メインコレクション>「12月の新刊」コレクションから読みたい電子書籍をどうぞ。


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新たに、小説・エッセイが約80点、児童・YAが約140点と
約300点の新しい電子書籍が増えました。

『ことりっぷ』、『ココミル』といった旅の
ガイドブックが増えたほか、時代小説の『御宿かわせみ』、
『マンガ三国志』などがおすすめです。

 お子さんや中高生の方は、
『13歳からの・・・』シリーズや『SDGsのきほん』といった
学べる電子書籍から『アナと雪の女王』、『トイ・ストーリー』のディズニー絵本もありますよ。

イソップやグリム童話のほか、宮沢賢治、谷崎潤一郎の作品を音で楽しむオーディオブックもお楽しみください。

図書館トップページの「電子図書館」バナーをクリックするか、
コチラからどうぞ。
                                『マンガ三国志1 劉備と諸葛孔明』
                                 吉川英治   飛鳥新社

※電子図書館のID/パスワードは、図書館利用カードと同じです。
 ご利用は、岐阜市在住・在学・在勤の方に限ります。
 お問い合わせは岐阜市立中央図書館へお願いします。

 

知らなかった岐阜を知る「みんなの図書館 おとなの夜学」。第9期2回目を令和5年1129日に開催しました。

モーニング発祥の地・一宮市と喫茶消費額日本一の岐阜市、2つの市それぞれの喫茶文化はどのようにして生まれ、育っていったのか。造詣のあるゲストとともに、紐解いていきました。

 

一宮市では、市内の喫茶店が掲載されたマップを作成したり、地域の高校生が作成から販売まですべて行うオリジナルテイクアウトモーニングを行うなど、市と市民とが一体となって喫茶文化を盛り上げ、文化を守っていることがわかりました。新しい世代につないでいくサイクルができており、会場からも感心する声があがりました。

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では、岐阜市はどうでしょうか。山本さんと樋口さんから岐阜の喫茶店事情や歴史についてお話しいただきました。「近年コロナ禍で多くの喫茶店が閉店しており、岐阜の喫茶店はチェーン店に任せているイメージがある」と樋口さんは言います。地域一体となって取り組んでいる一宮の喫茶事情と比較し、岐阜市はまだまだこれから。どのように取り組んで行けばよいかゲスト同士で相談するような場面もありました。

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隣同士の岐阜と一宮でも、その土地によって喫茶文化に対する考え方や取り組み方が異なることを知ることができた良いきっかけとなりました。互いに話し合う場面がみられ、今後の展望が楽しみになりました。

動画はYoutubeでお楽しみいただけます(下記リンクでは新しい画面が開き、別サイトに移動します)
https://www.youtube.com/watch?v=FSClAiIBp5g

日 時:令和6121() 午後2時~330

場 所:ぎふメディアコスモス 1階 かんがえるスタジオ

講 師:NPO多言語多読 Katobushi氏(オンライン出演)

定 員:30名(先着順)

参加費:無料

申込み:令和5年12月23日(土)午前9時~、岐阜市立中央図書館の窓口、電話にて受付

1月のおはなし会の予定です。ぜひ遊びに来てください。

旗

中央図書館 ///////////////////////////////////
13日(土) 14:00~ 大きい子向け(4歳~小学生)
17日(水) 10:00~、10:30~ 小さい子向け(0歳~3歳)
5日(金)、12日(金)、19日(金)、26日(金)
10:30~ ミニおはなし会
20日(土) 14:00~ にゃんこカート にゃん吉のおはなし会
長良図書室 ///////////////////////////////////
13日(土) 10:30~ 0歳~小学生向け
東部図書室 ///////////////////////////////////
10日(水) 10:30~ 0歳~4歳向け
西部図書室 ///////////////////////////////////
19日(金) 10:30~ 0歳~3歳向け
長森図書室 ///////////////////////////////////
5日(金) 11:00~ 0歳~3歳向け
柳津図書室 ///////////////////////////////////
17日(水) 11:00~ 0歳~3歳向け


