岐阜市立図書館では、岐阜市の小学生のみなさんに読書ノート「本のお宝帳」をお配りしています。「本のお宝帳」は、決まった冊数を書きためると称号がもらえるのですが、その最初の称号が、お宝帳を3冊達成したときにもらえる「サブリーダー」。

そのサブリーダーさんたちの集まり「サブリーダーの集い」を、8月11日(木・祝日)に開催しました。
(今回は、平成28年5月末までにサブリーダーになった人へ、「サブリーダーの集い」のお知らせをしました。「自分もサブリーダーなのに、お知らせをもらってない!」と思った人へ。また次の集いをするときにお知らせを送りますので、もうちょっと待っててね。)

今回参加してくれたのは、11人のサブリーダーさん。
お互いに自己紹介をしてカンチョーもまじえてみんなで楽しくおしゃべりしたり、それぞれの小学校の学校図書室について話しました。みんな、さすがサブリーダーの称号を持つだけあって、学校図書室のことをいろいろ知っていて、話も上手です!寝転んで本が読めるスペースがある学校図書室などを紹介してくれて、私たちも興味津々でした。
みんなで交流したあとは、おすすめの本のPOP作り。POPを作ったあとはその本のおすすめポイントなどをみんなの前でも発表してもらいました。作ったPOPは、みんなでエントランスグローブにかざりました。

サブリーダー1 サブリーダー2

エントランスグローブには、サブリーダーさんのPOPだけではなく、いままでにお宝帳を書き終わった人が図書館に提出してくれた、「好きな本の紹介ページ」も展示しています。
みんなの紹介文がたくさん並んで、とても華やかになりました。

サブリーダー3

サブリーダー4 サブリーダー5

この「本のお宝帳」の「好きな本紹介ページ」と「サブリーダーのおすすめ本POP」は、8月29日(月)までかざってありますので、ぜひ中央図書館に見に来てくださいね。

赤:よほほーい。レッド(以下:赤)だよ。暑さと日々のハードワークのため挨拶が投げやりになってしまった赤です。
  皆さん、楽しい夏休みをお過ごしでしょうか?司書にとって夏休み期間中はまさに戦場。特にYA担当を含む
  児童図書係は、よい子たちの対応に追われる毎日です。今回も前回に引き続き夏恋がテーマのため対談相手
  に苦労しました。ナイスガイなブルーは大事な思いでは胸に秘めるタイプだし、ホワイトはフレッシュゆえに俗世
  間に染まってないので経験豊富(大嘘)な赤には相手不足だし...。
白:私はこれからなので、今後に期待(ハァート)
赤:今後がある白さんがうらやましいような、うらやましくないような(恋愛めんどくさいし)ということで赤と白の恋愛
  偏差値がどっこいどっこいの二人でお送りします。
白:これを読んだからって恋愛偏差値は上がりません。
赤:さて、YAエリアは今月が「夏恋応援月間」絶賛開催中のためか、あちらこちらでリア充な方々をお見かけする機
  会が増えてきました。勝手に甘酸っぱい気持ちになってニンマリしています。
白: 夏だから頭がのぼせちゃってんでしょうね。ハァ~。
赤:先日なんかショッキングな事例を目撃してしまいました。
白:ほうほう。なんですか?
赤:なんと図書館内で別れ話をしているカップルが!!...切なすぎる。わざわざココを別れのステージに選ばなくても。
  「別れの思い出は嫌いでも図書館のことは嫌いにならないでください」の心境です。
白:図書館を別れに選ぶなんてなかなかの文系ですね~。ココじゃなくても...。
赤:図書館デートとか憧れる気持ちは分かりますが、二人で勉強してはかどるのでしょうか?勉強は一人でしたほうが
  サクサク進むというもの。
白:お話ははかどりそうですけどね。
赤:直球でいきますが、白さんは夏恋の思い出とかありますか?
白:ふられた思い出なら...。(小声) 花火が鎮火しそうなので言うのはやめときます。
赤:私は高校時代、挨拶程度しか認識してないクラスメイトからなぜだか花火大会に誘われたことがありますよ。
白:おやおや、すみにおけませんね。
赤:財布を忘れた彼にかき氷をご馳走したという微妙な思い出です。もちろん彼とはそれっきりです。(前回のピンクさ
  んの胸キュンエピソードと違いすぎる!!)
白:彼...。赤さんの心の広さに感動しました。
赤:そう、女子力は限りなくゼロに近いのに、男気はあるとYA(中高生)時から友人にほめられてましたからね。夏休み
  期間中はいつにも増してYAが来館しております。席取り合戦も勃発しておりますが、そこはひとつ仲良く譲り合って
  いただきたい。
白:席の取り合いはそこそこにして、狙っている人がいたらそこは相手をだましてゲットしましょう。
赤:だますんですか?そこは、今月のYAオススメ本コーナー「命短し 恋せよ乙女 夏恋応援本」を見て実践に役立て
  てほしいですね(ムリクリまとめました)図書館で素敵な出会いを待つのもよし、勉強に励みライバルたちを出し抜く
  のもよしです。YAに幸あらんことを願うばかりです。次回は白さんのミヤケン白熱トークが炸裂します。

