今回は書架整理の活動をされているボランティア8名が参加してくださいました。
初めに、最近うれしかったこと・よかったことエピソードを交えながらの自己紹介で少しなごんだ後、
「リーディングトラッカー」作りをしました。「リーディングトラッカー」というのは、前後の行を隠すことによって
読みたい行をみやすくするための補助道具です。
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ボランティア②.png


←こうやって使います








 作り始めると皆さん黙々と作業され、出来上がりも上々!「こんな読書を助ける道具があるのね」とか
「こうすればもっと便利なんじゃないか」といった感想やご意見もいただきました。
二本作成し一本は持ち帰っていただいたので、使ってもらえるとうれしいです。館内「点字・録音資料」コーナーにも置いてあるので興味のある人は使ってみて下さい。

 後半は音声資料用のCDジャケット切り。こちらは作業しながらも担当司書への質問が次から次へ。
「新しい本は誰が選んでるの?」「新聞広告に出てる本は全部図書館に入るんじゃないの?」
更には、作業中のジャケットの中身にも話がおよび、「【音声資料】ってどこで作ってるの?」など
今回はボランティア活動内でのことよりも図書館や司書への疑問・質問が多く、私たちも圧倒されまくりでした。
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 今年度の茶話会はこれで最後になります。参加いただいた皆さんありがとうございました。
来年度もより多くのボランティアさんに楽しんでいただけるよう担当者一同、一生懸命企画を考えますので
楽しみにお待ちください。

 10月29日(日)に開催された、第9回ぼくのわたしのショートショート発表会にて先行された8名が当日発表した作品と、朝井さんのコメントの一部をご紹介!8者8様、いずれの作品もちがった魅力を持っている力作で、朗読を聴きながらその作品の世界観にぐいぐい引き込まれました。

『可愛いトマト』
かわいいタイトルとは裏腹に、ぞっとする読後感を持つこの作品。「短文をたたみかけていく文体で、必要最低限の情報だけが与えられる感じが、恐怖をあおってくるよね」、と朝井さん。トマトが大好きで、こんな感じでトマトがあればいいなあって思って・・・とこのテーマを選んだ理由を明るく語る作者に会場からも「えぇっっ!!」とどよめきが起こりました。怖がらせるつもりでないことが逆により怖さを助長させているのかもしれません。

『8月30日に削除されたブログ』
 『はっきり結果が出て、レース中に死ぬ可能性があるスポーツは...と考えてこのテーマ選びにした。そこからそれっぽい名前を考えて...』と語る作者の言葉を聞いて思わず「作家としゃべってるみたいですね!」と驚き感心する朝井さんが印象的でした。またレーサーにいそうな名前、ということでつけられたこの作品の登場人物の名前が絶妙にリアルで事前に作品を読んでいた図書館の職員も朝井さんも思わず「実話なのかな?」と名前を検索してしまったほど。朝井さんによると登場人物の名づけは作家の大変な仕事のひとつで、文章になじまない名前のせいで読書の集中力が途切れてしまうということがままあるそうで、「それっぽさ」がとても大事なのだと力説されました。

『認めない平下』
 全148作品が集まった今回の「ぼくわた」のなかでも異彩を放っていたというのがこの作品。ただただ、「クラスメイトの平下が認めない」ということだけが書かれているのです。「あまたある現象の中でなぜこのテーマ選びなの?」と朝井さんが尋ねると、なんと実際に友人の「平下君が認めない」ということが実際にあり、その時のことを書かれた作品なんだとか。会話文のリアリティも、実話だと思うとうなずけます。

『唐揚げが降った日』
 ドキッとしたり、ぞくっとさせられることの多いショートショート作品の中でもハートフルでほっこりするこの物語が光っていた、と朝井さん。タイトルもいいし、オチもきれいに決まっておもしろくてすてきですよね~と語る朝井さんの言葉に観覧するお客さんも「うんうん」とうなずき、会場がほのぼのとした空気に包まれていました。

『自販機センチメートル』
 「この作者は一文一文にカロリーをそそいで書いていることがよくわかる」、と朝井さん。何気ない会話や恋をする主人公の相手のことを思う時間やその姿が映像として浮かぶような文章表現に、胸が締め付けられるような雰囲気をまとった作品でした。