 今年度2回目となる本de子育てカフェを、11月25日(土)に児童編として開催しました。

 今回講師にお招きしたのは、オノマトペ研究者として様々なメディアで大活躍中の、藤野良孝先生。講座では、「ざあざあ」「きらきら」など、私たちの身のまわりに溢れているオノマトペを声に出して読んでみることで、脳や体にどんな効果があるのかを教えていただけるとのこと。スタッフも、ワクワクしながら開始を待ちました。
 開始時間が近づくと、会場には続々と参加者の方が。今回は、4歳~小学生のお子さまと保護者の方を対象としていましたが、おひとりで参加された方もいらっしゃいました。当日はメディアコスモスで別イベントがあったこともあり、お子さま連れのご家族が多く、ポスターや会場の中が気になる様子の方もたくさん見られました。また今回はなんと、参加してくれたお子さまに、藤野先生から小さな絵本のプレゼントが!お子さまたちは席についてからも熱心に絵本をながめていました。声に出して読んでくれている子もいましたよ。
 講座は、ありがたいことに当日キャンセルの方もおらず、にぎやかにスタート。藤野先生の穏やかな雰囲気と優しい語り口調で、参加者の皆さまもリラックスされている様子でした。
 スクリーンにはさっそく「音読が脳に与える効果」について脳の写真が映し出され、保護者の方々も真剣な表情で先生のお話に集中されていました。「のうがうんどうしているよ!」「おべんきょうがしやすくなるよ!」など、先生が子どもたちにも分かりやすい言葉でお話しされている姿が印象的でした。
 オノマトペクイズと題して、犬が吠えている絵や花火が打ちあがっている絵を見て、どんなオノマトペがピッタリか当てるゲームでは、子どもたちから「わんわん!」「ドーンかな?」と声が上がります。先生は、会場の子どもたちにマイクを向けながらコミュニケーションを取られ、どんな回答にも「すごい!すばらしい!」と全力でほめてくださるので、子どもたちも恥ずかしそうな、嬉しそうな、どこか誇らしげな表情に。見ているこちらも笑顔になってしまう瞬間でした。

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 音読のポイントとして、「とにかく楽しむこと」「間違いは気にしない!」「うまく読めなくても大丈夫」「すべてを肯定しよう」と、大切なことを教えてくださいました。
 特に印象に残ったのは、「マイナスことばは言い換えよう」という言葉。何か難しいことや不安なことに直面した時、「どうせ...」「でも...」「だって...」と、子どもだけでなく、大人の私たちでも、ついつい思ってしまうもの。そんな時は、「私はできる!」「きっとうまくいく!」「大丈夫だ!」など、ポジティブな言葉をうしろに付け加えてみよう、とのこと。声に出して、自分に言い聞かせてみることで、子どもたちにとっては最強の励ましに、保護者の方にとっても、前向きな気持ちになれる魔法のような言葉になるのではないでしょうか。
 さて、講座も中盤に差し掛かると、夏目漱石や宮沢賢治、草野心平など日本の有名作家が生み出したお話や詩、短歌などを実際に音読してみる、実践コーナーへ。
 手始めに、「にゃー」と言いながら前屈をすると、言わない時に比べて体が柔らかくなる、という実験を行いました。「にゃー」という言葉が持つ柔らかさが、声に出すことで体にまで影響するのだそう。席を立ってみんなで行い、子どもたちも気分転換になった様子でした。先生がさっそく会場の子どもたちを指名すると、勇敢にも壇上のマイクの前でしっかり音読してくれる子の姿が。緊張しながらも、おそるおそる前にでてきてくれる子もおり、会場のみんなで応援&拍手をしました。最初は恥ずかしがってなかなか席から離れられなかった子も、まわりのお友達に勇気をもらい、しっかりした声で発表する姿は、本当に素敵でかっこよかったです!

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 みんなが読んでくれた作品には、「じめじめ」「てくてく」「のそのそ」など、たくさんのオノマトペが登場しました。オノマトペが脳によく働きかけてくれるのは、その言葉ひとつに様々な意味・感情・イメージが隠されているからなんだそう。例えば、「ザーザー」という言葉からは、雨の勢い・激しさ・怖さ・冷たさなど、たくさんのイメージを受け取ることができますよね。そう考えると、オノマトペってとっても奥が深い!長年愛される名作にオノマトペがよく登場するのも、物語の世界をグンと広げてくれる、親しみやすい音だからなのかもしれません。
 最後には、保護者の方向けに、スマホが脳に与える影響や家庭での音読の効果的な方法などを教えてくださり、メモを取られている方も大勢いらっしゃいました。便利なスマホが身近にある今、なかなか手放すことは難しいですが、一日の中で少しの間だけでも画面を離れ、お子さまと本を楽しむ時間を持つことができたら良いですよね。

