは図書館職員を聞き手として、3冊の本を手掛かりに山田さんの人生をひもときます。『だからお前は落ちるんだ、やれ!』には中学生の時と21歳のチェロをもう一度頑張ってみようと思ったタイミングで読み、自分にとっては"原点の1冊"語ります。山田さんは大学の工学部を卒業された後、チェロを学ぶためにハンガリーのリスト音楽院へ留学したという、音楽家としては少し異色の経歴の持ち主。音楽以外にも様々な経験をされた彼だからこそ、「人生は一度だから」と語るポジティブさに説得力がありました。
また、東野圭吾の『白夜行』は山田さんが初めて読んだ小説で、この本をきっかけに小説をたくさん読むようになったそうです。当時のチェロの先生に、「いろんな引き出しを持っていなさい、論理的なだけでは理解できない、弾くことができない曲が出てくるよ」と言われたことをきっかけに山田さんは当時一番流行っていたというこの本を手に取りました。小説を読むことで、人の弱さや強さに思いを馳せ、弾くことができるようになった、100冊くらい読んで初めて、あの時先生が言いたかったことがわかった気がした、といいます。一見あまりつながりがあるようには思えない、本の世界と音楽の世界が山田さんの言葉で広がりを持ち、つながったように感じました。
軽妙な語り口で終始笑顔の絶えないトークが終わると、いよいよチェロの生演奏。後半の演奏では、1曲1曲解説をしていただいた後に聴く演奏は情景が目に浮かぶよう。本に囲まれた空間で生演奏を聴く、とても豊かで贅沢な時間でした。
また、演奏が始まるとすぐに来館者の皆さんも音に引き寄せられたくさん集まってくださいました。コンサートホールではなく図書館で行ったことで、普段はクラシックを聴かない人にも音楽を楽しんでいただくことができたように思います。
山田さん、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
【紹介していただいた本】
メインコレクション>「3月の新刊」コレクション」 から読みたい電子書籍をどうぞ。
新たに、小説・エッセイが約70点、児童・YAが約110点など、約290点の新しい電子書籍が増えました。
『おしどり探偵』 アガサ・クリスティ グーテンベルク21
『日曜劇場VIVANT 上』 福澤克雄、蒔田陽平 扶桑社
・アガサ・クリスティの名作や話題になったテレビドラマのノベライズ
・『本好きの下剋上』 『されど罪人は竜と踊る』 『ようかいとりものちょう』の続編
・『どすこいすしずもう』 『まんがで身につく めざせ!あしたの算数王』シリーズ
などをお楽しみください。図書館トップページの「電子図書館」バナーをクリックするか、コチラからどうぞ。
※電子図書館のID/パスワードは、図書館利用カードと同じです。ご利用は、岐阜市在住・在学・在勤の方に限ります。
お問い合わせは岐阜市立中央図書館へお願いします。
日 時:令和6年4月14日(日)午前10時~11時
テーマ本:
- それしか ないわけ ないでしょう ヨシタケシンスケ/著 白泉社
がんが消えていく生き方 船戸 崇史/著 ユサブル
定員に達したため、受付を終了しました
場 所:中央図書館2階 シビックプライドライブラリー(岐阜市司町40-5)
定 員:10名
申込み:中央図書館の窓口または電話・Eメールにて受付。
Eメールでお申し込みの際は、氏名、連絡先(電話番号またはEメール)、
どちらのテーマ本に参加するかをお知らせください。
2月17日(土)と21日(水)にメディアコスモス1階あつまるスタジオで、令和6年4月から活動を始められるボランティアに向けて説明会を行いました。今回は31名の方が参加されました。
まずは、何はともあれ"岐阜市立図書館ってどんなとこ?"か知ってもらいたいと思い、地図やイラストを使ったり、図書館にまつわる数字を出したりしながら説明。また、ボランティア活動にも色々な種類があるので、それぞれの活動内容について簡単に紹介しました。自分の活動以外にも興味をもっていただけたらいいなと思います。
次に、これから一緒に活動していくボランティア同士、交流を深めるために「もし私が図書館長になったら!」というテーマで自由に考えたこと(密かな野望?)を発表しあいました。皆さん、とても積極的で、自ら手を挙げて次々に発表してくれたことには少し驚きました。密かな野望?を一部紹介しますと...
"子どもが読むおはなし会をしたい"
"本やまんがに出てくる料理やお菓子を作って、食べながら、本について語り合う"
"物語の主人公になりきれるバーチャル図書館"
...こんな感じです。
実現できそうものや実現できたら楽しいユニークなものまで、とてもバラエティー豊かでした。私たちも一緒になって、和やかで楽しい時間を過ごせました。
初めてのボランティア活動で不安もあるかと思いますが、4月からの活動よろしくお願いします。
いっしょによりよい図書館を作っていきましよう!
定員に達したため、募集を終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
日 時:令和6年3月23日(土)午後6時~8時
場 所:ぎふメディアコスモス2階 岐阜市立中央図書館 シビックプライドライブラリー
定 員:7名
テーマ:『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (森下典子 著/新潮文庫)
申込み:中央図書館の窓口または電話・Eメールにて受付。Eメールでのお申し込みの際は、
件名に「page1読書会参加希望」、本文に氏名、連絡先(電話番号またはEメール)を明記。
問合せ:中央図書館 TEL / 058-262-2924 Eメール / moushikomi@gifu-lib.jp
3月の新着図書はこちらからご覧いただけます。
ぜひご利用ください。その中から一部をご案内いたします。
【児童】
【一般】
※本のタイトルをクリックすると、本の詳細ページをご覧いただけます。
定員に達したため、募集を終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
日 時:令和6年3月20日(水・祝)午後1時30分~2時30分
場 所:ぎふメディアコスモス2階 岐阜市立中央図書館内
シビックプライドライブラリー
定 員:20名
観 覧:無料
申込み:中央図書館の窓口または電話・Eメールにて受付。
Eメールでのお申し込みの際は、イベント名、氏名、連絡先(電話番号)を明記。
問合せ:中央図書館
TEL / 058-262-2924 Eメール / moushikomi@gifu-lib.jp
★定員に達したため、募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
日 時:3月16日(土) 午前10時~11時30分
場 所:岐阜市立中央図書館 つながる読書のへや
講 師:武山康弘 氏(自分史活用アドバイザー)
定 員:10名(先着順)★募集終了
申込み:岐阜市立中央図書館窓口、電話で受付。2月22日(木)午前9時より受付開始
問い合わせ:中央図書館 TEL/058-262-2924