『ステップ・アップ』
 人間のネガティブな感情に焦点をぐっとあてたこの作品。校舎を舞台に「見下ろす」「見上げる」などの物理的な描写で心情を表現するなど意識してテクニックが使われている様に朝井さんも感心されていました。昨年もこの作者の作品は人間の「いや~な感情がクローズアップされた作品」で選出されています。ぜひ、作品がまとう「最悪な雰囲気」を味わってみてください。

『春の日の信号機』
 「まず、書き出しが素晴らしい」と朝井さん。確かに書き出しを読んだだけでこの人物の性格や普段の暮らしが目に浮かぶのです。物語の最初と最後で周りから見るとわからないけれど心の中には大きな変化が生まれている、ということがままあり、それを表現できるのが小説のいいところだと、朝井さんは語ります。信号機という、『だれもが見たことのある身近なものをきっかけに思考のスイッチが押されるのは「モノを書く目線」をあなたが持っているから。それはあなただけのギフトかもしれない、と言葉を選びながら作者に語りかける姿が印象的でした。

『脱獄』
 朝井さんいわくショートショート、ときいて多くの人がイメージするものにぴったりくる、王道のような作品。途方もない遠いところにある世界を語っているようにみえて実は自分の暮らしや社会の在り方について考えさせられる読後感にドキッとさせられます。星新一さんのような作品を書きたい、書けるかな、という思いで書き始めたそうですが『幸せってなんだろう』、とか人間の本質、というところまで考えさせられる、8作品の締めくくりにふさわしい、ピリッとした緊張感とインパクトのある作品でした。

以上の作品はホームページで全編お読みいただくことができます。また、選考された8作品を含む全148作品が収録された作品集は図書館の蔵書としてどなたでもお読みいただけます。ぜひお楽しみください。

日にち   令和5年12月23日(土)

 時 間   1回目:11001130   
      2回目:133014:00
      3回目:14301500

 場 所   みんなの森 ぎふメディアコスモス 1F かんがえるスタジオ

 対 象   0歳~小学生までの子どもとその保護者(大人のみの参加は不可)

定 員   各回60名(保護者含む)

参加方法   各回15分前から、かんがえるスタジオにて、入場整理券を配布します。


【①編集委員会】

 編集委員として、おすすめの本を紹介した冊子を作成します。「他の人にもぜひ読んでほしい!」という本をひとり2冊紹介することができます。

 ≪ほんまるけ編集委員会(全2回)≫
1回目:令和6114日(日) 午後1時~3時
2回目:令和6128日(日) 午後1時~3時

場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス 1階 協働のへや
対象:中学生・高校生(またはそれに該当する年齢の方)
定員:先着20

 編集委員会への参加申込は12月16日(土)より、申し込みができます。
岐阜市立中央図書館の児童レファレンスカウンターおよび電話で受付します。

【②表紙イラスト】

 「別冊ほんまるけVol.11」を彩るイラストを募集します。
対象:岐阜県内に在住・在学の中学生・高校生(またはそれに該当する年齢の方)
募集期間:令和51216日(土)から令和6218日(日)まで 
応募方法:応募用紙は各館、各図書室で配布しています。各館・各図書室の窓口に提出してください。

※デジタルデータの場合はEメール(jido-chuo@gifu-lib.jp)でも受け付けます。

その他:表紙に採用された方1名には図書カード1000円分、裏表紙に採用された方2名には図書カード500円分を贈呈します。

 〈主な注意事項〉※応募用紙の裏面もあわせてお読みください。

  • イラストはA5程度サイズ(応募用紙の枠内サイズ)、カラーでオリジナル作品を描いてください。
  • デジタルデータの場合はCMYKモード 350dpi以下で作成してください。
  • イラスト内にテーマの文字「Run through!~駆け抜けろ!~」を入れてください。

令和6年4月1日から活動するボランティアを募集します。

■募集人数 若干人

■応募条件 
 18歳以上で、新規ボランティア説明会①②のどちらかに参加できる方

■説明会日時・場所
 ①令和6217日(土)
 ②令和6221日(水)両日午後130分~3
 ぎふメディアコスモス1階 あつまるスタジオ

■募集期間 令和5121日(金)~1224日(日)   

■申 込  
 募集期間内に活動する活動場所に電話()をしてから、窓口にてお申し込みください。
 活動の申し込みは1か所のみ。応募者多数の場合は、抽選となります。
 ※活動内容の説明などの準備をするため、来館日時をお知らせください。