ここで、ご参加いただいた方からのお声を少し紹介したいと思います。
・本を読むことが好きな子どもも、音読、オノマトペ、言葉(文字)に対する興味が深まったようです。
・おうちでもおんどくします。にゃーってやったときがたのしかったです。
・子どもが、学校で教えられていなくても、ネコのなき声、心臓の音、ニワトリ、など、音だけでもわかって
 いたのがとてもすごいと思う。  などなど。

皆さんにとっても楽しいひとときになったようで、スタッフ一同も大変嬉しく思います!
藤野良孝先生、本当にありがとうございました。

 今回は書架整理の活動をされているボランティア8名が参加してくださいました。
初めに、最近うれしかったこと・よかったことエピソードを交えながらの自己紹介で少しなごんだ後、
「リーディングトラッカー」作りをしました。「リーディングトラッカー」というのは、前後の行を隠すことによって
読みたい行をみやすくするための補助道具です。
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←こうやって使います








 作り始めると皆さん黙々と作業され、出来上がりも上々!「こんな読書を助ける道具があるのね」とか
「こうすればもっと便利なんじゃないか」といった感想やご意見もいただきました。
二本作成し一本は持ち帰っていただいたので、使ってもらえるとうれしいです。館内「点字・録音資料」コーナーにも置いてあるので興味のある人は使ってみて下さい。

 後半は音声資料用のCDジャケット切り。こちらは作業しながらも担当司書への質問が次から次へ。
「新しい本は誰が選んでるの?」「新聞広告に出てる本は全部図書館に入るんじゃないの?」
更には、作業中のジャケットの中身にも話がおよび、「【音声資料】ってどこで作ってるの?」など
今回はボランティア活動内でのことよりも図書館や司書への疑問・質問が多く、私たちも圧倒されまくりでした。
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 今年度の茶話会はこれで最後になります。参加いただいた皆さんありがとうございました。
来年度もより多くのボランティアさんに楽しんでいただけるよう担当者一同、一生懸命企画を考えますので
楽しみにお待ちください。

 10月29日(日)に開催された、第9回ぼくのわたしのショートショート発表会にて先行された8名が当日発表した作品と、朝井さんのコメントの一部をご紹介!8者8様、いずれの作品もちがった魅力を持っている力作で、朗読を聴きながらその作品の世界観にぐいぐい引き込まれました。

『可愛いトマト』
かわいいタイトルとは裏腹に、ぞっとする読後感を持つこの作品。「短文をたたみかけていく文体で、必要最低限の情報だけが与えられる感じが、恐怖をあおってくるよね」、と朝井さん。トマトが大好きで、こんな感じでトマトがあればいいなあって思って・・・とこのテーマを選んだ理由を明るく語る作者に会場からも「えぇっっ!!」とどよめきが起こりました。怖がらせるつもりでないことが逆により怖さを助長させているのかもしれません。

『8月30日に削除されたブログ』
 『はっきり結果が出て、レース中に死ぬ可能性があるスポーツは...と考えてこのテーマ選びにした。そこからそれっぽい名前を考えて...』と語る作者の言葉を聞いて思わず「作家としゃべってるみたいですね!」と驚き感心する朝井さんが印象的でした。またレーサーにいそうな名前、ということでつけられたこの作品の登場人物の名前が絶妙にリアルで事前に作品を読んでいた図書館の職員も朝井さんも思わず「実話なのかな?」と名前を検索してしまったほど。朝井さんによると登場人物の名づけは作家の大変な仕事のひとつで、文章になじまない名前のせいで読書の集中力が途切れてしまうということがままあるそうで、「それっぽさ」がとても大事なのだと力説されました。

『認めない平下』
 全148作品が集まった今回の「ぼくわた」のなかでも異彩を放っていたというのがこの作品。ただただ、「クラスメイトの平下が認めない」ということだけが書かれているのです。「あまたある現象の中でなぜこのテーマ選びなの?」と朝井さんが尋ねると、なんと実際に友人の「平下君が認めない」ということが実際にあり、その時のことを書かれた作品なんだとか。会話文のリアリティも、実話だと思うとうなずけます。