8月2日(火)と8月9日(火)の両日、13時から小学生向け調べもの講座「すすめ!メディコス探検隊!!」を開催しました。
前半、まずはストーリーテリングでウォーミングアップを行ってから、図書館で使われている本の「分類」について学びました。クイズや問いかけに、皆さん積極的に応えてくれました。

メディコス探検隊1 メディコス探検隊2

後半は、OPAC(蔵書検索機)から出すレシートの見方を説明。そして、地図を持って館内の探検に出発です。それぞれ学年ごとに難易度の違うレシートを1人につき3枚配り、そのレシートと同じ本を持って来てもらいます。最初は迷っていた子もヒントを出せば、その本のある場所にたどり着くことができました。説明をよく聞いていてくれた証です。中学年・高学年の子には一般書も探しに行ってもらったのですが、多くの子どもたちが本を探し当てることができました。

メディコス探検隊3レシートを3枚終わらせた子には、レファレンス形式で「○○についての本」というお題を出し、本を探してもらいました。(レファレンスとは利用者がどんな本や情報を探しているか聞きとり、それがどこにあるかを調べて提供する図書館のサービスです)
「イギリスの人が書いた物語」「野菜の育て方について書かれている本」「落語に関する本」など少し難しいお題でしたが、これもまた多くの子どもたちが、学んだことを活かしてお題に当てはまる本を持ってきてくれました。

「○○についての本」が読みたい。
  ↓
「図書館の分類のどこに入っているか」分かる。

実際に棚に行って本を探すことができる。

このプロセスができれば、もう立派な「図書館の達人」です。

最後に、メディコス探検隊の「認定書」と「認定シール」をお渡しして講座を終えました。2時間という短い時間でしたが、皆さんに楽しみながら図書館の使い方を学んでいただけたと思います。この講座が夏休みのいい思い出になると共に、今後の彼らの図書館利用に少しでも役立てばと思います。

メディコス探検隊4

8月7日(日)、岐阜市立図書館の第一期の子ども司書10人が富山市図書館本館(TOYAMAキラリ)を訪問しました。
岐阜市と富山市は平成19年12月に交流協定を結んでいることもあり、両図書館の交流を兼ねての訪問です。
岐阜市立中央図書館は昨年7月18日開館、今回訪れた富山市図書館本館は昨年8月22日開館と、どちらも開館して1年ほどの新しい図書館です。富山の図書館がどんな特徴を持っているのか、岐阜市立図書館とどう違うのか、どこが似ているのかを調査しに行きます。そして、調査するだけでなく子ども司書がやっているラジオや壁新聞でその報告をすることが最終の目的です。

集合したときはみんな少し遠足気分でしたが、向こうの司書さんを困らせるほどの質問をしようと館長からも気合を入れられ、どんなことを調べるかバスの中でじっくり考えながら向かいました。