 ※長良図書室・長森図書室は4日(月)、11日(月)、18日(月)が休館
 ※柳津図書室は4日(月)~7日(木)、11日(月)、18日(月)が休館

■募集場所・内容・問い合わせ先

場所

内容


電話番号

開館時間

中央図書館

書架整理・資料修理・
館内案内

058-262-2924
9:00〜20:00

分館

環境美化・おはなし会

058-268-1061
9:00~21:00

長良図書室

書架整理

058-233-8170
9:30〜17:00

長森図書室

書架整理

058-240-2702  

9:30〜17:00

柳津図書室

書架整理・
おはなし会
(水曜日に活動できる人)

058-388-1232  

9:30〜17:00

定員に達したため、募集を終了しました。ご応募ありがとうございました。

日 時:令和6116日(火) ~本の選び方・読み聞かせの方法~
         23日(火) ~絵本を選んでみよう~
         両日とも午前1030分~1130
場 所:ぎふメディアコスモス1階 おどるスタジオ
講 師:東海学院大学短期大学部 杉山 喜美恵教授
対象者:お子さんとその保護者8組 先着順★定員に達したため募集終了
内 容:ご家庭での読み聞かせについて
参加費:無料
申込み:1215日(金)午前9時~
    岐阜市立中央図書館の窓口または電話にて受付

 

上映作品:「心の旅路」
     (1942年 アメリカ 126分) ※字幕・モノクロ
     マーヴィン・ルロイ/監督
     ロナルド・コールマン/出演

旅回りのショーガールであるポーラは、戦場で記憶を失い精神病院から抜け出してきた「スミス」という男と出会う。放っておけず匿うがスミスが起こした問題により、ポーラはショーを辞め2 人で田舎の村に移り住むことに。穏やかに暮らしていたある日、スミスは所用で数日リバプールに赴くことになったが、帰宅の予定の日が過ぎても彼がポーラの元に帰ってくることはなかった。

日時:1222日(金)午後2時~午後410
場所:ぎふメディアコスモス1階 みんなのホール
定員:200
※事前申込不要

岐阜市立図書館だより12月号を発行しました。
岐阜市立図書館の各館・室で配布中ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

岐阜市立図書館だより12月号 ダウンロード用PDFはこちら 児童版 岐阜市立図書館だより12月号 ダウンロード用PDFはこちら
2023.12月おたより一般.jpg サムネ児童版岐阜市立図書館だよりR5-12月号.jpg


12月の新着図書はこちらからご覧いただけます。
ぜひご利用ください。その中から一部をご案内いたします。

【児童】

あーっとかたづけ 絵本
まじょのすいぞくかん 絵本
赤いめんどり 物語(海外)
人間になりたかった犬 物語
きゅうきゅうばこの絵本 解説絵本

 
【一般】

本のタイトル
分類
また読んで欲しくなる読み聞かせ 0 総記
弥生時代ガイドブック 2 歴史
ばね指の悩みを解消する! 4 健康
ぼっちな食卓 4 食生活
女子とお金のリアル 5 家庭経済
日本の豪華列車史 6 鉄道
人間国宝という生き方 7 工芸
CARPE DIEM 9 エッセイ
青春をクビになって 9 小説
忘れながら生きる 群ようこの読書日記 0 読書 (文庫)

※本のタイトルをクリックすると、本の詳細ページをご覧いただけます。

場 所:岐阜市立中央図書館 シビックプライドライブラリー
期 間:2023年11月22日(水)〜12月25日(月)

※以下の時間帯はイベント使用のため、展示をお休みします。 あらかじめご了承ください。

・11月24日(金)16:00~20:00
・11月25日(土)17:00~20:00
・11月29日(水)16:00~20:00
・12月10日(日)正午~18:00
・12月15日(金)17:00~20:00
※追加、変更する可能性があります。

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※昨年7月にオープンした「シビックプライド ライブラリー」は、岐阜の地で楽しく豊かに暮らしていくためのヒントとなる本を集めた特集本棚です。このスペースでは、講演や情報展示、ディスプレイ演出を行うなど、シビックプライドにフォーカスした知的空間への整備を進めています。

問合せ:岐阜市立図書館 事業係 TEL/058-262-2924