『唐揚げが降った日』
 ドキッとしたり、ぞくっとさせられることの多いショートショート作品の中でもハートフルでほっこりするこの物語が光っていた、と朝井さん。タイトルもいいし、オチもきれいに決まっておもしろくてすてきですよね~と語る朝井さんの言葉に観覧するお客さんも「うんうん」とうなずき、会場がほのぼのとした空気に包まれていました。

『自販機センチメートル』
 「この作者は一文一文にカロリーをそそいで書いていることがよくわかる」、と朝井さん。何気ない会話や恋をする主人公の相手のことを思う時間やその姿が映像として浮かぶような文章表現に、胸が締め付けられるような雰囲気をまとった作品でした。

『ステップ・アップ』
 人間のネガティブな感情に焦点をぐっとあてたこの作品。校舎を舞台に「見下ろす」「見上げる」などの物理的な描写で心情を表現するなど意識してテクニックが使われている様に朝井さんも感心されていました。昨年もこの作者の作品は人間の「いや~な感情がクローズアップされた作品」で選出されています。ぜひ、作品がまとう「最悪な雰囲気」を味わってみてください。

『春の日の信号機』
 「まず、書き出しが素晴らしい」と朝井さん。確かに書き出しを読んだだけでこの人物の性格や普段の暮らしが目に浮かぶのです。物語の最初と最後で周りから見るとわからないけれど心の中には大きな変化が生まれている、ということがままあり、それを表現できるのが小説のいいところだと、朝井さんは語ります。信号機という、『だれもが見たことのある身近なものをきっかけに思考のスイッチが押されるのは「モノを書く目線」をあなたが持っているから。それはあなただけのギフトかもしれない、と言葉を選びながら作者に語りかける姿が印象的でした。

『脱獄』
 朝井さんいわくショートショート、ときいて多くの人がイメージするものにぴったりくる、王道のような作品。途方もない遠いところにある世界を語っているようにみえて実は自分の暮らしや社会の在り方について考えさせられる読後感にドキッとさせられます。星新一さんのような作品を書きたい、書けるかな、という思いで書き始めたそうですが『幸せってなんだろう』、とか人間の本質、というところまで考えさせられる、8作品の締めくくりにふさわしい、ピリッとした緊張感とインパクトのある作品でした。

以上の作品はホームページで全編お読みいただくことができます。また、選考された8作品を含む全148作品が収録された作品集は図書館の蔵書としてどなたでもお読みいただけます。ぜひお楽しみください。

日にち   令和5年12月23日(土)

 時 間   1回目:11001130   
      2回目:133014:00
      3回目:14301500

 場 所   みんなの森 ぎふメディアコスモス 1F かんがえるスタジオ

 対 象   0歳~小学生までの子どもとその保護者(大人のみの参加は不可)

定 員   各回60名(保護者含む)

参加方法   各回15分前から、かんがえるスタジオにて、入場整理券を配布します。


【①編集委員会】

 編集委員として、おすすめの本を紹介した冊子を作成します。「他の人にもぜひ読んでほしい!」という本をひとり2冊紹介することができます。

 ≪ほんまるけ編集委員会(全2回)≫
1回目:令和6114日(日) 午後1時~3時
2回目:令和6128日(日) 午後1時~3時

場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス 1階 協働のへや
対象:中学生・高校生(またはそれに該当する年齢の方)
定員:先着20

 編集委員会への参加申込は12月16日(土)より、申し込みができます。
岐阜市立中央図書館の児童レファレンスカウンターおよび電話で受付します。

【②表紙イラスト】

 「別冊ほんまるけVol.11」を彩るイラストを募集します。
対象:岐阜県内に在住・在学の中学生・高校生(またはそれに該当する年齢の方)
募集期間:令和51216日(土)から令和6218日(日)まで 
応募方法:応募用紙は各館、各図書室で配布しています。各館・各図書室の窓口に提出してください。

※デジタルデータの場合はEメール(jido-chuo@gifu-lib.jp)でも受け付けます。

その他:表紙に採用された方1名には図書カード1000円分、裏表紙に採用された方2名には図書カード500円分を贈呈します。

 〈主な注意事項〉※応募用紙の裏面もあわせてお読みください。

  • イラストはA5程度サイズ(応募用紙の枠内サイズ)、カラーでオリジナル作品を描いてください。
  • デジタルデータの場合はCMYKモード 350dpi以下で作成してください。
  • イラスト内にテーマの文字「Run through!~駆け抜けろ!~」を入れてください。