富山市立図書館に到着すると清水図書館長をはじめ職員の方々に歓迎していただきました。休憩後、さっそく館内を案内していただきます。岐阜市立中央図書館はワンフロアに児童エリアも一般エリアも郷土のコーナーもありますが、富山市立図書館本館はジャンルによって階が分かれています。また、ガラス美術館がすぐ横に併設されていたりという面白い特徴もあります。富山市の職員さんの説明にみんな一生懸命メモを取っていました。

富山ツアー1一通り案内してもらったあとは司書さんへの質問タイムです。「この図書館のどういうところが好きですか」「利用者さんにどのように使ってほしいですか」「この図書館で心がけていることはありますか」「設計の工夫を教えてください」「どうして複合施設にしたんですか」「お休みの日でも(プライベートでも)この図書館に来ますか」などたくさんの質問が出て、向こうの職員さんがひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。「富山市立図書館のいいところを10個教えてください」という質問には向こうの司書さんもたじたじでした。

富山ツアー3次に、富山市立図書館のイベント、ナレッジフォレストに参加します。おすすめ本とコメントを葉っぱ型の紙に書いて、図書館の吹き抜けからつるされたオブジェに結ぶイベントです。自分のものを飾った後も他の人のものを見て、自分が知っている本や読んでみたい本を見つけたりと楽しんでいました。

富山ツアー2

最後に館内で利用者さんにインタビューしました。自分から声をかけて、「今日は何をしに来ましたか」「この図書館で好きな場所はどこですか」などの質問をします。みんなは岐阜市立図書館でも利用者さんにインタビューをしたりしているので、声をかけるのも慣れてきた様子です。積極的に話しかけていました。

富山ツアー4予定していた行程を終えて、そろそろ帰ろうかという時間になっても、何人もの子ども司書が富山市の司書さんに追加の質問をしていました。みんなの本気度が向こうの司書さんにも伝わったのではないでしょうか。あっという間の3時間の滞在を終え、記念写真を撮って富山市立図書館を後にしました。

みんなに少しだけ感想を聞いてみたところ、「ビルという限られた空間で、吹き抜けや鏡などを使ってゆったりと見せているのを感じた」「ガラス美術館が併設されているので、美術館が目的の人も図書館にふらっと寄ることができて、たくさんの人が本に触れ合えると思った」などの感想が出ました。

最初にお伝えしたとおり、今回富山市図書館を見て感じたことを、みんなの森ぎふメディアコスモスで収録する「てにておラジオ」で、子ども司書自らの言葉で伝えてもらいます。
公開収録なので、来館された方はぜひのぞいてみてください。収録したものはFMわっちでも放送されますので、そちらもぜひ聞いていただきたいと思います。
また、壁新聞も作成して館内に掲示する予定です。そちらもお楽しみに!

<ラジオについて>
収録日:8月28日 午後2時29分~ (場所 みんなの森ぎふメディアコスモス 1階)
FMわっち放送日:9月 8日(木)午後 2時29分~
              10日(土)午前11時29分~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日 時:平成28年9月17日(土)
     午後2時~午後3時30分

会 場:ハートフルスクエアーG 2階 中研修室
     (岐阜市橋本町1-10-23 JR岐阜駅東高架下)

定 員:先着50人(要申し込み)

参加費:無料

講 師:若松 伸哉氏(愛知県立大学 准教授)

申込み:8月16日(火)午前9時から、岐阜市立図書館 分館の窓口・電話・メールにて受け付け開始
     定員に達したため、募集は終了しました。

問合せ:岐阜市立図書館 分館
     岐阜市橋本町1-10-23 電話058-268-1061

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

また、岐阜市立図書館・分館では太宰治に関する展示も行います。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
期 間:9月1日(木)~10月2日(日)
内 容:太宰治に関する展示および資料の紹介
場 所:岐阜市立図書館・分館 東出入口付近

糸と布を使って、私たちと一緒に簡単でかわいい小物を作りましょう。
豊かな生活に繋がるアイデアみつかります。        

日 時:平成28年8月27日(土) 午前10時30分~午後4時
           9月11日(日) 午前10時30分~午後4時

場 所:岐阜市立図書館 分館(ハートフルスクエアーG 1階)

講 師:岐阜女子大学 生活科学専攻 ECO+ものづくりプロジェクト

受講料:無料(ただし材料費代として100円別途負担)

申込み:不要

問い合わせ:岐阜市立図書館 分館 ファッションライブラリー
        岐阜市橋本町1-10-23 JR岐阜駅東高架下 ハートフルスクエアーG1階
        TEL.(058)268-1061

夏だよ!青春だよ!

  • 2016年8月14日

桃:みなさん!どうも!こんにちは!ピンク(以下:桃)です!毎日毎日あつーい日が続いてますが、夏バテとかして
  ないですか?大丈夫ですか?みなさんご存知かと思いますが、YAに大人気のグリーンさんが半年ほど、修行の
  旅に出ていかれているので、その間のピンチヒッターとして、半年間だけYAメンバーとして任命されました!YA
  ブログを書くのとても苦手なので、今回はYAのリーダーレッド(以下:赤)先輩にサポートしていただきながらお送
  りしていきたいと思います!レッド先輩よろしくお願いします!
赤:こちらこそよろしくねー。私、かわいい子には甘いので、ピンクさんはいるだけでOK!なのです!
桃:ありがたきお言葉!ピンクなんて居たっけ?って思ってるそこの君!実はピンク、YA担当でした(過去形ですが)。
  ブログをさかのぼると、過去2回ほど登場しています。そう、顔より性格重視派(嘘です)のピンクです!期間限定
  で戻ってきました。
赤:感謝感謝です!
桃:YAは今、夏恋応援月間ということなので、今回は恋愛トークにしていきたいと思います。
赤:恋愛偏差値が低い赤と、高いピンクで話かみ合うかなぁ。
桃:なに言ってるんですか!レッド先輩の方がはるかに上です!大丈夫ですよ!!
赤:ピンクさんは、顔より性格重視派って聞きましたが、本当なんですか!?(疑い)
桃:顔よりというか、性格が大事ですよね。それでいてイケメンだったら素晴らしいのですが、世の中そんなに甘くあ
  りません。そういうパーフェクトな方もたくさんいると思うのですが、、、
赤:ですよね!長く付き合うなら性格が良くて、優しいのが一番です。
桃:中高生のころは、性格より外見だった気がしますが。あの頃は若かったですね!
  私も年をとったのでしょうか。でも、木下優樹菜もブスの安心感ハンパない!って言ってました!笑
赤:美人は3日で飽きるっていうしねぇ。ピンクさんは、中高生の時の青春の思い出とかあるんですか?
桃:私は高2の夏に、長良川の花火を一緒に見に行きました。初めて手を繋いだんですが、
  あの時の感覚は今でも思い出すとドキドキします。彼の性格はあまりよろしくありませんでしたが、青春させてく
  れてありがとうって感じです!
赤:ピンクさんのキラキラした青春の1ページが垣間見えました!(想像するだけでキュン死しそうだぁー)
桃:中高生のみなさん!青春は今しかできませんよ!!
  勉強も大切ですが、ぜひぜひ恋も頑張ってください。好きな子がいるだけで、何でも頑張れますよ!ピンクは何
  も手につかなくなる派でしたが、、、
  それでは、今回はこの辺りで締めたいと思います。レッド先輩サポートありがとうございました!
  次回は今回もご登場いただきましたレッド先輩です!乞うご期待!!

7月25日、27日、29日、8月1日の4日間、子ども司書養成講座を開催しました。
司書の仕事を知るだけでなく、子どもたちが本を読むことを通して思ったり考えたりしたことを、みなさんの住む地域で、おうちで、通っている学校で、自由に、楽しく他の人に伝えていってくれる「子ども司書」を育てるための講座です。

講師は昨年に引き続き東海学院大教授アンドリュー・デュアーさんと吉成図書館長です。図書館の仕組みや司書の仕事を学ぶため、図書館の分類の仕方や選書、本の修理の仕方、読み聞かせの仕方などを学びます。分類や読み聞かせは実践も行いました。読み聞かせは自分が誰かに読み聞かせすることは初めてで、色々と考えながら読むのは難しかったそうです。分類の授業も難しかったそうですが、図書館の中心的な仕事ができてうれしいと言ってくれた子もいました。

また、おすすめ本の紹介をするブックトークやPOP作り、絵本作りなど、自分が好きなものや自分の思いを発信してもらう授業もありました。
ブックトークは好きな本、思い入れのある本はあっても、実際それを紹介しようとすると照れがあったりして、上手く言葉が出てこない子がいるようでした。でも見ていると本当に本が好きな気持ちが伝わってきました。
絵本作りは思ったよりもみなさん取り掛かりが早く、自分の中にある世界や物語をイメージ豊かに形にしてくれました。巻末に登場人物の紹介(しかも仕掛け絵本のように登場人物が飛び出してくるもの)を入れたり、折り紙でちぎり絵にしたりと、それぞれ工夫して作ってくれました。中には物語としてもとても完成度が高く、私たちもびっくりしてしまうような作品もありました。

最終日の4日目になると、昨年もそうだったのですが、子どもたちの中から生まれてきた意欲ややりたい気持ちがあふれ出してきます。早川教育長のワンポイントアドバイスにもみんな目を輝かせて聞いていました。全16講座のうち14講座以上を受講した子に「子ども司書認定証書」と「子ども司書認定カード」を渡し、20名の子ども司書第二期生が誕生しました。
みんなにこれからやりたいことを聞いたところ、「カウンターに入って貸出をしたい」「利用者さんを相手に本当にレファレンス(調べもの)をしたい」「1日中本の修理をしたい」などの意見が出ました。一期生と同様にラジオ作りや、みなさんがやりたいと言っていた読み聞かせなどやる気まんまん。館長からのこれからの活動についての説明にも積極的にやりたいアイデアが次々に浮かんでいるようでした。
また手紙を出すから待っていてね、と約束して、集合写真を撮って終わりました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

子ども司書1講師のアンドリュー・デュアーさんです。

子ども司書2まず館長と館内を探検しました。

子ども司書3絵本の読み聞かせの授業です。

子ども司書4POPを作っています。

子ども司書5手作り絵本立ち読み中。

子ども司書5認定式です。 子ども司書7早川教育長からも激励していただきました。

--------------------
日 時:平成28年8月25日(木) 午後7時~午後8時30分

テーマ:岐阜から生まれたジャポニスム
     -岐阜の伝統工芸・前編 美濃和紙と岐阜提灯の今昔-

出 演:家田学氏(家田紙工株式会社)×浅野有誠氏(株式会社浅野商店)

・・・・・・・講師 プロフィール・・・・・・・・・・・
○家田学氏(家田紙工業株式会社)
創業120年の家田紙工の3代目。家田紙工は美濃和紙を使った提灯用和紙の加工販売や絵付けを得意とし、伝統と最新技術を融合させた和紙印刷を行っている。
 
○浅野有誠氏(株式会社浅野商店)
創業以来90年以上にわたり伝統的工芸品である岐阜提灯を製造。「ちょうちん」にこだわり、伝統技術にこだわる一方で、現代のライフスタイルにマッチした新しい「提灯のかたち」を提案している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   
場 所:みんなの森 ぎふメディアコスモス 2階 金華山テラス

定 員:50名(先着順)

受講料:無料

申込み:中央図書館総合カウンター、電話またはおとなの夜学専用ページにてお申込みください。

問合せ:岐阜市立中央図書館(司町40番地5)
      ℡ 058-262-2924


--------------------

 7月24日(日)13時30分から「ぎふメディアコスモス かんがえるスタジオ」で、50名の参加者を集めて、「著者に会いたい ~高畠純さん編~」を開催しました。
 最初の時間は、吉成カンチョーが聞き手となって、高畠さんのことをいろいろ聞き出すコーナーです。

高畠さん1
 カンチョーからいきなり、高畠さんと参加者に、「あなたは、海派ですか?山・川派ですか?」尋ねたところ、答えは見事に2つに分かれました。ちなみに、高畠さんは、「小さい頃は山派だったけど、大学生の頃から海派かな...。トロピカルが好きになった。」と何とも素敵な回答でした。次は、「犬派ですか?猫派ですか?」と聞いたところ、参加者は犬派と答えた人が少し多く、高畠さんも「小さい頃から犬を飼っているから犬派!」でした。さらに、「ケーキ派ですか?和菓子派ですか?」と聞いたところ、高畠さんは、「コーヒーが好きだから、しいて言うならケーキ派かな」と。次は、「おいしいのを最初に食べるか、最後に食べるか?」と聞いたところ、高畠さんは、「最後までは取っておかないけど、最初には食べないな~」と。続いて、「夏休みの宿題は最初にやるか、最後にやるか」に対しては、高畠さんは、「いつも最初にやる意気込みはあるんだけど、結局は最後になる...。8月31日になると8月20日まで時間が戻ってくれないかなと思っていた。お盆のUターンラッシュのニュースを見ると夏休みが終わりに近づき嫌だった。」言われ、イベントの最初から高畠さんの人柄が感じ取れました。カンチョーからの質問コーナーは終わり、次は、カンチョーと小さい頃に遊んだ思い出を語ってもらいました。
「昔は、空き地や神社で木を登ったり、どろじゅん(ドロボーと巡査)、ビー玉、缶蹴りなどをして遊んでいた。落とし穴を作るのも好きで、作っては誰かを誘って落ちるように仕向けていたな~。昔の忘れられない思い出はいっぱいあるね。あと、付録のついた本が1ヶ月に1回届くのも楽しみでうれしかった」などと、カンチョーが幼少期の高畠少年の話をいっぱい聞き出してくれました。絵本作家になったきっかけの質問には、「高校2年生の時に、名古屋の本屋で、世界の絵本展がやっていて、何も知らずに入ったところ、絵が好きだという感情が湧いてきて、こういう仕事がいいなと憧れた。ただ、なれるとは思っていなかったし、どうしたら絵本作家になれるかもわからない単純な気持ちだった。それからは、何度も絵本展に通うようになった。」とお話をしていただいたところで、二人のトークは時間になったため終了し、お絵かき講座に移りました。


 お絵かき講座の冒頭、高畠さんは、動物が好きで学生時代に東山動物園でアルバイトをしていたと教えていただきました。だから、動物に詳しいんだ~と少し納得しました。
その後は、参加の子どもたちに、動物と言って思いつく名前を聞きました。子どもたちからは、「ペンギン、フラミンゴ、ペリカン、パンダ、こうもり・・・」と、動物の名前をいっぱい出してもらいました。大人の方には、動物しりとりをしてもらいました。「うし」から始まり、「しまうま→まんとひひ→ひつじ・・・」と続き、どんどん続いていき、続いた数なんと26個。最後は「リスざる」で終わりました。
しりとりの後は、お絵かきワンポイントレッスンです。雲、花、犬、ニワトリ、象、シマウマ、タツノオトシゴ、フラミンゴと8つの動物の絵の描き方や特徴などを簡単におもしろく教えていただきました。さすがは絵本作家!すいすいと動物の絵を簡単に描く高畠さんに参加者みんなが驚きました。

高畠さん2 高畠さん3

高畠さん4
そして、最後にスクリーンを使って、高畠先生の自著の読み聞かせをしていただきました。
・だじゃれどうぶつえん
・だじゃれオリンピック
・なぞなぞはじまるよ
3冊を読んでいただきました。
参加者は、だじゃれに笑ったり、なぞなぞを考えたりと、とっても楽しい読み聞かせで、まだまだ読んでほしかったのですが、残念ながら終了時間を迎えてしまいました。
最初から最後まで、高畠純さんの温厚でとっても素敵な人柄を感じることができたイベントでした。

高畠さん5